2019年02月11日

岩手

オペラシアターこんにゃく座の『遠野物語』を拝見しました。

差し入れは、今回はイチゴにしました。しかし人数が多いので一人一個。

こんにゃく座は大所帯、本公演だと総勢で50人ぐらいになるのかな。

さて、遠野物語。岩手県の遠野地方に伝わるお話を集めたものです。柳田国男は集めただけなのか。恥ずかしながらよく知りません。俺はどちらかというと折口信夫派です。

オープニングから幻想的で少しこわい。とっても舞踏的な世界です。そして、いまの現代に必要な物語なのだと観ながら思いました。

目に見えることしか信じることのできない人々がほとんどの、いまだからこそ必要な物語。

この世を明るく明るくと照らして闇を隠そうとしたけれど、その世の中を照らすためのシステムが壊れてしまっています。

光あるところに闇がある。という当たり前のことがわからなくなっている人間。光が生ならば、闇は死。

その死を見ないようにしてきたツケが、人類に回ってきているのだとも、思います。いびつな生を謳歌する、本能の壊れてしまっておごりきっている人類。

訳のわからないものを受け容れて、目に見えないものを許容することの大切さは、いまさらここに記すようなことでもないですが。

折口信夫は、麿さんも題材としてつかっていますが民俗学は、とても舞踏とは親和性があるのです。

作品的には、死者と生者が同じ空間にいあわせる井上ひさしさんのいうところの”舞台の機知”が不思議で面白かったです。

そして北野雄一郎がとってもいいお芝居をやっていて感動。それを受けて島田大翼もいいお芝居を見せる。こんにゃく座の未来を担う男性歌役者の二人。

そう、こんにゃく座は歌役者というぐらいで結構お芝居をします。歌はもちろん踊りも皆さん上手です。

今回はお芝居多めの作品なので、主役に抜擢なのか。とってもいい役をもらっててびっくり。

そんで、その期待にしっかりと応えていました。雄ちゃん、よかったなあ。

しかし、先日の宝塚といい昨日のこんにゃく座といい、舞台を観ていると客席で観るより舞台の上に立ちたい。

とか思いますが、俺もあと一週間で本番です。宝塚やこんにゃく座と違って、こちらは、一年に数度の舞台です。

ワンステージの重さは、同じだろうけれど。

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公演の度ごとにつくられる豪華で読み応えじゅうぶんなパンフレット『おぺら小屋』。
posted by Mukai Kumotaro at 18:21| 日記