2022年04月24日

中断

4年目となったこの『ブログ?』

しばらくお休みすることになると思います。

いつ再開できるか・・・

一寸先は闇。だれにもどうなるかなんてわからない。しかし、じっさいになってみないとわからないことだらけ。そんなことを身に沁みて痛感する毎日。

うしろを振り返るな、まえを見よう。

変えられない過去と不透明な未来に縛られないように。

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『Butoh?』photo by bozzo
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2022年04月23日

惨劇のはじまり

1945年4月23日

沖縄、伊江島の大城安信さんは親せき、家族とともに壕に避難していた。

壕の中にいると、上陸してきたアメリカ兵の外に出てくるように呼びかける声が聞こえてきた。

けれども「捕虜になればみんな殺される」と聞かされていた壕の中のひとたちは、なかなか出て行くことができなかった。真ん中に立っていた男性が「一緒に死のう」と皆んなに呼びかけ、壕の中の人々はゆっくりと集まった。

直後、男性が爆弾を爆発させ、22人が命を落とした。

母親が抱いてかばってくれた大城さんは、爆発で崩れた岩に首まで埋まったが一命を取り留め、助け出された。

4月25日。

県立第三中学校4年生だった津嘉山朝彦さんは、宮崎から来ていた特攻隊長を沖縄本島北部の国頭村にあった日本軍の無線通信基地へと案内していた。

隊長は、特攻隊の戦況を軍へ報告するために宮崎から沖縄に来ていた。

案内役の津嘉山さんが隊長のあとにつづいて坂を登っていたとき、前方約20メートルの坂の上に米兵が銃を構えて立っているのが見えた。

隊長がとっさに坂を下ろうとした途端、米兵のなげた手榴弾が爆発、津嘉山さんは岩陰に隠れた。銃弾の途切れる合間をぬって山林を駆け抜けて無我夢中で逃げた。

隊長は津嘉山さんをかばって撃たれたようだった。

背中と右足に手榴弾の破片が食い込み血まみれになってうごけなくなっていたところを、津嘉山さんは同じ集落のひとに助けられた。

6月6日。

富名腰朝輝さんは家族、親せき10人あまりで南城市玉城の自宅近くの壕に避難していた。

ある日、日本軍の兵士に出て行くよう命じられ、1ヶ月間あちこちを逃げさまよったあと糸満市真栄平あたりで岩陰に隠れていた。

父親と叔父は今後の避難場所を話し合い、富名腰さんは少し離れたところで、いとことふたりで壕を掘っていた。

30分後、耳をつんざくような大きな音と爆風があがった。

駆けつけた富名腰さんは息をのんだ。岩陰にいた家族、親せきの大半が即死状態で、芋を洗っていた姉も亡くなっていた。

母親に抱かれていた2歳の弟はまだうごいていたが、富名腰さんが抱き上げるとしばらくけいれんしたあと、息を引き取った。

重傷を負った父親も数日後に亡くなった。

6月19日。

アメリカ軍の攻撃で逃げまどう避難民たちのなかに國吉昇さんはいた。

この時、すでに海、空、そして陸上から攻撃を受けて、避難民たちは袋のねずみとなり、逃げ場がなくなって大混乱となっていた。

付近一帯の道路のうえは爆撃によって負傷者や死体でいっぱいとなり、道の脇では腹を大けがした男性が「もう逃げ場がない!」と叫んでいた。

國吉さんは「阿鼻叫喚とはこんなものか」と感じたという。

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『模写による構図』

参照・引用:NHK戦争証言アーカイブス『沖縄戦の絵』NHK 沖縄放送局
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2022年04月22日

延期・・・

デュ社淡路島興行第4弾『舞踏?虎ノ穴』2022年5月20日〜22日

森下スタジオにて稽古を繰り返して、だんだんとおもしろくなってこれでいける。

そう確信しチラシの折込もはじまっていた矢先・・・

助成金、スケジュール、向雲太郎の個人的理由・・・諸般の事情により、非常に残念ですが公演は延期となりました。

すでにご予約頂いていたお客さま、またチラシを手に取り予約をしようとして頂いていたお客さま、たいへんに申し訳ありません。

あらためて公演実現を目指します。

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本日は『ブログ?』4周年だった。
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2022年04月21日

カットアウト

じぶんのせいであたりまえの生活や平穏がとつぜん暗転になることもある。

こころの底から反省しても後悔しても、もうおそい。

そんなことを55歳の誕生日まえに痛感する。

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2022年04月20日

名作が16年ぶりによみがえる

『舞踏?虎ノ穴』の稽古をはじめる。

虎ノ穴は2006年につくったひさしぶりに師匠、麿赤兒に褒められた作品。

壺中の旅のように手放しという感じではなかったが、おもしろがってくれていて嬉しかったのをおぼえている。

今回はあれから16年、状況もまったくちがうしメンツもけっこうちがう。まずはチラシの時点で初演にこだわっているじぶんに気づき、いかんいかん、あたらしい気分でいこう。

チラシ入稿のまえに湯山と話して入場料を2000円にするか2500円にするか迷っていると話したら「2000円で来ないやつは2500円でも来ませんよ。」といっていてなるほど。

