2020年02月03日

森下で森下に出会う

森下スタジオに久しぶりに行きました。

森下にはセゾン文化財団から助成金を頂いている時に、毎日のように通っていました。

セゾンフェローは年間を通して優先的にスタジオを借りられるので、3年間使い倒さしてもらった。

森下スタジオには、大小さまざまな四種類のスタジオがあります。

いちばん小さなSスタジオは日当たりが良くて明るくて、好きなスタジオで『ふたつの太陽』の時にはまずはここで稽古をした。

ワークショップもSスタジオでは何回もやっています。小さいと言っても一般的なスタジオからしたらでかいです。

中ぐらいのAスタジオとBスタジオはブラックボックスで、真面目な雰囲気でなかなか手強い空間です。

ふたつの太陽の時はだんだん空間を大きくしていって、中盤はBスタジオで稽古。

Bスタジオでは傑作『ワークインプログレス』もやったな。ワークショップも結構やっています。

Cスタジオは一番大きな体育館ぐらいある稽古場で、ここでは『遊機体』を公開。

森下スタジオの改装後一発目のパフォーマンスだったので、杮落としのつもりで張り切って盛大にやった。

ふたつの太陽の本番前の実寸稽古はCスタジオでやりました。有り難かったなあ・・・日本にはもう劇場は要らないから稽古場が欲しいのです。

さて、最寄りの地下鉄都営新宿線の森下駅からスタジオへと向かいます。

Cスタジオで束芋さんとダンサー、森下真樹とでやる作品『錆からでた実』の稽古をしていて、真樹ちゃんと妹の芋芋さんがいたのでお話しします。

この作品は再演を重ねていて、今回はアメリカを回るとか。羨ましい。

制作で入っている三浦あさ子さんを紹介されます。dBで働いているとかで、たぶんお会いしたことがあるはず。

束芋さんもスタジオから出て来てご挨拶。

現代美術作家の束芋さんとは、鉄割で何度かお会いしたことがあるのです。しっかりとお話ししたのは、今回がはじめてかもしれない。

『ぴちがい裁判』は観に来てくれたのか。「そういえば舞台美術をお願いしたいと思っています。」と思わず口にしてしまい立ち話で言うことではなかったと反省。

企画を立てて予算を用意して、あらためてきちんとお願いします。

20時半から通し稽古があるので「もしよかったら」と真樹ちゃんに誘われて「了解です」

こちら16時から稽古なので、多分行けるでしょう。

受付に伊藤キムさんの公演のチラシがあった。土方巽が書いた『病める舞姫』をもとにして舞台をやるようです。

この病める舞姫は多くの創作者を虜にしていて、自分も山崎広太さんに誘われて短編を創りました。

土方さんが韜晦の限りを尽くした文章でイメージに満ち溢れているので、一行だけでも踊りが創れそうなのです。

稽古が終わって、Cスタジオのランスルーに駆けつけます。

タダで観せてもらうのが申し訳ないような、ほぼ本番に近い通し稽古でした。

初演の時とはまったく違っていて、終わってから束芋さんと話したら「裏返った」と言っていた。

裏返ったか・・・束芋さんの世界にも通じる独特の表現なのでした。

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絵を描く束芋さん。せっかく描いた絵を舞台監督の河内君が消していくのが可笑しかった。Photo by bozzo.
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 07:43| ブログ?