2020年03月23日

神事

15日間の大相撲春場所が感染者も出ずに無事終了。

いろんなイベントが中止や自粛になるなかの注目の場所を見事にやりきりました。

ながい大相撲の歴史の中でも異例の観客なしの場所。

結果は35歳の横綱、白鵬がふた場所ぶりの幕内最高優勝。44回目だって・・・ダントツの優勝回数、白鵬が強すぎるのか他が弱すぎるのか。

34歳の横綱、鶴竜との相星決戦だったけれど完勝だった。鶴竜は同世代に白鵬がいなければもっと優勝できたのだろうけれどそれも星回り、運命の巡り合わせです。

モチベーションをどうたもつかと白鵬が口にしていたけれど、皆んながいつもとは違う場所にとまどい、力を発揮できずに終わった力士もいたことでしょう。声援は最後のひと息をあと押ししてくれる。

そういう意味では舞台は観客の声援がないから、ちからが出しにくいのか・・・

ちからは入らないほうが、いいおどりが出来るので声援はないほうがいいか。わかりやすい笑いがあると調子にのることは・・・ないな。

関脇、朝乃山は千秋楽に大関、貴景勝に勝利して11勝4敗で終えました。まだ26歳、これからです。

そうして審判部が八角理事長に臨時理事会の招集を要請して受理されたとか。朝乃山は大関昇進確実となりました。良かった。

「前途洋々、将来に期待しての昇進」そう解説のかっこいい真っ赤なジャンバーを着た元横綱、北の富士親方が言っていた。

「これでやっとヒゲが剃れる」ともつぶやいていた。ゲンをかついでいたのだな。弟子がいまは理事長になっているから自分も気がきではなかったのでしょう。

23歳の大関、貴景勝は朝乃山に敗れて負け越し、来場所はカド番です。カド番は負け越すと大関から陥落してしまうのでどうなるか。

「若手もっと頑張れ、いつまでもおっさんに負けててはダメだよ。」そう北の富士さんがハッパをかけていた。

さて取り組み終了後は、はじめての全幕内力士が出てきての協会、ご挨拶という最後まですべてが異例の場所でした。

「この三月場所を開催することにあたっては、ひとつの信念がありました。元来、相撲は世の中の平安を祈願するために行われて参りました・・・」

言葉に詰まる感動的な協会理事長、八角親方の挨拶のあとは、力士たちがどうしていいかわからない感じで可笑しかった。

全力士が見守る中で優勝賜杯を手にする白鵬。

ここまでで通常の場所は放送が終わりですが、今場所は出世力士の手打ち式という珍しいものも放送された。

来場所番付に名前がのるまげのない初々しい力士たちが土俵に勢揃いして柏手を打った。次代の大相撲を担っていく力士たち、あの中から将来の横綱、大関があらわれるのだな。

神送りという行司を天高く胴上げする儀式にて、神さまを天に帰して滞りなくすべてが終了。

最後のNHKの演出も良かったぞ。

春の巡業は中止ということなので、ゆっくりとからだを休めて下さいませ。

sumoh.jpg
大相撲協会御挨拶。いつもは十両の取組の途中にやるそうです。
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 11:40| ブログ?