そのほかにも作品について話したら湯山にはかれの作品への思いがあるようで話せてよかった。それとともにだんだん稽古日数が少ないことに不安を感じてくる。「あの群舞がその日数で大丈夫なんですか。」とか突っ込まれて、うー。

稽古をそのまま観せているような作品なので自信はあるが、たしかに作品づくりの醍醐味は稽古にあったりする。

急遽、東京で練習することにしてスケジュールをすりあわせる。みんな人気者なので予定はすでに埋まっている。なんとか5日だけ森下スタジオを確保、奇跡のように空いていて、よかった。

音楽担当の築山建一郎にも稽古につきあってくれるように依頼する。

そうして稽古初日、スタジオにはいっていた新宅一平と予定のはなしをしていたら「あれ、その日って稽古ありましたっけ?」となって、むむ。まちがって連絡していてあらら。まったく向いてないやつがやろうとしているからしかたない。

まあ、なるようになるでしょう。最初の20分の群舞は映像をわたして完コピしてきてもらえば話しははやい。

つぎの一行のシーンはHaruが出れなくなったのであたらしくつくるぞ。

そうして湯山、雲太郎とつづいてエンディング。

大丈夫、おもしろくなる。

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初演のメモ。
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2022年04月19日

いのちをまもる交通社会に

2019年4月19日、午後2時ごろ。

千葉県の会社で働いていた松永拓也さんの携帯電話に着信があった。

それは見知らぬ番号だった。不審に思いながら電話にでると相手は警察だと名乗った。

「落ち着いて聞いてください・・・奥さんと娘さんが事故にあいました。」相手は、いま喋っていることが大したことではないとでもいうように冷静だった。

妻の真菜さん(当時31歳)と娘の莉子ちゃん(当時3歳)とは、昼休みにテレビ電話で話したばかりだった。ふたりは自宅から池袋の公園へと遊びにいっていた。

真菜さんのそばを離れようとせず、母親にじゃれつく莉子ちゃんの愛らしい姿が目に焼き付いていた。

「命はあるんですか、生きてるんですか!」松永さんは必死でたずねたが電話の相手は「危ない状態です。とにかく来てください。」と詳しいことをいわず、ただ繰り返すばかりだった。

ただならぬ雰囲気を心配した上司につきそわれて会社を出て駅で電車を待つ。電車に飛び乗りスマホをひらくとネットニュースの見出しが目に飛び込んできた。

“池袋にて車が暴走。12人が重軽傷”  “親子とみられる女性と女児が心肺停止”

ひざがガクガクとふるえて背筋に汗が吹き出てきた。立っていられずにその場に座り込んでしまった。

「嘘だろう・・・いやいやそんなわけはない、ひと違いだ。」

スマホを閉じると、なんどもなんども首を振りながら目をかたくつぶって祈りつづけた。「どうか無事であってくれ・・・」

病院へいくとふたりとも亡くなったと告げられた。

即死であったという。夢ではなかった。その場に崩れ落ちると号泣した。

落ち着いてから松永さんは、妻と娘が安置されている病院の一室へと向かった。そしてベッドの上に寝かされているふたりと対面した。

傷だらけの真菜さんと、顔に布をかぶせられた莉子ちゃんが横になっていた。莉子ちゃんの顔にかぶせられた布を取ろうとすると「見ないほうがいいです。」と看護師に止められた・・・

真菜さんと出会ったのは2013年の6月、沖縄。一目惚れだった。

2016年1月11日、莉子ちゃんが誕生。幸せな生活のなかでの突然の暗転だった。

事故のあと1ヶ月ほど休職した松永さんはどうしていいかわからずに、気がついたら事故現場近くの公園のベンチに何時間も座っていた。「死んだほうがましだ。」

生きる目的を失ったのだ、ふたりはすべてだった、いつも3人だった。

この先なにをして生きていけばいいのか、この先なにをすべきなのだろう、どうやって生きていけばいいのだろうか。

事故を起こした運転手を憎み恨み、考えは堂々巡りをつづけた。

「しかし憎しみは被告を思うことに時間をつかっている。そんなことよりふたりへの愛と感謝で、こころを満たしたい。」との考えに至ったという。

松永さんは2020年4月16日に実名を公表し、ふたりの死をむだにはしたくないとの思いから「誰にもこんな思いをさせたくない。」と事故防止のための活動をつづけておられます。

今日で事故から3年、合掌。

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松永さんは写真と動画も公開されている。事故の半年ほど前に撮影された写真。「みんながいつもの自然な笑顔で、いちばん好きな写真。」

参照・引用:2020年3月15日 毎日新聞『ストーリー』取材:山本有紀 / 2020年4月16日 朝日新聞デジタル
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2022年04月18日

にんげんファーストだろ

痛ましい大津の事故からもうすぐ3年、池袋暴走事故からも3年・・・

東京では人間よりも車が最優先です。

「車を運転しているときに横断歩道を渡ろうとしているひとがいますが、停車するべきか・・・」交通ルールでは「停車する」が正解。

しかし東京にいて横断歩道で車が止まるなんて、まずありえない。たまに止まってくれたりしたら挨拶してから、珍しいので「どんなかただろう」と顔が見たくなる。

これは地域によって違うようで、長野県では横断歩道にひとがいたら止まるのが常識で停車する運転手はなんと、68.6%。100年かけておこなっている教育の賜物だそうです。子どもの頃からそういう教育をしている。

