2020年10月01日

ワクチンは誰のものか

さる8月25日、世界保健機構“WHO”は、ポリオウィルスのアフリカ大陸からの根絶を宣言。

アフリカで最後の流行国だったナイジェリアで、過去4年間に確認されず終息したと判断した。

いまも感染がつづくのは、アフガニスタンとパキスタンの2カ国となった。

ポリオは口から入るウィルスが神経を侵し麻痺させる非常に感染性の高い病気。5歳未満の子どもが感染しやすく、麻痺は一生残ることがあるという。“小児まひ”とも呼ばれる。

日本には6,500人以上の患者がいたが、ワクチンにより1980年の1人を最後に発症は1件も報告されていないそうです。

有史以来、人類を苦しめてきたポリオウィルス。

有効なワクチンが承認されたのは1955年のことで、開発者はジョナス・ソーク博士。

ソークはアメリカで英雄に数えられる。その理由は開発のための長年の努力はもちろん、ワクチンの特許を取得しなかった決断によるところが大きいそうです。

「特許は誰が持つことになるんですか」とのインタビュアーの質問に「それは皆さんのものだ。だって太陽に特許はないでしょう」と答えたとか。

ソークにつづき経口タイプのワクチンを開発した医学者、アルバート・セービンも特許を取得しなかった。

特許をとれば莫大な使用料が見込まれたが、2人とも個人的な利益よりも、ワクチンが世界中に広がることを望んだのでした。

いっぽうコロナウィルスのワクチン開発は、各国の競争に発展してきている。

利権や政治的な駆け引きに利用しようという意図がすけて見えてきてうんざりします。

過剰な需要欲求と、供給をめぐる過剰競争は“ワクチンナショナリズム”と呼ばれて、価格高騰のリスクを招く。

販売価格や特許使用量が高額になれば途上国にはワクチンがいき渡らなくなってしまう。WHOはワクチンの公平な配分を目指して、国際協調の努力をつづけているが難しいようです。

アメリカがWHOを信用していないということもあるし、国際組織としての限界が露呈したという話もある。

WHOはもともと「1国だけでは世界規模の保健問題を解決できない」と国連の専門機関として1948年に設立された。

「敵対する国同士でも保健分野の協力をつうじて信頼関係をつくり、そこからさらなる協調につながって欲しい」という思いもあるという。

このまま、WHOの信頼の失墜がつづき最大の資金拠出国であるアメリカが脱退すると、ポリオのワクチン接種活動も継続できなくなる可能性もあるとか。

理想が政治に利用されバラバラに分断していく。

太陽が平等にあまねく、みんなを照らすような世界になることを切に願います。

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『太陽ウィルス』

参照・引用:2020年8月27日 東京新聞 | 2020年8月30日 毎日新聞 | Wikipedia.
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2020年10月02日

新聞記事から

昨日から“Go To イート”がはじまりました。

Go To トラベルとおなじく、経済を盛り上げようと巨額の税金を投じて政府主導ではじまる事業です。

グルメサイト『ぐるなび』や『食べログ』などのグルメサイトで予約して食事をすると、来年1月末までポイント還元が受けられる・・・ポイントかあ。

飲食店からの手数料で稼ぐ大手サイトにとっては嬉しいが、飲食店にはデメリットになる・・・なになに。

そもそもポイント制を導入しているのは、大手グルメサイトだけなのだそうです。

飲食店は10%強の手数料をグルメサイトに支払わなければならない。月に10万以上になる。しかも手数料を多く払ったほうが、優先的に表示される仕組みも中小の店への負担になっている。

「イート事業は、サイト運営会社だけが儲かる仕組み。手数料を払う店の負担は逆に大きい。」と居酒屋店経営者の平島さんは話す。

「コロナで客足が減ったのにあわせ、従業員も減らしている店にとって、イート事業の仕組みが適切か疑問だ。」と当の事業対象グルメサイトの広報も話す始末です。

農林水産省のウェブサイトには下記のように記されていた。

「Go To Eat キャンペーンは、感染症対策に取り組みながら頑張っている飲食店を応援し、食材を供給する農林漁業者を応援するものです。」

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江藤農林水産大臣か・・・頼むで。

志村けんさんの銅像をつくろうと東村山市が寄付金を募っているとか。

目標金額は2,400万円・・・銅像ひとつ作るのにそんなにかかるのだとびっくり。

しかし、どんなに有名になっても銅像にだけはなりたくない。遺言に書いておかないと。「呼吸器をつけるなどの延命治療はしないこと、自宅での往生を望みます。あと銅像にしないでください。」

