2018年07月01日

海印の馬

1995年2月17日
大駱駝艦天賦典式『海印の馬』新宿スペースゼロ公演開始。

海印の馬というのはその昔、豊玉陸橋そばにあった大駱駝艦の本拠地、豊玉伽藍という真っ赤な5階建てのビルのなかの劇場で育てられた作品で。

12ヶ月間で12公演やるという、とんでもないシリーズ企画のオムニバスでして名シーンだけを集めて再構成して一本の作品にしたという怪物で。

オープニングからエンディングまで、一分の隙もないコンセプトアルバムのような作品。

「“うみじるし”というのはなかなかないからなあ」と大鯨艦・艦長の宮内さんが言っていたけれど、わたくしは“海馬”と関係しているのだと睨んでいます。

人類の壮大なる共時的記憶のものがたり。

一年中、24時間つかえる劇場があるというのはとんでもないことです。

ただそれだけに地点の三浦君も言っていたけれど、幾らでも稽古ができるという言い訳ができない状況でもあるのも確かでたいへんなことでもあります。

やることがないから稽古をする。そして踊りが生まれる。

当時、妊娠中だった大先輩・古川あんずさんのために安産祈願という群舞を男共が稽古場兼劇場にて夜な夜な酒を飲みつつ創ったとか。

そんな由緒ある名作が初舞台という幸福なわたくしです。

obake.jpg
その頃やっていた、お化け屋敷のチケット。
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 16:46| ブログ?