いっぽう東京で停車する運転手は6%・・・1割以下。

子どもたちに「車の往来がなくなるのを待ってから横断歩道を渡りましょう」と東京では教える。そんな教育を受けていたら大人になって車を運転するときに、ひとがいたら向こうが止まるべきと思うのは当たりまえ。

大人たちがつくり出してしまった車優先の考えかた。

1990年代に車社会化が一気に進んだ。

郊外にアメリカ型の巨大モールができ、みんなが車でそこへ大挙して行くようになり地元の商店街は閉店が相次ぎとうとうシャッター街になってしまった。

歩いて買い物に行ける店はなくなり、高齢化社会になったいまはそのつけが回ってきている。淡路島の洲本も都志もおなじ状態。

車優先は高度経済成長時代だったからこそ、低成長で人口が減少しているいまは違ってきていて速く早くと先を急いだ時代は終わりを告げて、人間を優先する時代が幕を開けている。

車優先の社会を見直す大きな転換期にきているのです。

車が入り込めない人間優先区域をつくる。そこではみんなが安心して買い物や散歩を楽しめる。人間優先の社会とはひとが安心して歩くことができる社会。

子どもは人類の未来、流通のスピードよりも掛けがえがない最優先で守るべきいのち。

子どもが手をあげて命懸けで横断歩道を渡らなければならない。

そんな社会であってはならないのです。

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『模写2021.4.18』

参照:2020年2月11日 朝日新聞 2020年2月12日 毎日新聞
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2022年04月17日

新聞の情報と立ち読みの情報と噂と公平な意見とじぶんの体験

まもなくロシア軍が大規模攻撃をはじめる模様だって、怖ろしい。

プーチンは相変わらず強気で引く気はまったくなくてロシア国内での支持率は83%・・・

フランスの大統領選をプーチンは注視しているとの話しも立ち読み。

現職のマクロン候補と決選投票になった、極右のルペン氏が親ロシア派。もしもルペン氏が大統領になったらヨーロッパの勢力地図が書き変わるかもしれないのです。

プーチンのうしろに黒幕がいるとのうわさもある。この戦争でとんでもなく儲けている奴が影で蠢いている・・・

日本のメディアは完全にアメリカ側にたった報道だが、ネットでは公平な観点からみた意見も目にする。

いままでアメリカが正義の名のもとにおこなってきたさまざまな主権国家への侵略行為も、ロシアとまったくおなじひどいおこない。しかし勝てば官軍、世界の警察を自認する覇者、アメリカの侵略はつねに善として報じられてきた。

プーチン大統領は本当のことを言っているのに、まるで魔女狩りのようになっているという意見もあった。

ロシアのいうことはすべて嘘だという決めつけ。

親ロシア派「ドネツク人民共和国」で3月14日、クラスター爆弾搭載のウクライナのミサイルが爆発し、民間人20人が死亡、28人が負傷とロイター通信が報道。

「国連安保理でロシア側からウクライナの生物兵器研究所について問題提起がされたが完全封殺。なぜ検証しないのか。嘘ならばロシアの信用は完全失墜するのに、その機会すら与えないのか」との意見も読む。

国連というものが第二次世界大戦時の連合国軍と同義であるということや、枢軸国としてじぶんたちとおなじ資本主義国家以外を敵視していることも指摘される。

EUは国を超えて助け合おうという考えを資本主義の最先端で実践したもの。

こころみだから一進一退を繰り返すのはあたりまえとして、やはり、そこへいってその考え方を体験してみると「いいなあ。」と思わざるをえない。

じぶんの国だけではなくヨーロッパをひとつの集合体と考えて助け合おうとする。

他の国とか自分たちとは違う考えとか差別することが紛争の根っこにある。

そして、犠牲になるのはいつも国民。

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『モスクワの空にピカッとかく』
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2022年04月16日

都民から再考もとめる声、次々

4月15日の東京新聞が社説で"神宮外苑再開発”について触れていた。

開発される一帯は自然景観の保護を義務づけた『風致地区』

風致地区とはなにかというと「都市の自然のありさまを保存し維持するために自然の美しさをそこなう行為などを規制している地域」だって、へえ。

そんな場所なのになぜ開発しようとするのか・・・

東京都は建物の高さを15メートルまでにするなど開発を規制してきたが、東京オリンピックスタジアムの建て替えのために規制を緩和した。

規制がゆるんだままの状態に便乗して開発を進めてしまおうという魂胆か。

兵庫県明石市では今月、県立公園内の大規模伐採に市が待ったをかけて一時中止が決まった。環境保全は日本国の重要テーマ、開発優先の考えかたは世界的にみても時代遅れもいいところ。地方では空き家や空きビルが山積みだというのに。

とか思っていたら本日の東京新聞の1面は、その記事。

どうやら神宮の鎮守の森を破壊することに都民が反対の声をあげはじめたようです。

都がひらいた"都民の意見を聴く会”では「自然と歴史、美しい景観を残すべきだ」と計画中止をもとめる声が相次いだそうです。

「先見の明がある先人が100年後に森になるようにと作ってくれた自然は現在の財産。美しい景観という財産を残すように努力をすることが懸命な街づくりではないでしょうか。」と近くに住む女性は訴える。

伐採される樹々のなかには樹齢100年をこえるという大木もふくまれている。辻褄あわせのように「また植えるからいいでしょう。」というのでは説得力がない。

開発業者は植え替えるなどの努力をすると説明するが、では伐採の場所を教えてくれと聞くとむずかしいのでまだ言えないという。

200メートルのビルを2つ作る計画だとかで大半はオフィスが入るだって。

テレワークとか知事が騒いでオフィスがどんどん閉鎖されて自社ビルも売られたりするようないまの流れに反しすぎている計画なのです。

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建築家、田根剛による新国立競技場案「古墳というピラミッドのような鎮魂の場を作ることが、21世紀の世界に対するメッセージになるのではないか」image courtesy of DGT.