ハトのフンまみれになって、いつか誰にも気にされることもなくなって「誰やこいつ」と子どもたちに馬鹿にされて、不良にスリッパであたまを叩かれて。

実物は見たことがないけれど、土方巽の足のブロンズ像はカッコが良い。

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『土方巽の足』鋳造:吉江庄蔵

ネズミがイギリスの動物保護団体から金メダルをもらいました。

並外れた嗅覚をいかしてカンボジアで地雷除去に貢献しているアフリカオニネズミの“マガワ”

マガワの体重は1.2キロ・・・けっこう重いな。体長は70センチ・・・猫ぐらいの大きさのねずみなのか。

1.2キロは地雷を爆発させずにうごきまわれる重さで、爆発物にふくまれる化学物質のにおいをかぎ分け、地雷を見つけると地面をひっかいて人間に知らせてくれるとか。

あたまええなあ。

600万個以上の地雷が仕掛けられたとされるカンボジアには、いまも多くの地雷が埋まっている。

マガワは、人間であれば4日かかる広さを、約30分で終えられる能力を持っているそうです。4年間の活動でサッカー場20個分にあたる広さを捜索して39個の地雷と28発の不発弾を見つけた。

少なくとも39人の命を救ったのか。これは金メダル授与です。

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アフリカオニネズミのマガワ・・・オニ?
All imeges come from Google.

参照:『Go To Eatキャンペーン事業」について』農林水産省HP | 2020年9月30日 朝日新聞
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2020年10月03日

茶番劇よりましか

『絶えまない挑発、非難。“混沌”“憂鬱”・・・みにくい怒鳴り合い』

アメリカ大統領選、テレビ討論会の評判が散々でした。

CNNも“史上最悪の討論会だった。そもそも討論ではなく、恥をさらしただけ。今晩はアメリカ国民の敗北だ。Shit show、くそみたいなショーだった”などと酷評していました。

アメリカ国民にとって大統領選は国のリーダーを決めるとても大切な選挙。そのなかでもテレビ討論会は候補者がどんな人間かを見極める絶好の機会です。

いままでも劣勢だった候補が俄然優位にたったり、優勢だった候補が失言で敗北したりしているまさに真剣勝負の場です。ショーとしてはクソでも、選挙に勝てばなんでもあり。

朝、各新聞の見出しを見たら大々的に酷評していたので、そんなにひどかったのか。と気になった。けれども観てないのでなんとも言えないし、わざわざインターネットで確認するほどでもない。

新聞を読んでもひどかったことしかわからなかった。

お昼のワイドショーで映像を流していたのでちょいと拝見。じっさいに映像で観たらなかなか愉快だった。

トランプさんってのは、じつは稼業の不動産業ではあんまり儲かっていなくて、テレビのリアリティ番組の出演料で稼いでいたそうです。

言ってみればテレビタレントなのだな。

司会の発言のあいだも合いの手のようなツッコミのようなことばをうまく軽妙に絶妙に入れていた。

オバマさんの側近と討論の練習を必死にやって予定したとおりにやりたいバイデン氏を邪魔しつづけた。

バイデン氏は想定内の妨害を無視したり笑ったりして大物ぶっていたけれど、とうとうトランプさんのペースに巻き込まれてかえってかっこ悪いように感じた。

もともと、そんな器ではなかったのでしょう。

台本のある役者を即興のタレントが翻弄したようなものか。

10月7日におこなわれる副大統領候補の討論会にも注目、バイデン氏が指名したカマラさんが弁護士で超絶に弁がたつらしいです。たじたじになるペンス副大統領。

しかしアメリカってのは政党が共和党と民主党のふたつだけなのだな。白か黒かしかないシンプルなヤンキー精神。

トランプさんが分断したとか騒がれているけれど、もともとが分断しやすい国家構造なのかもしれません。

そうしてトランプさんがコロナウィルスに感染したとか。

改心して良いひとになったら、ちょっと残念かもしれない。

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『マスクトランプ』
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2020年10月04日

活躍中のひとたち

先日、新聞を読んでいたら半ページのどでかい広告が目に飛び込んできた。

『天才子役から、稀代の本格女優へ』

芦田愛菜主演『星の子』

ひとめ見て「むむむ」と思って監督を見たら大森立嗣(おおもりたつし)だった。

最近、けっこう短いスパンで映画を量産しているけれど大丈夫か。とか、じぶんごときが心配していたら麿さんに「むかいが偉そうに」いうて言われるな。

知り合いが大々的に活躍しているのを目の当たりにするのは、喜びはんぶん嫉妬はんぶん。

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原作があるのか。

このあいだも新聞を読んでいたらおなじく半ページにでかでかと映画『浅田家』の宣伝が掲載されていた。

浅田家は、浅田政志君というかっこいいカメラマンが出したベストセラー写真集が原作の映画。

浅田君には雑誌『SWITCH』の戌井昭人インタビューのときに写真を撮ってもらった。インタビューの写真はすべて浅田君が撮影しているのです。

去年、宇和島の大竹伸朗さんのところにいったときにも写真を撮りにきていて、ソバ屋で映画の話しをしたな。浅田君の役をジャニーズの二宮君がやると聞いて「へえ、すご」と思っていた。

