2019年05月23日

落語

桂吉弥さんの独演会に行ってきました。

落語を聴くのは三度目です。一度目は、ファーストインパクトを大切にしようと名人・柳家小三治師匠でした。

二度目は、戌井祐一・昭人の親子迷人会で三度目が今回です。

落差がとんでもないですが、それぞれ面白かったです。小三治師匠は流石の名人芸、親子迷人会は結構笑えました。

そして、今回の吉弥さんですが独演会ということでショーケンの歌を歌ったり好き勝手やってらっしゃいました。

一本目と二本目の途中で着替えを見せていて良かったです。

着替えなんて隠して間が開いて客を待たせるよりも、見せてしまった方がいさぎがいいし、かえって面白いのです。

それにしても落語というのは大変な芸です。昨日もほぼ2時間喋りっぱなしでしたが、集中力の切れることはなかったです。上手い人だからそうなのか。

あまり色んな人の落語をライブで聞いたことがないのでわからないけれど、やはりどこの世界にもピンキリがあるのか。戌井君に聞いたところによると現・林家三平の・・・

やめましょう。悪口になるので。

CDの録音はたくさん聴いてますが、それもいい人ばかりだもんな。

志ん生に文楽に小さんに小三治、米朝に枝雀に、etc..etc...。一番聴いてるのは志ん生と枝雀です。

志ん生は、録音の時期によって当たり外れがありますが乗ってる時期の『火焔太鼓』は「流石だなあ。」と思います。偉そうに「どうもすみません。」

枝雀歌舞伎座独演会の『高津の富』は、何回も聴いてますがその凄まじい話芸を聴くたびに感動して涙が出そうになります。

ここまでやっていいのだと自らの芸のためになります。しかしその行き過ぎた芸へののめり込みが、寿命を縮めたのかもしれないと思ったり。

昭和の大名人桂文楽は、高座の上で絶句して「勉強し直してきます。」言うて失禁してしまったとか。それが最後の高座。

舞台上とは、ほんとうに恐ろしい世界なのです。

しかし、そのことをわかりつつそんなこと関係ないと無我夢中で遊ぶのが面白いし、観ていても面白いのだと思います。

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桂吉弥さん。売れてるんですね、昨日も満員でした。Photo by 上方落語名鑑.
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 04:59| ブログ?