参照・引用:2022年4月15日、16日 東京新聞
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2022年04月15日

移動の回想、そんたくますくはしない

今回の移動はぷらっとこだま。

切符の発行がとても限定的でいろいろ融通がきかなかったり、車内はガラガラなのにじぶんのとなりにだけひとが座るなんていう不思議なことがおこるチケットなので3割引き。

新幹線のなかでは何度もマスクをしろと放送される。しかし体調が良くて咳も出てなくて喋るわけでもないのに、なんでマスクなんかせなあかんねん。

まったく納得がいかない、不服です。

万が一、まんがいちいうてリスクゼロを目指しているからこんなことになってしまった。いまだにどこで何人うつったとか誰がかかったとか新聞に載せている。

なにを言ってるんですか、亡くなるかたもいるんですよ。

その亡くなったひとの死因がコロナと関係なくても検査して陽性ならコロナ死とカウントされる異常。

いっぽうでワクチンを接種したあとに亡くなっても死因は無関係という異常も相変わらず。

田舎のかたでも「はやく2類から5類にしてくれればいいんですが。」というぐらいに状況は変わってきてるとみんなわかってるのに、現状がまったく変わらないのは変えるちからをもつ誰かがそれで得をしてるから。

ほんのひと握りの人間の利益のために多くのひとたちが不利益をこうむるのは世の常か。

ワクチン追加で1兆円なんて聞くとほんとにもういい加減にしてくれと怒髪天。と無力ないち舞踏家ごときがなにをいうてもあかんか・・・いや、与党は支持率のことしか頭にないので声を上げ続けるのが大切とか。

忖度マスクか・・・メガネさえ曇らんかったらなあ。あと臭くなければなあ。あと息苦しくなくて、あと顔の表情が見えて格好よければ・・・

とか考えてたら咳が出そうになってあわててトイレへ。いまはマスクどうこうよりも咳をすることがはばかられる。

トイレから出たら富士山がみえてくる。

残念ながら工場の煙でかすんでいた。

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photo by 静岡県観光協会
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2022年04月14日

奇跡の人類2022

今日は娘の誕生日。

18歳になりました。

あと2年で一緒にお酒が飲めるのか・・・あっという間です。

生まれたのは夜中、じぶんは病院で出産に立ち会いました。

立ち会ったけれど、この世に出てくる瞬間は反対側にいて見ることができなかった。少し残念だが回り込むのは、はばかられるような切迫した雰囲気があった。

産まれ出てきて持ち上げられたのは、紫色の物体だった。

産道を無呼吸で通ってくるので酸欠状態なのです。子宮にいるときは、胎盤から直接に心臓と脳に酸素が送られているとか。肺はまだ使っていなくて、水がひたひたに染み込んだスポンジみたいな状態。

陣痛のストレスで赤ん坊は肺呼吸の準備に入り、狭い産道を通ることで肺から水分が出ていく。

そうして産まれたらのこった水を吐き出して息を吸う。その瞬間、紫色だった顔が一気に真っ赤になる。これは実際に見たが劇的だった。

2004年4月14日1時28分。

「おみゃーおみゃー」と子猫みたいな鳴き声をあげて無事に誕生。

下の階で待つ、義理のお父さんとお母さんに報告にいったのを覚えている。なんだかふわふわとして足が地についていないような不思議な感じだった。

妻から聞いたところによると、産まれてすぐ3時間おきに母乳を与えてたとか。

助産婦さんが赤ん坊を連れてくるのだけど「そんなすぐ母乳なんか出るか?」と思ってたら乳が張りだして、かちかちになってめっちゃ痛くなったとか。

人間のからだってのは、ほんとうに不思議。

だいたい人類の何億年もかけておこなった進化を、胎児は十月十日でやってしまう。これまた不思議です。

さらに着床に至るまでも凄まじいドラマがある。

人類がひととして生まれてくる確率はほぼ奇跡、400兆分の1とか年末ジャンボで1等に当たるよりも200億倍難しいとかいろいろ言われている。

箱の中に壊れた時計をいれて振ったらもとに戻っている確率・・・

この世に生まれたというだけでたいへんなことなのです。そして何もしなくても、そのままで既にとんでもない作品。

舞踏ではそういいます。

そんな奇跡に遭遇した日なのでした。

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こんな時ですが、いやこんな時だからこそできる限りでお祝いをしよう。と、まさか今年もおなじような状況とは・・・
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2022年04月13日

