2020年09月03日

稽古のおわり、劇場へはいる

今回のこんにゃく座新作『末摘花』には、振付で参加しています。

けれども振りを付けるというよりは、おもしろい身振りを見つけて際立たせる方向でやっています。

師匠の麿赤兒が言うところの身振りの採集です。おもしろい身振りを見つけてつかまえて集めて舞台上にのせる。

うごき全般についても口を出しています。身振り手振り、移動の足取り、からだの使いかた。もちろん振りを付けたりもします。

とにかくすべては作品をおもしろくするため。

舞踏は振付と演出が連動しているので、演出の範疇にもたまに口を出します。今回の演出、大石さんはそんなこと気にしませんが、演出家によっては嫌がるかたもいるでしょう。

コンテンポラリーダンサーの黒田育世さんは振付以外のこともズバズバ遠慮なく言うひとで、野田秀樹さんはそれが嬉しいようでよく一緒に仕事をしています。

こちらあんまり言いすぎるのは控えて、気を使いながらやっております。けれども遠慮は無用、すべてはやはり作品をおもしろくするためです。

劇場入りも近づいてきて、もうあんまり言うこともなくなってきてさびしいですがそれで良い。

「どんどんいろんなことがおもしろくなってきていると思います。これからどんどん崩れていくと思うんですが、リズムだけは崩さないようにして欲しい。」と作曲の寺嶋陸也さんが言っていた。

大切なのはリズムか。

「音程ももちろん崩れて欲しくないんですが」とも言っていた。音程は崩れているほうがおもしろそうだけど、作曲家からしたら許せないのだな。

テンポが遅いとか、休符で休んでないとかいろいろと注意をきいていると「音楽というのは、ほんとうに奥深いものだなあ」と思います。

スタッカートにクレッシェンド、フェルマータ、etc...etc...

いろんな音楽用語が飛び交います。

今回覚えたのは、すべての音が止まる“ゼネラルパウゼ。”パウゼはポーズのことだな。一人で歌う“アリア”。これは聞いたことがあった。

そうしてなんかいもなんかいもおなじ音楽を聞いていたので家に帰ってからも、ずーっと歌と曲があたまの中で鳴り響いてループしています。

たぶん終わっても、しばらくはつづくのです。

明日で稽古は終了、9月5日から劇場にはいって舞台を仕込み、初日は9月8日です。

会場は六本木の俳優座劇場。

とっても楽しい作品になっておりますので、お時間ありましたら是非お越しくださいませ。

E382B9E382ADE383A3E383B32035.jpeg
代表、萩京子さんのお母さまが突然亡くなられた。90歳だったそうなので大往生か。「合掌」
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 12:54| ブログ?