2019年09月13日

人生は闘い、人生は祭り

昨日は、オペラシアターこんにゃく座の公演を拝見しにいきました。

仕事柄舞台を観にいくのは、アイデア収集や刺激を受けるためと若い頃は熱心に通っていましたが最近はまったくいきません。

付き合いで観に行くばかりになってしまって嫌になったというのもありますが、皆んなと同じ舞台を観ていると作品がどうしても似かよってしまうのだ。と気づいたからです。

舞台の仕事をしているからこそ、それ以外の例えばドイツへいってアウシュビッツを訪れるとか違った体験をしないと人と違う作品なんて創れないのだ。と思うからです。

さて、会場は六本木・俳優座劇場。

六本木の一等地にあって、客単価が日本一高いと噂の劇場です。客席数に対して劇場費が馬鹿高いのですね。仕方がない。

マイクなんて使わなくても客席のうしろまで声がよく届くとってもいい劇場です。こんにゃく座も常打ち小屋としてしょっちゅう利用されています。

今回、作品は長くこんにゃく座の音楽監督を務められていた故・林光さんのレパートリーの二本立てでした。

1本目はカレル・チャペック原作の『ふしぎなたまご』

巨匠、加藤直さんの面白い演出と白神ももこさんの面白い振付とで進んでいきますが、演出とか振付とか言葉ばかりが目立ってお話がなんだか入ってきません。

歌も難しく感じてだんだん苛立ってきたりして「どうしてだろう?」

2本目はウルフ・スタルク原作の『おじいさんの口笛』

二人の子どもが一人の老人に「僕のおじいさんになってください。」と頼んでなってもらうというへんてこなファンタジーでしたが、一本目とは違ってぐいぐいとお話に惹きこまれていきます。

演出も振付も言葉も気にならなくて歌に集中出来て音楽も面白くて、わくわくする舞台の魔法にすっかりとかかってしまいました。

終演後は近くのお店で「乾杯。」

こんにゃく座に関わるきっかけをつくってくれた演出家の立山ひろみさんとその作品『おぐりとてるて』で打楽器を担当されていた高良久美子さんと飲みました。

高良さんは、鉄割の戌井君と奥村君が出身の文学座の音楽も長く務められています。ちなみに高良さんの旦那さまは、芳垣安洋さんといいましてとってもかっこいい凄腕ドラマーです。

こんにゃく座副代表の大石晢史さん、白神ももこさんともご一緒しました。

白神さんとは、はじめてお話ししましたが面白そうな方でした。

“モモンガコンプレックス”というグループで活躍し、売れてらっしゃって富士見市民会館『キラリふじみ』の新芸術監督に就任されたとか。

大石さんは、今回出演されていたので感想を話していたら「そうなんだよなあ。」と理由を話してくれました。

作品として1本目のほうが歌が難しくて、初日なのでまだ歌役者さんが消化をしきれていないのかもとのことでした。

そう昨日は初日でした。これからどんどん本番を重ねるごとにぐんぐん面白くなっていくと思います。

9月18日(水)までおこなわれていますのでお時間、ご興味がありましたら皆さま奮ってお出掛けくださいませ。konnyakuza.com

素敵な舞台の魔法に酔うことができること間違いなしです。

高良さんが、大石さんに日本酒をぐいぐい注いでいたので「大丈夫かいな。」と思ってましたが、帰りはふらふらになってました。

無事に帰れたかなあ。

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デザイン:小田善久 イラスト:伊波二郎
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 10:19| ブログ?