2018年12月18日

続き

えー、今日とうとうおかんとLINEをはじめた舞踏家、向雲太郎・51歳です。さて昨日の続き。

串ものは二本なので、野菜盛り合わせにした方がいいということでそれを頼みます。6種類で一本づつ。「全部食べられますかね。」とマスターに聞いたら「ペロリです。」と言われる。

もつ煮込みがきたので食べたら酸味が聞いてる。腐ってるのか?一瞬疑いが頭をよぎるがそういう味付けだと納得。だけど酸味は余計だな。と思ったり。野菜盛りもきてビールと一緒に頂いてちょうど食べ終わったら開場時間。清算して店をでる。

すでに開場で入場が開始されている。階段を降りていくと「ん、前にいるのは若か。」

すぐ前に兄弟子・若林淳がいました。さらに階段を降りていよいよ壺中天へと入ります。ドアマンの阿目虎南からチラシを受け取ります。お気に入りの入ってすぐの席が空いているので座ります。あっ、ちなみに阿目虎南も麿さんの命名です。

とっ、顔を上げると今回の振付・演出の若羽幸平がいるではありませんか。なんと座長自ら客入れをやっているのです。

壺中天での稽古場発表会は大駱駝艦のメンバーが座長を務め演出・振付・美術などほとんどのことを責任を負って行います。作品創りに必死になって最終日は、疲れ切ってて客入れ中は楽屋で暗く三角座りしてたりするのですが。

幸平が話しかけてきたので「余裕だな。」と返すと「余裕ッス。」とかえってきて。今日は村松卓矢を筆頭に兄弟子たちが仕事でいないらしくそれで余裕なのだとか。そういうことなのか?と訝しく思いながら折り込みに目を落として。

そんな客入れをしている小田直哉と幸平の姿を見ていると、一緒に立ち上げた大道芸のグループ『ゴールデンズ』での活動のことが蘇ってきます。結局俺は、独立したのでゴールデンズは幸平と直哉が引き継いでいまでもずーっと頑張ってやっています。

以前にも記しましたが、大道芸というのは守られた劇場という空間とはまったく違い、楽屋なんてものもないので最初に場所についたときから客に姿が丸見えで用意もすべて一挙手一投足見られている環境です。

そして、一瞬でも面白くなかったらお客さんは「ぷいっ。」といなくなってしまいます。わかりにくいことや難しいことをやっても一瞬で「ぷいっ。」といなくなってしまいます。

だからと言って客に媚びるのではなく、ヒット&アウェイというかうまーく引きつけて引き込んで自分たちの好きなこともしながら、時には脅して畳み掛けて最終的には感動まで持っていく。そして財布の紐を緩ませる芸です。ほんとうに厳しい世界なのです。

とか思いながら、お客さんとリラックスしてやりとりしている二人の姿を見ていると「あー、いままでやってきたゴールデンズの活動が見事に結実しているのだなあ。と深く納得して感慨深いものがあるのでした。

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ゴールデンズ@上野公園 photo by Junichi Matsuda
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 23:59| ブログ?