ソバ屋の前で戌井君と話してて視線を感じたので目をあげたら、浅田君にするどい視線をなげかけられていた。あれはなんだったんだろう。

腕に入っている刺青と相まってすこし怖かった。

「これぐらいのするどさがないと作品が映画化されたりしないのか。」と思ったのを覚えている。

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SWITCH10月号は、浅田政志特集か。新井編集長の全面的バックアップ。

大森南朋君もドラマがあたって、いままでもじゅうぶんに売れていたけれどさらにブレイクしてるとか。うらやましい。

マネージャーの南波君も大忙しだな。

南波君は、もとは麿さんがつくったマネージメント会社『キャメルアーツ』でマネージャーをしていた。

売れてきた南朋と、いつのまにか一緒に独立して、そのあとあっというまにブレイクしたのでした。

ちなみに立嗣も南朋も師匠、麿赤兒の息子さんです。

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主演した『私の家政夫ナギサさん』が高視聴率を記録。

ところで新聞片面っていくらするのだろうと調べたら、読売新聞は片面4,791万円、朝日新聞は3,618万円〜4,204万円、毎日新聞は、以外に安くて2,592万円・・・安くないか。

発行部数がちがうから、値段がちがうらしいです。

読売は全国で約1,000万部、朝日は約800万部で毎日が約350万部。読売は世界でいちばん購入者数が多いのだって。日本では10人に1人が読んでいる計算か。

三誌一斉広告とかあるからあんなときは、1億円ちかくの広告費になるのだな。

それでも利益がでる。

たいへんななりわいです。

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こちらはSWITCHの大森家特集。

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2020年10月05日

おつかれさま

後輩の若羽幸平が大駱駝艦から独立したようです。

幸平にはじめて会ったのは、ラクダカンが長野県白馬村でおこなっている夏季舞踏合宿。

あの年は渡邊達也に湯山大一郎に小倉コブラ、そして若羽幸平と合宿生の当たり年だった。

たしかじぶんと塩谷智司と幸平と小倉がおなじ部屋でみんな大人しくて「うちの部屋は羊ばかりで平和やで」とか合宿長だった村松卓矢に言うてた。

あたまにイナズマの刺青が入ってて異彩を放ってた達也は早々と入艦を決定。いっぽう湯山は当時まだ踊っていた弟弟子、石川正虎と意気投合して正虎のチームに入った。

小倉はおなじくバリバリ踊っていた兄弟子、星野健一郎のチームに参加。

しかし幸平はどこに入るでもなくつかず離れず、大阪の新世界にあったダンスボックス『2001年壺中の旅』公演を観にきたりしていた。

村松が勧誘はつづけていたのか、いつのまにかメンバーになっていた。

入ってからは、いろんな作品を一緒につくりました。

麿さんに「おまえのやってることは、98%、まちがっている。」いうて言われた『ジャーオデッセイV』では、女性ばかりの群舞のなかたった1人で踊っててさぞ大変だったでしょう。

しかしあのときの活躍が認められて、本公演でも抜擢をされたりしてたから踊りの実力が上がったのは確実だった。

『舞踏虎ノ穴』のときは、夜遅くまで1人だけ残って相談に乗ってくれたりしてた。

後輩だから気楽にからかったりしてたけど、あるとき凄い怒ったことがあってそれ以来は反省して気をつけるようにしていた。村松に言われて腹が立たないことでも、じぶんが言うとあたまにくる。ということがあるようだった。

不思議だけど人間性のちがい。

だんだんと年月がたち慣れてきて幸平も村松に影響を受けて、後輩をいじめたりするようになっていった。ただ村松とちがうのはユーモアに欠けるところで、これまた不思議な人間性のちがいだったのだな。

15年以上いたのか、ちょうど辞め時だったのかもしれない。たしか湯山と同い年ぐらいだったから40歳・・・もうあと戻りはできないぞ。

これからどうしていくのか・・・しばらくはソロで活動するのがいいのか・・・大きなお世話か。

いまは自由を謳歌しているところか。

独立したら、じぶんの全責任において自由に行動ができる。

今後の幸平の活躍に期待です。

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左:若羽幸平と右:小田直哉でつづけていた『ゴールデンズ』。雲太郎が抜け、幸平が抜け、とうとうゴールデンズは消滅か・・・Photo by Daiga Koshiyama.
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2020年10月06日

