2020年06月22日

ジャジューカへ

2015年のいまぐらいにモロッコへといきました。

もう5年まえなのか。

まだまだ、海外へいくなんてとんでもない感じなのでひきつづき日記をひもといて思い出にひたります。

あるとき、戌井昭人氏から「モロッコのジャジューカ村であるフェスティバルへいきませんか。」というお誘いをうけた。

年に一回、世界中から限定50人をあつめて3日間のフェスティバルが開かれるというのです。

とっても面白そうなのでふたつ返事でいくことにきめて、赤塚不二夫さんの娘さまがやっているサイトを参考に申し込んで出発の日を待っていた。

5月31日、PM22:00に成田空港から出発。途中ドバイを経由してモロッコ・カサブランカへと向かいます。

モロッコといえば、作家のウィリアム・バロウズ、詩人のアレン・ギンズバーグ、画家のブライオン・ガイシンとジャジューカに魅了されたザ・ローリングストーンズの元リーダー、ブライアン・ジョーンズが思い浮かぶ。

あとはモロッコを舞台にした『シェルタリング・スカイ』で有名な、ポール・ボウルズぐらいしか知らなかった。

けれども機内で読んだ四方田犬彦さん著の『モロッコ流謫』によって、数限りない作家やアーティストがモロッコという国に取り憑かれたようになっていたことを知る。

6月1日、12:55、モハメッドX空港へと到着、東のはて日本から大陸中国へと入りインドをへてようやく人類起源の地、アフリカ大陸へと足を踏み入れた。

「モロッコは驚異と謎そのものだ」

「ある国とその風土を、他のどの国にもまして好きになるということはありうるのだ」

そう四方田さんに書かせる魔術的な国、モロッコへ入国。

空港から電車を乗り継いでカサブランカのホテルへチェックイン。

イスラム語の文字のうつくしさに目をうばわれる。その流麗でうつくしいフォルムにくらべるとアルファベットのなんと滑稽でみにくいことでしょう。

魔女や魔物がいまだに跋扈するいわれる、アラビアの文字をみていると言葉とは呪文なのだということが視覚的に理解できてくるのです。

2日、8:00にホテルをチェックアウト、電車に乗って3時間かけてタンジェへ。ホテルを探すけれどいっこうに見つからずなんだかテンパる。携帯の電池が切れそうで電波も入らなくて人生はじめてのテンパりを経験。

迷いにまよって魔物に魅入られたのかと思ったけれど、ホテルの名前を間違っていただけだった。

夕方、次の日に戌井君と落ち合うカフェド・パリへいってやっと落ち着く。

仮眠してから偶然に導かれて戌井君から聞いていたタジン屋へ。美味かった。店主のハッサンから“ジャザー”が人参で“ジュルベナ”がさやいんげんのことだと教えてもらう。

24:00、就寝 “スべラへラヘ”(おやすみなさい)

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『メディナの美術館の看板』
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 15:13| ブログ?