自然、移動、伐採

庭の木々は冬のあいだに葉をおとす。

名のあるものないものすべてのあらゆる草たちは、いちど枯れはててリセットされる。

2月、水仙の芽が出はじめ雑草も気のはやいものは顔をあらわす。3月、水仙はいっせいに花を咲かせ椿も花を咲かせる。雑草はだんだんと勢いをまし桜のつぼみもふくらみはじめる。

4月になると自然の混沌とした生存競争は本格化していく・・・

そんなみどりゆたかな庭がある淡路島から移動、稽古のために東京へとまいります。帰宅は4月末の予定、庭がどうなっているかたのしみ。

「いってきます。」

朝日にきらきらひかる播磨灘を見ながらサンセットラインをバスでひた走り、明石大橋を渡ったら灰色の都会へ。

乗り換えた電車のなかで新聞を読む。あいかわらず殺しあいはつづいている。そうしてウクライナへの欧米の兵器供与がとまらない。

これはベトナム戦争やイラク戦争とおなじように泥沼化するかもしれない。ベトナムもイラクも東西の戦争という構図はおなじだが、侵攻していたのが欧米側だったからこんなにも非難はされなかった。

愛みち子さんの『私の視点』では明治神宮の鎮守の杜で東京五輪の新国立競技場建設のために大正以来の樹々が1500本以上伐採されたと書いてあって「なに?」

さらに商業ビル建設のために約1000本も伐採する計画とか。保護運動がひろがってユネスコが見直しをもとめたが、都の審議会で承認された。

樹々の伐採は、ほかのところでもすすんでいて品川区は区民公園の約7000本を伐採、北区では富士塚古墳をご神木ごと破壊。

大阪市は大阪城公園の約1200本と街路樹約9000本を伐採。兵庫県尼崎市は公園の木と街路樹を計1600本、明石市でも明石公園の1672本を伐採した・・・

いずれも慣れ親しんだ多くの市民に知らせることなく行政が計画。

日本には国民の税金で維持管理している『国民の木』をまもる法律がないことが原因だとか。

一部の人間の利益のために、生きてる樹々をこれ以上殺して街を灰色にすると地獄に落ちるぞ。

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玄関のぼけの花も満開。

参照:2022年4月12日 朝日新聞
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2022年04月12日

The anniversary of Tetsumori Yuyama's death

4月12日は湯山大一郎のお父さま、湯山哲守さんの命日。

じぶんは、自宅にて人間らしい最期を送ることができるか?

お母さまからいただいた手紙を読み、お父さんの最期のときのことをいろいろと知って考えさせられた。

京大の学者であった哲守さんは、もともと専門としていた物理学のことはもちろん、あと3つのことを生涯かけて追いかけて研究をされていた。根っからの研究者だったのだな。

病魔におかされてからは、持ちまえの楽観性と科学的な視点にささえられながら、明るさとユーモアとやさしさがある闘病生活を送られたそうです。

お母さまはそんな旦那さまを「根っからの明るいひと」と思っていたが、最期の日々をともに過ごされてじつは苦痛や不安はけっして誰にも見せず、ひとりで引き受けていると気づいた。

それはお父さまのプライドであり、まわりのひとへの思いやりでもあった。

急激に病状の悪化した12月8日の直後から、一番上のお姉さんが「お父さんの最期を、仕事の片手間に看取りたくない。」と介護休暇をとって献身的にお世話をしてくれたとか。

4月9日に「いよいよ僕もご臨終です。」と笑顔でみずからを診断。じぶんでそんなことがわかるものなのか・・・ひとというのは不思議です。

4月12日の午後、パリから帰国された二番目のお姉さんの「お父さん、ただいま!」という声にうなずき、ホッとした表情をうかべると同時に呼吸が荒くなった・・・

誕生日だったお姉さんのためにみんなでハッピバースデーを歌う。こんにゃく座のひとたちもよく病室で歌ったりしているけれど「歌っていいなあ。」と思うのです。

3時間後、長男の大一郎に背中をささえられて起き上がり、眼鏡をかけ、眼を大きく見開き、無言で、ひとりひとりの顔をゆっくりとみつめ、そうして息を引き取られたそうです。

享年75歳。

お母さまが数日後、ベッドの下から遺書を発見。その最後にお父さまから、子どもたちへ向けたことばがあった。

「良き友人を作ること、そしてそのひとを尊敬すること。次の格言をかみしめてほしく思います。」

『艱難は共にできるが、冨貴は共にできぬ』

合掌

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お父さまとお母さまが出会われた京大まえの銘菓『ときわ木』
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2022年04月11日

消えていくかたちある戦争の記憶

戦争遺跡が全国各地で老朽化を迎えて存亡の危機に瀕している。

広島市に4棟残る被曝建物『旧陸軍被服支廠』についても広島県は2棟を解体する方針。

県が実施したパブリックコメントでは、6割のひとが反対しているがいまだに撤回されない。長崎の爆心地にあった浦上天主堂は「人類の責務において我等はこの被害のあとを詳細に記録せねばならぬのだ」などの反対の声を無視して取り壊されてしまった。

