2019年05月26日

萌える闘魂

NUMBERの連載の続きをやっと読めました。NUMBERは月刊誌なので助かった。

そして誌面では、桜庭和志がホレス・グレイシーを破りました。

試合時間90分。

その死闘を制した桜庭は、当初から勝っても負けても次の試合を棄権すると宣言していた。

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傷だらけの勝利。テーピングが痛ましい。

ホイスとの試合を終えて誰がどう見ても疲れ果てている桜庭は、もちろん棄権するだろう。と皆んなが思っていた。

だからホイスを破ったわずか1時間後のイゴール・ボブチャンチンとの試合のリングに桜庭が姿を見せた時は、会場のすべての観客が驚愕した。

体重に勝るボブチャンチンに破れはするが、総合格闘技ファンに強烈なインパクトを残したとか。それはそうだろう。

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イゴール・ボブチャンチン。こんな奴と殴り合いするなんて・・・

“桜庭恐るべき。”

一試合、90分闘ったあとにもう一戦するなんて狂気の沙汰。でも桜庭曰く「棄権すると宣言していてそうしたらつまらない。予想を裏切って驚かせる。そのほうが面白いでしょ。」

そんなまさにからだを張った挑戦は、大きな代償を求めます。パンチドランカーという後遺症です。

桜庭も、そのあと引退のチャンスを逃してしまいパンチドランカーになってしまったようです。

あごをちょっとパンチでこすられるだけで、脳がもの凄く揺れるんです。脳にダメージが残る。打たせるタイプのファイターはドランカーになりやすい。

呂律が回らなくなってきて、反射神経が鈍くなる。そんな犠牲を負ってまで闘い続ける格闘家ってのはたいへんな商売です。

怖いなあ、俺には到底真似できない。

しかしまあ舞踏家としては少々ボケてるぐらいのほうが良いので、パンチドランカーになっても大丈夫か。

下北沢の元プロボクサーで日本チャンピオンだった通称“プッチン”も人気者だったもんな。同じく日本チャンピオンのたこ八郎さんも人気者だったし。

そうやって考えると反射神経が鈍いとか、呂律が回らないなんて大したことではない。

大切なのはその人が何をやってきたか。いまどんな人なのか?なのだな。

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総合格闘家、桜庭和志。動物のようなミステリアスな瞳をしている。「死ぬまで闘いましょう。」そんな風に言ってる。
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 06:31| ブログ?