やっとやっと

ようやく関西へ移動です。

家のある淡路島五色町都志へと約9ヶ月ぶりに帰るのです。

今年の1月に都志から東京へと移動し、2月の公演を終えて3月に帰ろうと思っていたらあっというまに状況が変化してしまった。

今年のあたまごろは、こんなことになるとは想像もしていなかった。春物も夏服もあたりまえのように、すべて都志へと置いてきてしまった。

中国の武漢でまるで映画みたいなことが起こっているなあ。とか思っていたらあれよあれよと世界中で大騒ぎに。

人生は即興で一寸先はどうなるかわからない筋書きのないドラマ。だからこそおもしろい。とか言えているうちはまだマシなのか。核戦争とか起こったらそんなことは言ってられない。

流動的なこの世界情勢、どんどん変化していくので油断大敵、目が離せません。

さて、まずはバスにて新宿から大阪駅まで8時間かけて移動です。「狭い車内ではございますが、ゆっくりとおくつろぎください。」

平日にもかかわらず満席なので、国内は平常時に戻りつつあるのか。初期の頃はバスで感染者が出て騒いでいたけれど、あれは武漢からの観光客がマスクをせずに乗っていたから。

もう怖れることはありません。

夕方大阪駅に到着したら、電車にて川西能勢口へ。そこからまたバスに乗り懐かしき我が実家・・・いやもう建て直して育った家ではないので実家ではないな。

しばし両親の様子を伺ってから、いよいよ都志へと帰ります。

川西池田駅から電車で三ノ宮までいき、そこから高速バスで明石大橋を渡り淡路島へ。神戸から淡路島へと渡ると景色が一変、とたんに緑豊かになる。

そのまま山の中を走りインターチェンジを降りると夢にまでみた瀬戸内海、播磨灘が出迎えてくれます。

どこまでも青い空。流れていく雲。キラキラと海に反射する太陽。

音楽を聴きながら海沿いの道を走ること1時間、風力発電の白い風車が遠くに見えてきたら、そろそろ降りる準備をはじめます。

左手に木谷家のお墓がある墓地が見えたら最終目的地、五色バスセンターです。

風評被害を避けるために、しばらくは誰にも合わずに家で自粛するつもりなので、人目をはばかり目立たないようにバスから降車。

バス停から1分ほど歩いたら、懐かしき我が家が見えてきます。

さあ、どうなってるか。

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どこまでもおだやかな瀬戸内のうみ
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2020年10月07日

夢か

大阪新地の最高級クラブのまえにいる。

ドアをあけたら目の前にハシゴがあって、裸電球のオレンジ色のひかりに照らされている。そのハシゴをのぼっていって上へ。

上で飲んでいたら半グレの店で1杯1万円もする。

高すぎるので窓から逃げるけれどまたもどって、大立ち回りを演じる。むこうがマシンガンを撃ってきたのでダイナマイトで応酬。

電通のなかを歩いていく。

おしゃれなかっこいいオフィスでみんながしごとをしている。中2階の美術館のインスタレーションのようなところで女性がしごとをしている。そんな光景を眺めながら奥へとすすんでいく。

突き当たりのとびらをあけたら、上がガラス張りの通路になっている薄暗い部屋でいちばん奥の壁際で笠井叡さんがおどっていた。

そのとなりへ湯山大一郎がいっておどりはじめたので根性あるなあ。と感心する。

観つづけるのはヒヤヒヤするのでドアをあけて外へ出た。そこからもとの場所へともどっていく。高い壁にかっこいい絵がたくさんかかっている。

村松卓矢、塩谷智司とこちらがわにいる。向こうがわでは黒田育世ちゃんたちがイントレのうえの舟のようなものに乗っていて、それが落ちるけれど大丈夫でよかった。

ちいさな鳥をつかまえた。

鳥かごをペットショップへと買いにいく。さびれてつぶれそうなペットショップは品ものがあんまりなくて、ガランとしていてさびしい。

おおきい鳥かごしかなくてどうしようかと考える。

ボクシングジムで手にバンテージを巻いている。

折れ曲がってうまく巻けない。巻いてくれているのは誰だろう。何人かヤクザがやってきて入り口で騒いでいるので落ち着かない。じぶんで巻いたら巨大になりすぎて、うまく拳を握れないので巻きなおす。

