2019年04月09日

お祭り続き

さて都志、お祭りの続きです。

興奮冷めやらぬ感じで「よかったなあ。」と家に帰ったら、しばらくして唄声と太鼓の音が聞こえてきました。

見にいってみると、一軒の家の前でだんじりがまだ練り唄っていた。


ここ木谷家のある“ほんむら地区”のだんじりだとかで、何かお祝い事があったのか。それとも名残を惜しんでいたのか。

けっこう若い人が多くてちょっと安心。ひとしきり唄ったらのんびりゆっくりと帰っていって終了。

その後も、玄関の明かりを点けっぱなしにしたりしてお祭り気分を引きずります。

そうしたら辺りが暗くなった八時ぐらいに、また唄声と太鼓の音が聞こえて来たので急いで駆けつけた。

こんどは男達が20人ぐらい円になって、さっきの家の前で唄をうたっています。

暗がりの中をよーく見てみると、一人の男の子が大人に肩車をされていた。

唄を一人ずつ唄いながら肩車を代わっていく。たぶん今日だんじりの中で太鼓を叩いていた子を称えていたのだな。陰の功労者。

見ていて「あー、あの子は都志を出ていかない。」という気がした。出て行っても必ず戻ってくる。

今日一日酔っ払いのおじさんたちに、ながながと付き合わされて。

臭いしうるさいし暑いし、しんどいし他の子は遊んでるのに「なんで僕だけ?」と思ってただろうけど。

あれだけの大勢の大人たちに祝福されて称えられてサービスをされたら、成功体験となって彼の人格形成に多大な影響を与えるだろうと思った。

暗闇の中、円になって唄をうたい手を叩く男達と肩車を次々としてもらってる男の子の姿は幻想的で素敵だった。

そこで生まれ育ちそこに根差して生きてきて、これからも死ぬまで生きていくという気概と誇りと不思議な安心感を感じた。

そんな気張りすぎず朗々と唄い上げる楽しそうな男たちの姿を見ていると、根無し草のいままでの自分の人生を振り返ってしまいます。

自分が持っていないコミュニティーの強いつながりを感じて「いいなあ。」と心の底から思って感動しました。

来年はなんとか、仲間に入れてもらってだんじりを曳き回したい。そう心に誓ったのでした。

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立派なだんじり。むかしは、もっと台数があって賑やかだったとか。過疎化に伴い燃やしたりして捨ててしまったとか。燃やすとき皆んな泣いただろうな。
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 05:39| ブログ?