2020年07月08日

地球温暖化による集中豪雨の被害

九州全域を襲った集中豪雨により56人のかたが亡くなり、行方不明のかたが12人でています。

7月5日に氾濫した熊本の球磨川は、最上川と富士川とともに急流で名高いそうです。たびたび氾濫する暴れ川としても有名だとか。

加藤清正がいたずらして住民をこまらせる水神の化身カッパを九州全土のサルに命じて、降参させて立ち退かせた伝説がのこるそうなので、むかしから河の氾濫には苦労していたのだな。

7日には、筑後川など16河川も氾濫。人的な被害以外にもさまざまな被害が広がっている。

8日には、四国、中国、東海、甲信へと大雨の範囲が広がってきています。

近年の豪雨の原因は、地球上で大問題になっている温暖化による海水の温度の上昇だそうです。

いまブラジルでは南米のトランプと称される、極右のボルソナロ大統領が環境破壊を軽視する姿勢をとっているので、アマゾンの違法な野焼きや森林伐採、鉱山開発などに歯止めがかからない状態になっている。

環境保護を推進する立場のサレス環境省が「メディアがコロナ関連のニュースしか報じないタイミングに、気づかれないように環境規制を簡単にすべきだ」と述べていたことも発覚したのだって。

困ったものです。

二酸化炭素を大量に吸収し、地球温暖化の抑制に欠かせない存在として『地球の肺』とも呼ばれるアマゾンの熱帯雨林が破壊されつづけている。

蝶の羽音さえ地球のうらがわへとつたわる。つながっているこの世界・・・

7月4日、午前3時ごろ。

球磨川そばの特別養護老人ホーム『千寿園』で、夜勤の男性職員は一段とはげしくなった異常なほどの雨音に気づいた。

当時、65人がいた施設内は、断続的に停電がおきていた。

午前5時ごろ、間近をながれる球磨川を窓から見ると、どす黒く不気味にうねりをあげる川は堤防ぎりぎりまで水かさが上がっていた。

「朝早いけど雨が危ないけん、起きよう」

職員4人とともに入所者全員を起こし、2階に避難させていた。

男性が1階で車いすの2人に付き添ううちに、施設の入り口まで水が迫ってきていた。近くのテーブルの上に車いすを持ちあげ、急いで2人をのせた。

そのとき、窓ガラスが割れる音がしてくるぶし辺りだった水かさが一気にひざまで上がった。冷蔵庫や食器棚がゆっくりと押し流されていく。

電気が消えあたりが暗くなった。助けを求める声がする。

車いすが浮きはじめた。必死で押さえて耐えるがすぐにつめたい濁流は首のあたりまで上がってきた。完全に浮き上がって、くちびるが紫色になっている2人の脇をしっかりと抱える。

泥水を飲みながら耐えつづけたが、手がしびれだしちからが入らなくなった・・・

そして手は離れた。

「ごめんなさい」

かれは、濁流にあえぎながらこころで謝りつづけた。

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『無題2 2020.7.8』

参照・引用:2020年6月28日、7月5日 毎日新聞 | 2020年7月6日、8日 朝日新聞
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 11:19| ブログ?