2019年04月18日

しかたない?

先日、朝日新聞で虎屋社長・黒川光博さんのインタビュー記事を読みました。

いろいろと興味深い話が沢山ありました。

新社屋を時代に先鞭をつけるように低層にした話しも興味深かった。

その新しい店舗では、車椅子の方が商品を並べる台の下まで入れるように数センチまでこだわったのだそうです。

そこで黒川さんが“障がい者”という書きかたをされていて「なるほど」と思いました。

障害ではなくて障がい。害と書かない。もしかして最近はそう書くのか。これからは、じぶんも記しかたを準じたいと思います。

世界はどんどん更新されていっている。そしてどんどん良くなっている。これは事実なのだそうです。

人類には“ネガティブ本能”というのがあって「世界はどんどん悪くなっているのだ」と思いたい。そして悪いニュースのほうが刺激的だし、圧倒的に目につきやすいのでますますそう思い込んでしまう。

悪いことと同じぐらいに良いことも起こっている。けれども良いことというのはニュースになりにくい。

世界中でインフラが整備され現在、発展途上国というのはなくなってきています。でも皆んな知らない。

社会が悪くなって虐待が増えたのではなく、世界が良くなって監視の目がいき届き虐待がニュースになるようになっただけなのです。

しかし、この虐待というのはどうすればいいのだろう。親になってはいけない人がなってしまう。仕方ない状況もあったりするのしょうが。

だいぶん前に、自分の子どものことが大っ嫌いな母親のお話をテレビで観たのですが地獄でした。

見るのも嫌で一緒になんていたくない。けれど生まれてもの心がついてからも24時間、ずーっと一緒にいなければいけない。

子どものやることなすことすべて気に入らない。息の音も許せないというやつです。存在が許せない、でも二人きり。

相性なんでしょうが、これは恐ろしい。旦那は仕事で忙しいのでまったく相手にしてくれない。悩んでノイローゼになって・・・そのかたは虐待や子殺しには行かなかったようでよかった。

虎屋の息子に生まれる。相性が最悪の親のもとに生まれる。

子どもは親を選べないとよく言いますが、同じように親も子どもを選べないのです。

宿命と言ってしまったらそれまでなのですが。

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黒川光博さん。1943年生まれ。虎屋17代目当主。経営理念は“おいしい和菓子を喜んで召し上がっていただく”ただその一点にすべてを捧げる。
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 06:16| ブログ?