天主堂の保存に前向きであった当時の長崎市長がアメリカへと渡って帰って来たら、保存に否定的な態度へと一変していた。

キリスト教国、アメリカは自分たちが落とした核兵器でキリスト教会が全壊したという証拠を是が非でも残したくなかったというのが通説。

広島の原爆ドームは、核兵器の恐ろしさを観るひとに無言で、しかし迫力をもって物語ってくる。

21年間という長く激しい存廃議論の末、1966年に保存が決まったが、もしも取り壊されていたら広島で一番のあの平和のシンボルは、二度と観ることが出来なかったのです。

ポーランドのアウシュビッツ絶滅収容所はそのまま完全な姿で残されている。

広島でいえばいまは平和公園になっているあの空間がまるごと当時の姿で残されているようなもので、圧倒的な迫力でいまを生きる我々を迎え入れる。

そして、紛れもない歴史の真実を重く伝えてくる。

広島は清潔で美しい原爆資料館の中に、記憶を閉じ込めてしまった。

凄惨な写真や悲惨な遺品の数々が語りかけてくるけれど、資料館から一歩外へと出ると平和な公園の雰囲気によって一瞬でいま見た“ものこと、事実”が消え去ってしまう。

それでも強烈な蝋人形の記憶は人々のこころに残っていたりしたけれど、その蝋人形はグロテスクすぎるとの理由で現在は撤去されてしまった。

実際はあんなどころではなかったはずなのに・・・

真実の戦争の惨禍を伝えようとしているのに、見るひとの気持ちを忖度していったい真実など伝えられるものなのか?

戦後77年を迎えて戦争を知るかたたちが次々と亡くなられている。

そうして戦後生まれの元首相が信じられない発言をくりかえしているいま。

子どもたちへ平和な未来を残すためにも、戦争のかたちある記憶としてなんとか保存していきたいものです。

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核兵器の凄まじい威力を伝えるいまはなき浦上天主堂・・・なぜ取り壊してしまったのだろう・・・残念。Photo by Wikipedia.

参照:2020年2月3日 毎日新聞『社説』
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2022年04月10日

共有すべきは核兵器のない世界

核兵器による抑止のちからを訴えるひとは「核でバランスをとれば戦争はおきない」と言ってきた。

だがそれが幻想だと今回のロシアによるウクライナへの侵攻ではっきりした。

なのに安倍元首相が言い出した核共有。「核共有の議論から逃げるな」と文藝春秋でも挑発している。

ヒロシマとナガサキで亡くなった莫大なひとたちのいのちの犠牲を踏みにじる、まちがっても口にしてはいけないこと。

そのあまりに軽率な発言に自民党と日本維新の会の議員がなんと追随、アメリカの核兵器の共有について本気で議論をしようとしているようです。

いっぽう当事者のアメリカは日本との核共有には否定的。ジェームズ・ショフ元アメリカ国防省アジア政策上級顧問は、アメリカが提供している核の傘は強力と説明。

アメリカ本土からの核兵器使用と日本国内に配備した核兵器使用に大差はなく、アジア地域の政治反応や核兵器の管理などの問題を克服するのは難しく核共有に見合う価値はないと冷ややか。

しかし「核兵器の使用」ということばを聞くと抑止のためではなく使うことを前提としているとあらためて実感。

議論さえ封じるのかと攻撃する者たちは核兵器の共有をしたい人間。議論になどなりようがなくて、いつものように数とちからで押し切るつもりでしょう。

ありえないけれど万が一、核共有が選択されたとしていったいどこに配備するつもりなのか?沖縄に配備するつもりなのか?そんなことは許されるはずもないのにどういうつもりなのか?

配備したいならばじぶんの家にどうぞだ。このやろめ。

過疎に苦しむ北海道の町をお金でつって核のごみ捨て場にするのとおなじこともたくらみそう。

世界122カ国が賛成し核兵器禁止条約が採択され発効と努力をつづけているのに、その努力を無視するような無神経すぎる発言。

人道に反する非道な大量殺戮核兵器を使われた国が、使う側にまわろうなんて考えられない発想なのです。

どれだけ筆舌を尽くそうが、核兵器は絶対悪。その前提を忘れてはならない。

原爆犠牲者の遺族として断固として抗議するのです。

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アメリカの核兵器の犠牲になった母親の死体のそばに呆然と立ちつくす龍智江子さん。撮影:山端庸介 This image comes from the Google.

参照:2022年3月21日 朝日新聞 | 3月23日 毎日新聞
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2022年04月09日

Happy birthday Shyaka & Yuyama

4月8日は仏教の日。

なぜ仏教の日なのかというとパイオニア、釈迦の誕生日だからです。

お釈迦さまは、いまから約2600年前にルンビニー、現在のネパールで生まれた。

1896年に考古学者のフューラーが、アショーカ王が建てた石柱を発見。その碑文には『ここが釈迦生誕の地である』と記されていた。

生まれてすぐに東西南北に7歩ずつ歩いて、右手で天を、左手で大地を指さして「天上天下唯我独尊」と言ったとか。

なぜ7歩かというと6道すなわち地獄界、餓鬼界、畜生界、修羅界、人間界、天上界、この6つの地獄からさらに1歩踏み出すということだそうです。

人間に生まれた目的は、この6道から出て真のしあわせになることにある。

天上天下唯我独尊は「おれが一番だぜ」ということではなく“我”というのは、わたしたちということで「ただわたしたち人間にのみ成し得る、たったひとつの尊い目的がある」との教え。