時間がないので焦っているのだ。

向こうのジムではもうチャンピオンが待っている。なんとか巻いてグローブをはめたら重いかんじで大丈夫かな。と不安になる。

外へでて自転車に乗るけれど手がドラえもんみたいになっているので、ハンドルが握れるか心配になる。

もう外してる時間はない。

あせっていたら目が覚めた。

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『夢でみたイメージ』
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2020年10月08日

台湾舞踏派

なんと我妻恵美子が大駱駝艦から独立したそうです。

トップダンサーの突然の退団。

惜しいなあ。

村松卓矢は同性であるぶん麿さんにかなわないところがあったけれど、我妻さんは異性という特権で麿さんとはちがう魅力を舞台で炸裂。

相棒のようでもあり、ライバルであったりときに恋人のようでもあったり師匠と不思議な相似形を展開していた。

観るたびにキャラクターを変化させていくさまを遠くから伺いながら、触発されてもいたのでした。

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マメ山田さんと。Photo BY Emiko Agatsuma Twitter.

我妻さんの入団は2000年かな・・・約20年いたのか。

音響の腕前が凄まじくて、じぶんの作品では『2001年壺中の旅』での成功から必ず懇願して彼女にお願いするようにしていた。

『舞踏虎ノ穴』のときも、作品の成功の半分は我妻さんのおかげだった。

じぶんが合宿長をやったときの夏合宿公演の音響も我妻さんでオープニングがじぶんの思っているイメージ通りにならなかったときは、ギリギリまで粘ってイメージに近づけてくれた。

まだ師匠がきていないときに音楽をつけて通し稽古をしたら石川正虎が「やばいね、これ」とびっくりしてて、八重樫玲子さんは感動して泣いてた。

師匠がやってきて通しを観て「背筋がゾゾっとした」と感想を述べていた。粘ってくれたオープニングの音のおかげさま。

あのときの合宿には鉄割のメンバーだった伊藤麻実子さんが参加していたので、最終日に戌井君が観に来てくれて「麿さんてほんとうにおもしろいですね」とつぶやいていた。

天才は天才を知るのだ。

我妻さんには『ジャーオデッセイV』では、ダンスマスターをつとめてもらった。見事にいい群舞にして高評価を得ていた。

そのあと本公演でもメキメキと頭角をあらわして、オープニングにソロを踊るなんていう大役を任されていた。

踊り手として活躍しだしてからは、音響をやらなくなったので残念。

いま振付の才能はラクダカンいちなのではないのか。とも思っていました。おもしろい振付するものなあ。

ダンサーとしても、タガの外れっぷりは村松に匹敵するとも劣らなかったかもしれない。

このあとは、どうするのかな。

しばらくは東京で活動するのか。故郷の宮城県仙台で舞踏を広め、台湾でも活動しつづけてと・・・なんでもできるな。

そうしてそれをおもしろがってやる、タフさが彼女のなかに備わっているように思います。

まだまだこれから、たのしみです。

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台湾での公演がもうすぐ。さらに我妻さんのnoteを発見。写真が素敵。
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2020年10月09日

Happy birthday

昨日は父親の誕生日でした。

山形土産の日本酒『楯野川』とお寿司でお祝いしました。

楯野川は吟醸王国、山形のそのなかでも大吟醸しかつくらない蔵元です。まえに一度、飲ませたら「これは無理して大吟醸にしとるな」とか感想をのべていた。

今回は、どうかと思っていたら「うまいな」と言っていたのでよかったです。

85歳。

長生きしているがそのぶん、これまでに何度かガンにかかって、耳がほとんど聞こえなくなって最近は歩くのもしんどそうです。

まるで、からだを引きずるように歩いています。

夜寝るのがはやくて朝起きるのがおそくて食べる量も少なくなって、そろそろいわゆる“死ぬ準備”をはじめている感じです。

「朝起きてこーへんなあ。思ってたら死んでたりして」という父に「人間はなかなか死なれへんで」と母親が返します。

子どものころは父のことがとても好きで夜、帰ってくる車の音がしたら犬みたいに興奮してた。とにかく話しがおもしろかった。むかしの話しがとくに好きでいたずらの話しとか何回でも聞きたかった。

