先日、映画を観終わったあとに名店『新宿うな鐡』で飲んでて戌井君と、とっても嬉しい約束をしました。
連載している某雑誌のインタビューの次回が、大竹伸朗さんでなんと宇和島へいくのです。羨ましい。日にちを聞いたら淡路島にいます。
あれいけるかも。伝えると「では、新井さんに言っときますよ。」
「やった。」
伸朗さんの『既にそこにあるもの』は、若いときに永く枕頭の書でした。創作でなにか困ったことがあると夜、寝る前に開いていました。そうだ、サインをしてもらおう。
もう呼ばれなくても絶対にいくのです。オレンジフェリーを予約しました。ちなみにうちの女房は伸朗さんの高校の後輩です。会ったら伝えよう。
アトリエの中を隅から隅まで、うろうろしたい。超一流の創作現場を、この全身に感じるチャンス。細部までじっくりと観察するのだ。
そのあと、高知の大友透に会って旧交をあたためてこよう。せっかくなのでベネッセアートサイト直島も寄ってきます。
芸のためです。これも仕事のようなものか。
インタビューは、その次が黒田征太郎さんだって。黒田さんといえば若い頃の武勇伝。
しかし、クリエイティブ系で喧嘩の伝説なら安藤忠雄さんにかなうものなどいません。いるか、映画監督のあのひと。名前がでてこない。全共闘の。とか、中上健次さんとか。崔洋一さんとか。
麿さんの親友だった荒戸源次郎さんも、凄まじく喧嘩が強かった。らしい。
そういえば喧嘩といえばクマさんです。とにかく強かった。らしい。
俺の聞いたのは、みんな伝説ですが。
あっ、大事な人を忘れていました。
師匠の麿赤兒です。
知っている中では、最強だと思います。何度も麿さんの喧嘩の現場には居合わせてますが、毎回こわくて泣きそうになります。The 修羅場です。
しかし麿さん自身は暴力反対です。普段はとっても穏やかな好々爺です。しかしひとたび怒らせたら包丁騒ぎです。それこそパトカー三台なんかですみません。
麿さんの逸話は、長くなるのでまた今度。
”音楽一筋”Tシャツ デザイン:大竹伸朗 モデル:坂本龍一