2020年02月27日

人類初期化

「一生に一度は、すべてを根こそぎくつがえし、最初の土台から新たにはじめなくてはならない。」by デカルト

大駱駝艦から独立するのには勇気がいった。

それまでの20年間の何もかもを捨てて外へと出る。

しかし振り返ると入った当初から独立心は強くて、いつもいくら頑張ったところで麿さんの手の上で遊んでいるようなものと納得がいかず悔しかった。

「牛の尻尾になるよりも、鶏の頭になれ」という父からの教えもこころに強くあった。

独立したら大駱駝艦で得た経験と知識も捨てるつもりで、新しく何もかもをはじめた。実際に20年間のツテも人脈もらくだかんの中にあったので、すべて置いてきたようなものだった。

それこそすべてを根こそぎ掘り返して、最初の土台から新しくはじめる覚悟だった。

いまだに、その土台は出来ていない気がする。新しい根っこは淡路島の都志に張るつもりだが、それは今年から本格的に開始です。

先日『芸術家と子どもたち』代表の堤さんとお話しする機会があって話しを聞いていて思ったけれど、場所を借りるというのはほんとうにリスクが高い。

芸術家と子どもたちは「一度も家賃を払ったことがない」と仰っていた。水道光熱費も払っていないとか。

それも素敵な運と縁のお陰だろうけれど。

そうして芸術家をすでに人の集まっているところへと派遣するので、人を集める労力も要らない。いいアイデアです。

そういえば、これから少子高齢化の時代なので『芸術家と老人たち』も必要だと強く思います。

砂連尾おさむさんがそういう活動をしていたけれど、本で読んだら面白そうだった。老人ホームへと行って、呆け気味の老人たちとワークショップをやったり作品を創ったりする。

場所代が限りなく安いというのは大切で、本気で稽古場を借りようとしている時に親切な不動屋さんに「家賃が10万円を超えると一ヶ月滞納したら終わりなのです」と真剣に忠告をしてもらった。

結局、家賃が払えなくなって手放して借金だけが残るなんてことになるのだな。怖ろしい。そういうことを教えずに「ほいほい」貸して手数料で儲けている不動屋も多くいる。

必ず焼き鳥屋になるけれど、すぐに潰れて次もまた焼き鳥屋という物件はよくあるものな。

都志の家は土地が自分のものではないので、借地代はかかるけれど田舎のこと、大した金額でないに等しい。

ありがたいことです。

さて環境破壊が叫ばれて異常気象が頻発しています。オーストラリアの森林火災はもう鎮火したのか。

世界中でナショナリズムが台頭して、あらゆるところで分断が進んでいる。

核戦争の脅威もなくならないし、テロや紛争や内乱で犠牲者や難民が大量に発生している。

この世界、地球の何もかもも一度根こそぎにくつがえし、最初の土台を新しくつくり直すところからはじめなければならないのかもしれない。

それも世界大戦や環境の大異変ではなくて、人類の人智と叡智で・・・

子どもたちの輝かしい未来のために。

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今回の森林火災で死んだ動物は10億匹以上とか。写真は助けられたコアラ。Photo by REUTERS / AAP Image/David Mariuz.
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 06:33| ブログ?