先日、山形で奥村君に「親父の枕の匂いが大好きでずーっと顔をうずめてた。」言うたら「信じられへん。」とびっくりしてた。

次男同士で気が合うところもあったのか。母親にはいつも怒られていたが、父に怒られた記憶はあんまりない。

中学生になってグレてきてからは、ほとんど口も聞かなくなってごめんなさい。素行のあらたまらないじぶんを父が包丁で脅したことがあるらしいけれど、覚えてないなあ。

中学生ぐらいのときは父親も荒れててベロンベロンに酔って帰ってきて、犬をいじめたりツルハシで雨戸を壊したりしてた。仕事で嫌なことでもあったんか。

母親と妹が泣いてて兄貴は、われ関せずとさっさと二階に上がって勉強。あのころは家庭崩壊してたのかもしれない。

東京へと家出をするまえ、高級鮨屋へ連れていってもらった。あれは美味かったなあ。

家出をして電車の中で内ポケットを見たらお金が入ってた。家から飛び立つできの悪い息子へのせめてもの餞別だったのか・・・

とか回想してたらまるで亡くなったみたいやな。

いつなにがあってもおかしくない気配ですが、人生を楽しんでいる雰囲気も感じます。

絵画に囲碁にショッピングに旅行にと忙しく、さらに株の売買も熱心につづけていらっしゃる。

まだまだ生命力は衰えていないようです。

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けんじ・ゆうじ
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2020年10月10日

Ig Nobel Prize Winners

ノーベル賞の発表が開始。

それにさきがけてイグ・ノーベル賞の発表がありました。

「イグーーー!!」いうて叫んだら気持ち良さそうだけれど、イグ・ノーベル賞の“イグ”とはどういう意味なんだろうと思って調べてみたら・・・

“イグ・ノーベル賞とは、ノーベル賞のパロディで、否定の接頭辞 “ig” をつけた造語であり「イグノーブル(ignoble)=下品、恥ずべき」と掛けたジョークでもある”

今年はトランプ大統領とボルソナロ大統領、ルカシェンコ大統領らが医学教育賞を受賞。受賞理由は「政治家は科学者や医師よりも生死に多大な影響を与えられる」ということを実証したからだって。

ルカシェンコ大統領は「片腕の男を拍手罪で逮捕した」という2013年度の平和賞につづく、2度目の受賞。

そんなイグ・ノーベル賞を今年も日本人が受賞しました。

「ワニにヘリウムガスを吸わせると鳴き声が変わることを証明した論文」で西村たけしさんが『音響学賞』を受賞。

トリやヒトなどは、のどの空間で管楽器のように空気を共鳴させて音を出している。今回の研究で、爬虫類の鳴き声の出し方も鳥類や哺乳類とおなじだとわかった。

鳴き声がどのように進化してきたかを解き明かす貴重な成果なのだそうです。

これで日本人は14年連続の受賞。

1995年は「ピカソとモネの絵を見分けるハトの研究」で渡辺茂さんが心理学賞を受賞。

1997年は、大ヒットしたおもちゃの『たまごっち』が経済学賞を受賞、2004年は『カラオケ』の発明にたいして平和賞があたえられた。

2005年は「35年にわたり自分の食事を毎回撮影し、食べたものが脳の働きや体調に与える影響を分析しつづけたこと」でドクター中松さんが栄養学賞を受賞。

2007年は「牛のふんからバニラの芳香成分“バニリン”を抽出すること」に成功した山本麻由さんが化学賞を受賞。

2014年は「床に置かれたバナナの皮を人間が踏んだときの摩擦係数を計測した研究」で馬淵清資さんが物理学賞を受賞。

2018年は「大腸の内視鏡挿入を容易にするために内視鏡スコープを自ら大腸に挿入することを研究したことについて」で堀内朗さんが医学教育賞を受賞した。

ノーベル賞はいかに人類の役にたったかが問われるけれど、イグノーベル賞は「人々を笑わせ、考えさせる業績」が対象だそうです。

笑わせたあとに考えさせるか・・・

作品づくりにおいて、じぶんも常に意識しているところでもあります。

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参照:2020年10月2日 朝日新聞 | 2020年10月7日 毎日新聞 | 2018年6月13日 BBC NEWS JAPAN | 2018年4月11日 Yahho!ニュース、木村正人 | FNNプライムオンライン
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2020年10月11日

じぶんを好きになるには時間がかかる

時間があいたので映画を観にいきました。

『はちどり』という韓国映画。

中学2年生の女の子の物語で、主人公を演じていた俳優さんがとっても可愛らしかった。

中学2年か・・・いちばん微妙な年頃です。性が目覚めるか目覚めないかのちょうどはざまかんぺい。

まだ大人ではなく、もう子どもではない。

主人公の家では父親は仕事が忙しくて家にいないしどうやら浮気もしているみたい。家庭は厳格な家父長制で父親は独裁者、食事のときには父親の説教がおわって「食べていいぞ」と言われるまでハシをもてない。

母親も忙しくて娘まで気が回らない、兄貴は暴力をふるう、姉さんは遊びに夢中、学校には友達がひとりもいない。いじめられているわけではなくて、不良だと思われて敬遠されている。

