2020年03月05日

魔法の油

魔法のオイルと呼ばれる“パーム油”

スーパーに並ぶ商品の約半分に含まれていると言われる。

食品への利用が全体の8割を占めるが、ほかにも、食器・洗濯・掃除用の洗剤やシャンプーにも使用され、石けんには主成分として含まれている。

コンビニやスーパー、外食チェーン店などのフライドチキンやコロッケ、またドーナツなどの揚げ油としても、日本では広く使用。

実際の原料表示では、次のような名で記されている。

植物油・植物油脂・ショートニング・マーガリン・グリセリン・界面活性剤、etc...

数多くある植物油の中でも、パーム油が世界一消費される植物油なのには理由がある。

まずはその使いやすさ。

パンやお菓子、洗剤など、さまざまな商品に利用できる。また、食品に使用するときは、トロっとした食感も、サクっとした食感も出せる。

他の植物油と違い、肥満や心筋梗塞を引き起こすとされるトランス脂肪酸を、ほとんど出さずに加工できる。

さらに、苗を植えれば、年間を通して収穫できる時期が約20年以上つづくとか。つまり、他の植物油に比べて、生産効率が高く、その収量が桁外れに多いのです。

価格が安いことも、魅力の一つといえるとか。

そんな良いことずくめで世界中で需要が増え続けてる、パーム油がもたらすさまざまな問題。

「パーム油が、世界中で幅広く利用される一方で、その生産にともなう開発は、東南アジアの熱帯林破壊をもたらす原因として指摘されてきました。

また、火災や泥炭地開発がもたらす気候変動への影響、開発に伴う人権侵害、アブラヤシ農園での劣悪な労働環境など、生産に関わる問題は深刻なものばかりです。」

うーむ、どれもこれも大変な問題だな。

「この、アブラヤシ農園の開発に伴う、森林や泥炭地における火入れの影響は、特に問題視されています。

インドネシアやマレーシアの森林や泥炭地の火災は、毎年、雨が少ない乾季に多発しますが、その原因の多くは放火だと考えられています。

水が抜かれて乾いた泥炭地は、非常に燃えやすくなっているうえ、雨季が来るまで完全に火災を消し止めることが困難であることから、大量の温室効果ガスの発生源となってしまうのです。」

うーむ、これはもはや犯罪だな。

「無計画なパーム油生産の拡大は、熱帯林を減少させ多くの野生動物からすみかや食物、そして命を奪ってきました。」

これも問題。

「パーム油の生産が引き起こしている、さまざまな問題を解決するうえで、現在もっとも重要なのは、環境や地域社会に配慮した“持続可能なパーム油”の生産を広げることです。

WWFジャパンは、持続可能なパーム油の普及をめざし、その生産国であるインドネシアと、消費国である日本、双方への働きかけを実施しています。

消費者の皆さんが、環境や社会に配慮して作られたパーム油が使われているのかどうか関心を持つ。メーカーに問い合わせして聞いてみる。

こうした1つ1つのアクションが、持続可能なパーム油への需要を高め、原産国が森の環境を守る機運につながります。」

了解です。気にしてみます。

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RSPO『持続可能なパーム油のための円卓会議』承認製品とRSPOマーク。制作:Kumotaro Mukai.

posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 09:48| ブログ?