わたしたちのいのちに差別はなく、皆、平等に尊い。

もともと釈迦族の王子さまだったその子どもは、成人して29歳で出家。さまざまな修行をし6年後、煩悩を断ち切り覚醒し悟りをえてブッダになった。

それから45年の長きにわたってインド中を歩き回って、人々に教えを説いてまわる。

最後はクシナガラの沙羅双樹の樹の下で涅槃のポーズにて入滅。享年80歳。

死因は毒キノコ、マジックマッシュルームを食べたことと伝わるから、最後は素敵な幻覚を見ながら亡くなったのかな。

その後、インドでは仏教はヒンズー教に吸収されたが、中国に伝わり日本へと渡った。さまざまな分派が進んでいろんな宗派があらわれたけれど、つまるところの教義はやはり釈迦の教え。

真言宗徒であるじぶんは毎日、真言を唱えています。真言には仏の誓願がのべられている。

世界平和や人々の健康を願いつつ祈ります。

「願わくはこの功徳をもってあまねくいっさいに及ぼし、われらと衆生とみなともに仏道を成せん。」

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そうして4月9日はデュ社副代表、湯山大一郎の誕生日。「おめでとう」
追記ー願いごとをするのは神社でお寺は願いごとではなく感謝をするところ。先日、京都へいった娘から教わった。
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2022年04月07日

殺しあいがつづく、けれど対岸の火事のメモ

戦争を国際紛争の解決手段としてつかってはならない。

「戦争はね、まったく地獄だよ。いったいいつになったら終わるんだろうなあ。いったいいつになったら平和に暮らせるのだろうなあ」マービンゲイの歌より。

戦争の報道のあとに春の訪れを告げるニュースがながれる。プロ野球がはじまり球場は満員になる。テレビのなかはいつだって対岸の火事。日本はずーっと対岸の火事。

芸術にたずさわるものは社会的、政治的な問題に関する意見を作品で直接語るのではなく、別の物語りや表現に変換し間接話法で伝えるのが好ましい。と新聞で読んでなるほど。

そのほうがより深くつたわりひとのこころをうごかす。

わたしの屍体に手を触れるな おまえたちの手は 「死」に触れることができない わたしの屍体は 群衆のなかにまじえて 雨にうたせよ 田村隆一

「いのちを助けることが最優先です。国境になんの意味があるというのでしょうか。」緒方貞子

ちからを抜くことのたいせつさ、しかし手は抜かない、気も抜かない。

「なるようになる。心配するな。」一休禅師

『むらづくり入門』

シリコンバレーはひとに役立つ製品の開発をよそおいながら人間を消費される『製品』にかえてきた。グーグルやフェイスブックはたんなる広告会社である。

ひとびとはそのサービスを無料だと勘違いしているが、企業側は入力される個人データを消費し莫大な利益を得ている。

戦いや権力へのモチベーションなど所詮、我欲でしかない。

軍事とかいうとなんだか政治的で許される感じだが、要するに暴力。許されないことが大前提だということをけっして忘れてはいけないのです。しかし座して死ぬわけにはいかないので自衛のために最期まで闘う。

じぶんは非暴力の仏教徒だが、日本の仏教は自衛のための武力はみとめている。

ただし自衛の範疇から逸脱してはならない。

「戦争は血の流れる政治。外交は血の流れない戦争。」塩野 七生

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おとこのからだみたいなにんじん

参照・引用:2022年3月26日、27日 毎日新聞
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2022年04月06日

もっとミサイルをもっと兵器を、もっともっと

政府が実施した有識者ヒアリングで、敵基地攻撃保有をもとめる意見が大勢をしめたことが判明。

政府は敵基地攻撃能力保有の根拠として年末の閣議決定へ作業を本格化させる方針。

しかし有識者といっても外交、防衛分野の高官OBが数人あつまって話しただけで、結論ありきとの批判は必至。議論の検証を可能とする議事録も公表されていないそうです。

出席者からは専守防衛にとらわれる必要はないとの発言や、敵基地攻撃能力ということばは先制攻撃の印象をあたえるとして名前を変更するべきとの提案もあったとか。

いままでも何度もやっていた名前を変えてわかりにくくして通してしまおうという魂胆。

このまま能力保有が明記されれば日米の役割分担や専守防衛が揺らぎかねず、戦後の安保政策の大転換となる。そんな大切な決定を非公開でしかも身内だけの結論ありきでやってしまうなんてなにを考えているのだろう。

安倍晋三元首相は講演で「攻撃対象を基地に限定する必要はない。中枢も含むべきだ。」と述べたらしい。中枢って軍事基地ではなく首都攻撃を意味するのか。

いまロシアがやっていることとおなじことをわが国もできるようにしようというのか。

いまも殺しあいはつづいていて民間人が大量に犠牲になったとメディアは騒いでいる。しかしいつでも民間人が巻き込まれて多数亡くなるのが戦争というもの。だからこそ絶対にそうならないようにと世界中で軍縮や平和活動の努力がつづけられている。

なのに軍備を増強して過剰で攻撃的な武力を準備するのは、誰のためか?

