2019年10月09日

いちにちだんじきとまつもとと

一昨日は女房とともにはじめて断食をしました。1日水だけで過ごすというものでいたってシンプル。

最初はお腹が「ぐーぐー」鳴りますが、これは“モチリン”という腸のぜん動運動を促すペプチドホルモンが分泌されている証拠、老廃物をきれいにしてくれているのです。

さらに我慢をしていると“グレリン”という名の若返り物質もあらわれて、からだには大変いいのです。

「今日はなにも食べない。」こう思っているとからだも諦めて食欲がなくなるので不思議です。

しかし、この現代東京には食べものが街に満ち溢れているので誘惑は多い。

とにかく1日やりきるのが大切。1日ぐらい何も食べなくても平気なのだ。という成功体験があれば自信になります。

現代人は食べ過ぎているのです。

そして断食は復食が肝要、次の日は軽めのものからはじめてだんだん元に戻します。しかし断食で胃が小さくなっているので少量でお腹が一杯、これも1日断食の効果です。

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モチリンイメージ図。illustration by Kumotaro Mukai.

昨日は『まつもと演劇工場』のワークショップでした。

一人休んでいてペアでやろうと考えていたけれどどうしよう。

まずは今日やること、これからやることを説明。先週休んでいた菅沼旭人が自己紹介。おれも自己紹介の見本を見せる。

次にソロダンスをそれぞれが踊る。自己紹介の踊りかフリーダンスのどちらでもいいということにして行う。

「やっぱり踊りって面白いなあ。」と思った。普段、人をジロジロと見る機会などないので興味深い。

次に二人で自己紹介をやってみる。相手を意識しているかしてないかで見え方がぜんぜん違うので不思議だった。

二人でやるとどうなるか大体わかったし、一人休んでいてペアでは続けられないので三人に増やしてやってみる。

一人増えることでよりダイナミックに変化して関係の可能性も増えて面白くなりそうな予感。しかしまだまだこれから。時間切れで終了。

「また来月、会いましょう。」

はじめてやることばかりだったけれど、加藤直工場長から「冒険をして試行錯誤をして下さい。」と言われているので受けてたって試してみた。自分自身にとってもスリリングで刺激的でした。

歳をとってくると日々成長がないので、冒険をしないと新しい経験は手に入らないのです。

ワークショップだと4時間は長いけれど、稽古だと4時間は短い。あと二回でどこまでやれるか。

終わった後、時間があったので買っていったビールを飲みながら一人「お疲れさま。」若者が余韻を楽しんでいていいなあ。と眺めながら一杯やる。

工場生の志藤大造と話していたらいきなり「どうして舞踏を続けてるのですか?」と尋ねられて何故だろうと考える。

大造は26歳だというので「だいたい学生の頃からはじめて26歳ぐらいでどうしようと考えはじめて皆んなやめてしまう。俺は26歳からはじめたのでやめられなくなったのだな。」そう答えた。

役者で食べたいと心の底から本気で思うのなら副業はやめるべきかもしれない。

逃げ道をなくして退路を断つ。

「なにがなんでもこれで食うのだ。」という強烈な思いがあれば、役者というのは需要は結構あるだろうから可能なのではないかと思ったり。

そうやって考えると需要が限りなくゼロに近い舞踏で食べていこうなんて、まるでアクロバットのような至難の技なのです。

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菅沼旭人と加藤直さん。まつもと演劇工場ツイッターより。
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 11:57| ブログ?