2020年06月05日

We are all human

アメリカの人種差別への抗議運動が世界中へと拡がってきています。

差別か・・・

奴隷制度の頃からの問題が、いまだに解消されない。

差別は無知からくるという話しもありますが、相手もじぶんとおなじ人間であるということに思いが至らない想像力の欠如もあるのでしょう。

人種差別に女性差別にマイノリティー差別に障害者差別、etc...etc...

学校でいくら教えつづけてもなくならない差別というもの。いろんな小説で描かれ、いろんなドラマや映画が描き、いけないことなのだといくら訴えてもなくならない。

みんながいくら頑張っても、なかなか抜けない差別の根っこ。

暴動の原因は差別殺人でしたが、いまはそれはひとつのきっかけで国民の不平不満が爆発した感じです。不正がまかりとおるこのよのなかだものなあ。

ふだんならばこういった不満はフェスなどのお祭りで発散するけれど、コロナの影響で自由に発散できないのも原因か。

アメリカのミシガン州に3ヶ月滞在しているとき、親友のエリック・サントスがテレビ番組を観せてくれた。

黒人コメディアン、デイヴ・シャペルの番組で、“KKK”という白人至上主義者のコントをやっていた。有名な白い三角頭巾をかぶったひとたちですね。

そのKKKにひとりの指導者がいて、演説がとってもじょうずで黒人のことをいつも口汚くののしってメンバーや聴衆を非常に熱狂させて大人気だった。

かれは演説のときも白い頭巾をかぶっていて、側近以外は素顔を見たことがない神秘的な存在。

ある日、指導者が演説で興奮しすぎて白い頭巾をむしり取ったら黒人だった。ショックで気絶する聴衆たちのあたまが破裂してつぎつぎと飛び散る。

かれはじつは目が見えなくて、じぶんの肌が黒いと知らなかった。側近は黒人と知りながら、かれのカリスマ性を利用して黒人差別の指導者にしていたのでした。

肌のいろがちがうというたったそれだけのことへの差別。にんげんなんてひと皮むけば、みんな同じなのに。

黒人奴隷のものがたりを描いた大河ドラマ『ルーツ』に感動して涙をながしたあとに、KKKの集会に出かける。

そんな矛盾にみちているのが人間といういきもののすがた。

矛盾を理解しつつ、なんとかしてこの世界をよりよく変えていけたら・・・

人類はまだまだ、多くのことを学ばなければならないのです。

skul1.jpg
『The Stars and Stripes and Skull』
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 11:33| ブログ?