2018年08月10日

2018年8月10日

「何故いまヒロシマなのか?フクシマのことがあったから?憲法が改正されそうだから?北朝鮮が核開発をしているから?イランが実戦核兵器使用をしそうだから?

色々な問いにYesと答えます。 いまそこにある危機。そして人間がある限り最もやってはいけないことのひとつがこのことであると思います。

人間がおなじ人間の上に太陽ふたつ分の熱をつくり一瞬で焼き殺す。その後の全てを焼き尽くす大火災で人を焼き殺す。

その上、放射線による被曝によって細胞レベルで人間を破壊してじわじわと殺し、わずかに生き残った人々から生まれた子供も・・・ここまで徹底して人を殺す為の兵器を誰がこの世に生み出したのか?

その出発点ともいうべき数式を導きだした天才は、平和主義者で博愛主義者であったかもしれない。その兵器をヒロシマに落としたパイロットは、熱心なクリスチャンで飛行機には母の名前を付けていた。

これは俯瞰すれば誰が悪いとか誰に責任があるとかいう単純なことではなくて、科学というものを生み出してしまった人間の、人が生きる限りの原罪、存在の矛盾にまで行き着くのだと思います。

終末時計というものがあるそうです。アインシュタン等が提唱して作られたもので核兵器保有とその実用の危機にあわせてうごいていて、いまその時計は人類滅亡の時間、夜12時の2分前で止まっているそうです。(2018年1月26日現在)

原爆被害者の子孫として、一人のものを創る人間として、この世にいま生きる人間として、このこととは無縁ではいられないのだと思います。

たとえそれが微力で無力だとしても 手をかえ 品をかえ 切り口をかえ アプローチの仕方をかえながら 一生取り組んで行くのだと思っています。」

2018年8月10日 下北沢にて
木谷 研治 Kenji Kidani
芸名:向 雲太郎 Kumotaro Mukai

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デュ社旗揚げ公演『ふたつの太陽』最終日挨拶。 @吉祥寺シアター photo by bozzo
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posted by Mukai Kumotaro at 07:36| 日記