2020年05月30日

芸術は不要か

舞踏は必要ではないか?

必要ではないとは誰も言っていない。こういう非常事態だから、生きていくのにほんとうに必要なことだけに絞ろうと言っている。

芸術は生きていくために、ほんとうに必要なことではないのか?

いまは・・・芸術は贅沢品なのだそうです。

芸術は贅沢なこと。こころの贅沢のためのもの・・・いまは非常時だからみんなで我慢してこころ貧しく生きるしかない。そういうこと・・・

それではそれをなりわいにしていた芸術家たちにとって、それは生きるためにほんとうに必要なことではなかったといえるのか?

あるプロの音楽家が休職して家賃が払えなくなったので、役所に住宅確保給付金の申請にいったら「他の仕事を探せばいいでしょう。」と断られたとか。ひどいなあ。

政府の休業要請に協力してプロの仕事を休止しているにもかかわらずです。真っ先に自粛を強要されたのは文化イベントのかずかずでした。

日本では芸術・文化への補償があとのほうになります。

その国が芸術・文化をどうおもっているかがこういう非常事態によくわかる。

日本では文化庁長官が「文化芸術の灯を消してはならない」とあたりまえのコメントを出しただけで、なんの具体的な支援策も示さないので「ポエムだ」と失望の声があふれた。

ヨーロッパでは・・・「では、では」言ってると最近は“ではのかみ”とネットでかげ口を言われるようなので気をつけるようにしていますが、やはり国での違いは顕著です。

先日ベルリン在住のアーティスト、古谷の話しを記しましたが、ドイツは芸術への補償が手あつい。

「文化は時代が好調なときにだけ許される贅沢品ではない。それを欠く生活がいかに味気ないかを、わたしたちはいま、目のあたりにしている。」モニカ・グリュッタース、ドイツ文化メディア担当相

ドイツはナチス時代の全体主義への反省から、芸術をとおしてじぶんと違うものの見方に接し、想像力をめぐらすことで平和や民主主義が築かれるという考えかたが根付いているそうです。

芸術をとおして想像力を養う・・・SNSで他者を追いつめて死においやるひとに決定的に欠けていることかもしれません。

フランス政府は芸術分野で働くひとへの救済策を発表。ある劇団員は1日約6,000円の手当を来年の夏まで受け取れることになったとか。

文化的レベルか・・・

芸術・文化というひとにとって必要不可欠なもの。

ひとのこころを豊かにするもの。

ただ生きているだけでは余ってしまうなにかを発散させるもの。または、ただ生きているだけでは足りなくなってくるものを埋めてくれるもの。

うたったり、おどったり、お芝居したり、冗談を言ったり、ひとを笑わせたりという大切ないとなみのかずかずを、はやくひとが許せる状況に戻ってくれることをせつに願います。

とか思っていたら劇場と映画館が再開されるようです。

ひとまず良かった。

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"Untitled2"

参照・引用:2020年3月27日、4月15日、5月27日 朝日新聞 / 2020年4月24日 東京新聞
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 08:54| ブログ?