不良といったって、塾の親友とたばこを吸うぐらい。その親友にも一緒に万引きして捕まったときに裏切られてしまう。

恋人がいるけれど、ほかの女の子とじゃれあっているのを目撃してしまう。

同性の後輩が「大好きです」いうて近づいてきて親密になって口づけしたりしてエロチックな雰囲気になったりする。けれどもある日、素っ気ない態度をとるので話したら、大好きだったのは先学期までで今学期はちがうといわれてショック。

なんなんだろうか、思春期特有のあのなんだかつかみどころのないというか、うまくいかない複雑な感じというか甘酸っぱいようなもどかしいような感じは。

苦悩する青春かあ。

そこへあらわれるひとりの理解者、あたらしくやってきた塾の講師が話しを聞いてくれる。しょうもない悩みでも話しを聞いてくれる人がいるというのは嬉しい。

そのたったひとりの理解者が・・・

とくになにが起こるでもない、なんでもないひとりの女の子をめぐる私的な物語なのだけれど、不思議な魅力のある映画でした。

ベルリン国際映画祭をはじめ50を超える賞を受賞して、韓国では動員15万人の大ヒットとなったとか。

韓国のひとたちは年間映画鑑賞本数がひとりあたり4.3本と世界一映画を観る国民だそうです。日本人の約3倍だって。

「それだけ観客の目も肥えています。作り手は観客を喜ばせるために工夫しなければならないので、骨太な作品ができるんです。」そう話すのは、韓国映画業界で助監督として働いている藤本信介さん。

日本映画では、予算の少なさから1か月程度の短い期間に詰め込んで撮影を行わなければならず、徹夜で撮影を行うことも珍しくない。

いっぽう予算に余裕のある韓国では一般的な作品ならば3か月かけて撮影し、最長でも1日12時間労働が守られているという。

素晴らしい。

日本の舞台界は・・・映画界のことをとやかく言えないのです。

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監督はキム・ボラさん38歳、今作で長編デビュー。主演はパク・ジフさん。This image comes from the Google.

参照・引用:2020年8/13 Yahoo! ニュース
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2020年10月12日

ただいま

我が家へ帰ってきました。

台風の接近によりあいにくの雨模様。

ひさしぶりの播磨灘もどんよりと雨にけむって寂しげでした。

庭は想像以上の荒れ方だった。人間の背丈以上の雑草が何本も生えて枯れて無数の種子を飛ばしていた。

ツル系の植物は触手をのばして、なにもかもを呑み込もうとしている。

自然に呑み込まれようとしている廃墟・・・ではないので、まずは「すまんなあ」とこころで謝りながらいくつもある立派な蜘蛛の巣を壊していきます。

生きていくために必要不可欠で、ながい時間をかけて作ったものをあっけなく壊されてしまう。蜘蛛にとってひとは台風や地震とおなじようなものか。

初日は夕方に着いたのでなにもせずにのんびり。と思ったら荷物が大量に届き戦場に。毎回都志に来るたびに荷物を送って少しずつ引越しをしていたのでした。

今回の段ボール13個で東京の荷物はすべて都志へと送り終えた。

夜はひとりでパーティー、18時になったとともにプシッとビールを開栓「乾杯」。

気づいたらキッチンの床で寝ていました。風邪ひくでけんちゃん。

2日目は雨あがる。土曜だし二日酔いなので、のんびりと作業。外回りの雑草をすべてひっこ抜きます。そこから玄関まわりの雑草も抜いて、ひとやすみ。

家の中は思ったほど荒れていなかった。天井の崩落が1箇所、ゴキブリが一匹ミイラになっていたぐらいで心配していたカビは生えていなかった。

夜はやはりひとりでパーティー。今日は昨日の反省から「酔っ払いすぎないぞ」とこころにかたく誓って安全運転に徹します。

明日は晴れらしいので本格的に庭の雑草と格闘するぞ。と張り切りましたが、日曜日なのでやはりのんびりと作業。

風評被害は怖いけれど、恐れていてばかりでは前へは進まない。とお隣の梅ノ木旅館さんへ帰宅の挨拶。

ご主人の喜多川君は子どもと出かけていたけれど奥さまがいたので、お土産の“のし梅”と“へぎ蕎麦”と“箕面ビール”を渡してすこし立ち話し。

心配していたけれど、お客さんが泊まっているようなので良かった。

念のためフェイスシールドをして行ったけれど、ここ都志ではみなさんあんまり気にせずに生活しているようです。

「東京からも泊まりに来てもらってますから気にしないでください。」と言われて「そうだよなあ。気にせずに生活していくのがいいのだ。」と実感。

家へ戻ってもう少し作業をして、夜の勤行をしてから無事に帰ってきたお祝いをします。

箕面ビールのペールエールで「乾杯。」

気づいたらキッチンの床で寝ていました。

今日は酒を抜くぞ・・・抜けるか。

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『鼻クロ、ひさしぶり』
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2020年10月13日

