2019年06月16日

No more war

映画『主戦場』がヒットしているとかで観にいって来ました。

慰安婦問題を扱ったドキュメンタリーで、監督は日系のアメリカ人。

緻密に調べていて、いままで知っているようで知らないことが色々とわかりました。

わかったけれど知らなくてもよかったかなあ。とも思ったりしています。

戦争という異常な状況で行われた数々の不条理のひとつである性暴力の問題。

自ら兵士として従軍していた武田泰淳の体験談で、周りを日本兵が取り囲んで中国人親子の息子に母親を無理やり強姦させる話があったけれど読むだけで暗い気分になった。

でもそれが戦争。戦争は、時として人を変えてしまう。

色んな方々がインタビューを受けていましたが、説得力のある人とそうではない人が一目瞭然だった。

話し方だけで「この人は人格者だなあ。」とわかってしまう不思議。 

感情的になって思い込みで話している人と、きちんとした裏付けをもとに冷静に話している人。差別と偏見に満ちていて、妄信にも近いそのことに何の疑いも持っていない人。

まるでものごとをわかっていない無知な方が、なんとかいう団体の偉い人だったのが笑えた。

一番説得力があったのは元日本兵のおじいさんでした。聞いた話とか調べたことではない体験談。

色々とごちゃごちゃとヒステリックにやかましかったけれどもなんだかなあ。とすっきりとしない気分で劇場をあとにしました。

だいたい論争というのが好きではないです。自分の主義主張を通したいだけだったり、相手を論破することが目的だったりするからです。

永遠に平行線を辿る議論。

当事者である、元従軍慰安婦のおばあさんが言っていた「憎いのは罪であって、人ではない。」という言葉に心で深く頷いた。

イランとアメリカがきな臭い感じになってきていますが、巻き込まれないようにして欲しいです。

殺し合いをするのは勝手ですが、罪のない子どもたちを殺す手助けはしたくはありません。

従軍慰安婦問題も南京大虐殺問題も、とにかく戦争がなければ起こらなかったこと。これだけは確かなのです。

憎いのは戦争であって、人ではない。

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顔をアップにするインタビュー映像が効を奏していた。
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 06:06| ブログ?