2020年03月20日

国技とはなにか

異様な静寂に包まれている大相撲春場所。

土俵を彩る懸賞金が、今場所は半分以下らしい。好取組で懸賞の旗が土俵をぐるぐるまわると会場が盛り上がっていた。

観客がいないから宣伝効果がないと取り下げるのかな。自粛もあるとか・・・けれども懸賞が少ないと知って急遽、名乗りをあげた企業も複数あるというから嬉しいし有り難い。

こんな時だからこその応援、やるものにとっては励みになるのです。

さあ、いよいよ後半戦。ここからは星のつぶしあいがはじまります。

大関候補の朝乃山は今日から大関、横綱戦。すべて勝って文句なしの大関への昇進を果たして欲しいなあ。応援しているので毎日、観ていてどきどき緊張する。

大人しくて気が優しそうなので、大丈夫かと心配になります。

今日は横綱、白鵬との取り組みです。勝てば優勝争いも俄然、面白くなってきます。けれども、朝乃山は、いままで一度も白鵬に勝っていない。どれだけちからがついているか真価が問われる大一番、見ものです。

まるで稽古場のような緊張感と静けさをみせる2020年、春場所。

「今場所は稽古場で強いやつが勝つぞ」平幕、隆の勝の親方がそう言っていたとか。

その言葉通りに碧山が一敗でトップを走ります。

碧山は稽古場では無敵の強さを誇るけれど、本場所になると悩んだり感情的になったりではたいてしまったり、会場の雰囲気に飲まれてしまうことがしばしばあった。

部屋の先輩、栃ノ心も「稽古場通りだったら誰も勝てない、あんなのに突っ張られたらさ」と惜しんでいた。

同じブルガリア出身の元大関琴欧州、鳴門親方の部屋なのだな。鳴門親方の熱心なスカウトで来日したとか。白鵬と優勝争いをしたこともあるそうだから、今場所も台風の目になるか。

「何もかんがえていない」と稽古場の相撲をつらぬくつもりの碧山・・どうなるか。

昨日、勝ち越した魁聖も鳴門親方の部屋なのか。魁聖のインタビュー、語り口が面白かった。

金髪のちょんまげで愛嬌がある魁聖のインタビューを観ながら「大相撲も、ラグビーみたいにもっといろんな国の人がいたら面白いのに。」と思った。

大坂なおみさんや八村塁選手みたいにダブルの人もあらわれて活躍したらいいな。

黒人のひととかもいたらいいのに。身体能力が凄まじいので横綱になったりして。

多様な人類のそのままのありようが、日本という閉鎖的で差別的な島国の国技で起こったら愉快です。

こうやって違う国の人たちが活躍できるのも、パイオニア高見山のお陰。高見山は凄まじい差別を受けたと聞いている。結局、横綱になれなかった。

そうして、大相撲自体に女性が土俵に上がってはいけないとか時代錯誤な考え方がある。

ラグビーみたいに素敵なことになるのはまだまだ先か。あと5年、10年・・・

どうかな。

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肌の色というのはわかりやすいので差別がされやすいのだな。

参照:2020年3月18日 3月19日 朝日新聞『スポーツ』
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 09:49| ブログ?