2020年09月11日

ふりつけおわり

本番二日目の昼に光組の初日を拝見、これにて仕事は終了。

けっこう笑いが起こっていて良かった。

喜劇なので笑ってもらったほうがいいのです。

演出の大石さんがつけたうごきが的確に笑いを生んでいて感心した。笑いは感性のもの、理屈ではなくてセンス。感心しながら嫉妬心もわいてきて、もっと笑いを探求しようと思った。

ダウンタウンの松っちゃんは、松竹新喜劇の映像をすべて持っているとか。じぶんも、むかしの映像をいろいろとみて刺激をうけるのです。

笑いといえばじぶんの周りではまずは戌井昭人氏ですが、かれは江戸っ子なので子どものときから落語や演芸から影響をうけたのか。

青年になってからは、イギリスのコメディ番組モンティパイソンの影響を受けたようです。じぶんも若い頃に影響を受けていて、大駱駝艦でつくった作品ではいろいろと参考にしてました。

大石さんは、京都出身で笑いが関西センスです。

「吉本新喜劇と松竹新喜劇のどっちが好きですか」と聞いてみたら、どちらというのはないけれど、いまよりもむかしのほうが好きだと言っていた。

吉本でいうと花紀京や岡八郎、木村進が活躍していた頃、松竹はもちろん藤山寛美が活躍してた頃ですね。

花紀京は近代上方漫才の創始者、エンタツ・アチャコの横山エンタツの息子さんです。間寛平の師匠でもある。大石さんが言うようにほんとうに上手です。もって生まれた血のようなものなのでしょう。

むかし藤山寛美のまだ駆け出しの頃の映像を観たことがあるけれど、たったひと言のセリフをアドリブでふくらませて観客を笑わせていた。

花紀京や藤山寛美のちからの抜けた自然なお芝居を観ていると、おなじ舞台人として生きているのが嫌になってきます。

運と縁もあるけれど、やっぱりまずは才能の世界なのだなあ。と実感します。

じぶんはどうか・・・お芝居の才能はないけれどおどりの才能はあったのか・・・どうか。

さて振付の仕事は終わったけれど、しばらくは一日中あたまのなかで歌と曲が鳴りひびきつづけます。

ひかるーげんじのなにだっていうから お姫さまはさすがに貴族ですよ その夢が大切なんですよ にんげんはー 汚い抜け毛のよせ集めー

そぼちつつのみー そでのしたはとれるし 人間すべて思い切りがかんじんどすえ

夢が夢でなくなったんです

さあおでむかえ みなさま そそうのないようにー

すべて音楽つきでループしているのです。

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『俳優座のレリーフ』
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 11:01| ブログ?