2020年01月13日

新成人

今日は成人の日。

全国で成人式がおこなわれるのか。

自分の成人の日は・・・まったく覚えてないな。まだ川西に住んでいて大阪の専門学校へと通ってた辺りか。

何にも考えてなくて毎日遊び呆けて、馬鹿丸出しの頃だな。しかし、そろそろ卒業でどうするかを考えはじめてたか。

ここではいまもつき合いのある兄貴のような親友のような悪友のような、久原鉄秀と出会ったのが一番の財産かな。

学校へ行くのは仲間をつくるためだ。とコミックモーニング連載の『ドラゴン桜2』に書いてあった。

「優秀な仲間を作るためには、いい大学へ入れ。勉強していい大学へ行け」そう先生は生徒たちに檄を飛ばす。

そんなことはまったく考えずに専門学校へと行ったけれど、いままで出会ったことのない興味深いやつが沢山いた。

四国の不良で両親がいなくてお婆ちゃんと泥棒で食べていたという、よしゆきちゃんがいままでに一番出会ったことのない人だった。

タフで強かで大人びていてめちゃめちゃ愛嬌があって、しかも男前だった。面白いやつだったなあ・・・いまどうしてるかな。

確かに彼ら彼女らは勉強をせず優秀ではなかったかもしれないが、自分にたくさんの刺激を与えてくれ学びや気づきを与えてくれた。

どこへ行くかも大切だけど、そこでどんな人間と友達になるかは自分次第。そして運と縁てのもあるのです。

まわりの友達は、鉄秀の影響でゲーム会社のカプコンへと就職をした。自分は人と同じとか右向け右みたいなのが嫌だったので、そちらには進まなかった。

一社だけ受けた大阪のデザイン事務所の社長が、面接でなぜか気に入ってくれて就職が決定。

梅田と心斎橋のあいだ、淀屋橋にある小さなデザイン事務所『オフィスジョーク』だった。

社長の田井中さんと右腕の森さん、イラストレーターの日田野さんの3人でやっている会社。

夕方5時になると棚にあるウィスキーを飲みながら仕事をする呑兵衛さんが集まった会社で、デザインはもちろんお酒の飲み方も厳しくも楽しく教えてもらった。

仕事が終わると近所にあったレゲエ居酒屋『アチャコ』で毎日、終電まで飲んでいた。

たまに田井中さんにホテルで修業したマスターの経営する、本格的なショットバーへと連れていってもらったり。

なんていうバーだったか・・・名前を忘れてしまったなあ。

そのうちに日田野さんの影響かどこかで情報を仕入れて、有名イラストレーターを多数排出しているという梁山泊的な学校『セツモードセミナー』に入りたいと思うようになっていく。

デザイナーの才能があったようでジョークでメキメキと頭角をあらわして「5年おったら日本一のデザイナーにしたる」とかおだてられていた。

けれど、上京の夢が抑えられずにジョークを退社。

ジョークで働く最終日の夜もいつものバーへ行き、田井中さんと二人で飲んだ。

地下にあるバーで別れ際、下から田井中さんが見送ってくれたのをいまも鮮明に覚えている。

青春のある、1ページの思い出なのでした。

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ジョークで働いていた二十歳の頃。奥、向雲太郎。Photo by Takahiro Mori.
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 10:25| ブログ?