2020年02月17日

mina perhonen

ミナ ペルホネン展覧会『つづく』

とっても感性が刺激を受けた・・・その真面目なものづくりの魂にふかい感銘を受けました。

教えてくれた工藤千愛子さんに感謝です。

「せめて100年つづくブランド」と1995年に皆川明さんがたった一人ではじめたファッションブランド。

だから今回の展覧会のタイトルも“つづく”なのだな。

いまやファッションだけにとどまらずに、東京都現代美術館で大展覧会をやるほどのブランドに成長。

品のいい女性がたくさん観に来ていた。一人、とんでもなくお洒落な男性もいた。ありゃあ、ファッション業界人だな。格好をつけてるとかではなくてセンスが滲み出ていた。

上野などの博物館や美術館へ大挙してくるおじいさん、おばあさんたちとは観客層が一線を画していた。

質感と手触りを大事にして、こころを込めて大切につくられたものたちが美術館の空間に所狭しと並んでいた。

アイデアスケッチの数々が可愛くて何点か模写をした。

北欧的なデザインが素敵だと思ったら、輸入家具を扱う祖父母の影響もあり皆川さんが北欧のいろいろなものから刺激を受けているようです。

ミナ ペルホネンは、流行のスピードが速いファッション業界においてまったく時代の流行とは関係なく、良いものを素材から手づくりで生み出す姿勢を貫いている。

テレビコマーシャルとかとはまったく無縁な知る人ぞ知るブランド。

ユニクロとは対極をなすブランドだな。対極なのだけどおそらくイメージの部分、理想的にはユニクロが目指しているところなのだろう。

だけど大量消費を即す巨大チェーン態勢と、大量消費に完全に背を向けるものづくりの態度の違いは決定的。

メールを送るのではなくて、顧客に手紙を出すというのに感心した。そういうひとつひとつのローテクなことを大切にするこころが違いを生み出す。

一生着ることの出来る服、一生使うことの出来るものを生み出し続ける努力が共感を呼ぶ。

使い捨ての時代のまったく逆を進み、使い捨ての時代が終わりつつあるいまは、その活動は最先端。

糸井重里さんを筆頭に感覚の鋭敏な人たちを惹きつけてやまないミナ ペルホネン。

パリでおこなっているファッションショーの模様を映像で観たら、演劇的でとってもセンスがよくてワクワクした。

マームとジプシーが衣裳を依頼していた。

そういう時代の最先端を纏いたいという気分はとてもよくわかる。ひと昔前なら山海塾がイッセー三宅に衣裳を依頼してたような気分。

向雲太郎がもっと有名で活躍していて、自分が制作だったらやはり衣裳を纏わせたいと思っただろう。よくわかる。痛いほどわかるけれど、俺は俺です。

皆川さん、1967年生まれで同い年だった・・・

自分も己れの好きな世界をこのまま突き進んでいこう。自分を信じて、それしかない。いまはまだ報われないけれど。

その先にあるのは何なのかはわからないけれど。

「頑張るぞ」

肚の底から力が湧いてきて自分に誓ったのでした。

mina.jpg
展覧会を観ていて、この『ブログ?』に写真だけではなくてどんどん絵も入れていこうと思った。模写に彩色。Illustration by Kumotaro Mukai.
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 07:42| ブログ?