アメリカには「戦争は不況時の公共事業」という戦争の本質をつくひどいことばがあるとか。戦争の勝者が軍需産業であっていいはずがないが、いま軍需産業の株は高騰して空前の利益を上げている・・・

尊い人間のいのちの犠牲で利益をあげるなんてことをしてると地獄に落ちまっせ。

と、無力な舞踏家ごときがこの『ブログ?』でなにを言ったところで権力者たちの欲望は変えられないか。

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襖絵部分に加筆。

参照:2022年4月4日、5日、6日 神戸新聞
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2022年04月05日

せんそうのあしおと2022

1945年4月、アメリカ軍が沖縄へ上陸。

沖縄戦のはじまりです。

沖縄県内の高校教諭らが、県内の高校2年生を対象に5年ごとにアンケートをおこなっている。

2020年、沖縄戦を学ぶことについて「とても大切」と答えたのが68%で「大切」の27.5%とあわせると、95.5%をしめて過去最高となった。

いっぽうで「家族や親族で沖縄戦について話してくれるひとはいますか?」との問いに2010年が40.5%だったのに対して、30.3%に減っていた。いないと答えたひとは、52.2%にのぼった。

目をおおうようなむごたらしい惨劇を極めた戦争の体験を、語ってくれる身近なひとが急激に少なくなっている実態が明らかになっている・・・

「沖縄人は皆、スパイだ。」

大城勇一さんは11歳だった、75年前に日本兵から吐き捨てるように言われたことばが忘れられないという。

「捕虜にいくときはうしろから手榴弾を投げて殺してやるから覚えておれ。」日本兵はつづけてそう言った。

狭い島で軍人と民間人が入り混じっておこなわれた沖縄戦では、多くの住民がスパイの疑いをかけられて犠牲者も多数でた。方言によってことばが通じにくいということも、原因としてあったようです。

那覇市天久の壕でのこと。

大城政英さんが、壕の入り口のひとつを開けると「誰だ!」と中から日本兵の声がした。

「避難民です。」と言うと「何、避難民か。うごいたら撃つぞ。」とおどされ、出てきた日本兵たちが大城さんを上半身裸にして電話線でうしろ手に縛った。

日本兵は「貴様、スパイだな。」と繰りかえすばかりで「ちがう。」と何度言っても信じてもらえなかった。

どうにもできずにいると、3日前に別の壕で話しをした日本兵がいて「このひとのことは私が保証する。」と口添えしてくれて、ようやく解放された。

その直後、同じようにスパイの疑いをかけられた沖縄の青年が、日本兵に連れられ壕から出ていった。10メートルも行かないうちに銃声がし、振り向くと青年は撃たれて倒れ、死んでいたという。

「前も後ろも敵だったが、途中からは日本兵の方が怖かった。戦争になったら人間が人間じゃなくなる。」

そう大城さんは語るのでした。

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『The Rising Sun Flag and Skulls 2021』

参照・引用:2020年6月23日 毎日新聞 | NHK戦争証言アーカイブス『沖縄戦の絵』「スパイ容疑をかけられた私」NHK 沖縄放送局
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2022年04月04日

すべては経済効果のため

成人年齢が18歳に引き下げられたとか。

それによって18歳から投票権があたえられる。

投票年齢がさがれば、お年寄りたちの支持する自民党は不利なはず。

なのになぜそんなことをするのかと疑問に思っていたら、なんと引き下げによって生まれた新成人、200万人を消費者に仕立て上げることが目的だと知る。お金目当ての成人年齢の引き下げだった。

うちの娘もこの4月で18歳、たしかに大人の仲間入りしてもいいと思えるぐらいにじぶんの考えをしっかりともっている。しかし経済的に成熟しているかとかんがえると首をひねるしかない。

18歳だと経済的に自立しているひとは数少ないでしょう。親の庇護をまだ受けているのに成人だと言われても自覚もうまれようがない。

親の承諾なしでクレジットカードが契約できるなんてだめに決まっている。しかもいままであった親の同意なしで結んだ契約をあとから解消できる『未成年取り消しの権利』も失うのだとか。

弱者を食いものにする考え方はカジノで儲けようとしているIRと似ている。

いろんなアプリやゲームの課金地獄に陥ろうがギャンブル地獄にはまろうが知ったこっちゃない。「大人やねんから自己責任やで、金やかね、ええからなんとかしてカネ持ってこい。」

明治時代以来140年以上問題がなかった定義の大転換・・・

いっぽうで世界中が注目する女性の社会的地位はあいかわらず転換されない。

世界が女性の進出にちからを入れる理由はそれこそ経済効果が200万人どころではないから。なんと言っても人口の半分は女性なのです。その女性たちを活躍させないなんて経済的な損失は莫大。

先進国がなぜ多様なじぶんとちがう価値観やバックグラウンドをもつ人材の社会進出を急ぐかというと、そうしないと根本的な経済効果を得られないから。

ビジネスの戦略として女性をはじめとした多様な人間を経営に入れないと時流についていけないから。

ビジネスのスピードはどんどん速くなっている。ビジネスモデルを根底から変えないと経済競争についていけなくなっている。

短絡的に消費者を増やせばいいという考え方では先は見えているのです。

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庭になんだかわからない紫色の花が咲いたので仏前へお供え。

参照:2022年4月1日 神戸新聞、4月2日 朝日新聞『フロントランナー』
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