2018年10月17日

きずな?

『絆』という言葉が何故か好きではありません。なんだか人間の偽善性みたいなものが見え隠れするからかな。

たぶん2011.3/11からなのか、頻繁に見かけるようになったのは。人と人とのつながりを大切にしたい。それを応援したい。その心は素敵でとっても良いと思います。

けれどそれを一言でいいあらわしてまるでスローガンのように掲げる安易さが嫌らしい。これいいでしょ。みたいな押し付けも嫌味ったらしい。

まわりにあんな言葉を軽々しく口にする人は一人もいないので良かった。自分が口にすることを想像しただけでもゾッとする。

そんなおり、新聞で高校生がおばあちゃんの呟きを投稿しているのを見かけた。

おばあちゃん曰く、「もともと絆という言葉は、牛を木に繋いで逃げられなくすることを言いあらわした漢字。そんなものをありがたがって拝むように使うなんて変な時代だなあ。」と。

それを人間に使ってしまった人がいたんだな。そしてイイじゃんいいじゃんと真似をする人が出てきて。漢字だけが独り歩きしていく。

言葉というのは呪文だから気をつけて使わないと、間違いが起こってしまいます。

1人の安易なもの言いが、世界を変えてしまうことになるのかもしれません。それだけに新聞やテレビなどという巨大メディアに従事する人々は、責任を自覚しつつ気をつけなくてはならないのだと思います。

それは誰かの気持ちや感情に忖度するようなものではなくて、もっと大きな人類の未来のことを見据えたような気の使い方でなくてはならないのだと思います。

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こんなイメージか?Illutration by Kumotaro Mukai.
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 20:00| ブログ?