作業と海

昨日は月曜日だったので本格的に作業開始。

庭の雑草との格闘と家のなかの片付けも続行。

そのまえに朝の日課である勤行をします。

香炉のなかを掃除して整え、お茶をいれてお供えします。ロウソクに火をともし線香に火をうつし、一礼してこころを込めて真言をとなえる。

「おんさらば たたぎゃたはんな まんなのう きゃろみ」

勤行が終わったら今日は新聞は休みなので、梅醤番茶を飲みながら『ブログ?』を記します。昨日のブログ?は、ほとんどつくってあったのでらくちん。長かったのを刈り込んで微調整して、のし梅の絵をフォトショップで製作しますがいまいち。

ここ都志にはスキャナーがないので鉛筆で描いても画像として取り込めない。スマホで撮影すればいいがスキャナーとの画像の精度がちがうからなあ。

とか言い訳しながら鼻クロの写真をアップ。

鼻クロは都志を根城にしている野良猫で目が三角で凶暴です。目をみてはいけないという猫の作法を知らなかったので、じっと目をみていたら「フー!」いうて威嚇されて引っかかれた。

それ以来、怖ろしくて近づかないようにしています。向こうはそんなことは御構いなし、つかずはなれず庭をウロウロしている。

気づいたら近くにいたりして興味はもっているようです。

ブログ?をノートブックで確認してスマホでも確認。何度も確認するのに、たまに誤字があるのでびっくり。パソコンの変換のせいもあって、それらしく変換してくるので気づかなかったりする。

ブログ?をアップしたらさあ作業。

裏に正体不明の木が生えて大きくなっていてもう抜けないので、反則ですが農薬で根絶します。外まわりの根から抜けなかった雑草には熱湯をかけて枯します。東京のマンションの管理人がやっていた方法。

けど効果あるんかいなと調べてみたら、手間がかかるわりには根を枯らすのはむずかしいようなのでなんやねん。

仕方がないのでとにかく引っこ抜いていきます。ぶちっとちぎれて根が残るけれどしゃあない。

午前中いっぱい作業をしたら汗をかいたので、自転車で5分走って海へといってザブンと汗をながします。

こころとからだが解きほぐされていきます。

360度なにもないじぶんひとりの空間に身をおきながら、ながくつづく砂浜が宇宙だとすると一粒の砂が銀河系だという話しを思い出した。

広大な宇宙のなかのたった一粒の砂の、さらにそのなかの太陽系のなかの地球という星のアジアのなかの日本のなかのちっぽけすぎるじぶん。

お腹が減ってきたので家へと帰ってシャワーをあびて、つくっておいたサラダを頂きます。

午後はおもに家のなかを片付けて、そとの作業もしつつ終了。

夜はノンアルコールで本を読んだりしてすごしました。

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『襖絵part1』
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2020年10月14日

新聞から

今朝の毎日新聞にスクープがのっていました。

『一般社団法人に1,350,000,000,000円』

“国が2015年から2018年の4年間に予算化した政策のうち、一般社団法人に支出した予算が少なくとも1兆3500億円にのぼることが毎日新聞の調べでわかった”

「国民が国に納めた税金の使い道は国民の監視下に置く」

憲法が定める財政民主主義の精神ですが、持続化給付金事業でも問題になった“一般社団法人”が予算をつかう場合、監督官庁がなく情報公開のルールも甘く税金が闇のなかへと消えていく構造になっているようです。

かつて社団法人は財団法人とともに“公益法人”と呼ばれ、所轄官庁が厳しく監督していたという。

しかし手取り足取り指導するうちに馴れ合いがうまれ官庁から天下りするようになり、納税者の見えないところで無駄なお金がため込まれた。

その反省から2008年にはじまったあたらしい制度では、国が監督するのは公益社団法人のみとし、一般社団法人は行政の監督下におかないことにした。

ところが、監督の目がきかない世界としたことで、一般社団法人を隠れみのにした不正が横行。

2013年には東日本大震災の復興予算の流用先となった法人の不透明な実態が問題となり、法人をつかった税金逃れも続出、決算をあきらかにしない法人もあとを絶たないとか。

国から一般社団法人への予算支出額の一位は“環境共創イニシアチブ”で3708億7700万円。

ここは電通が省エネに関する国の補助金交付事業を手掛けるため、グループ企業やエネルギー団体とともに2011年に設立したが、法人設立に経産省の関与が疑われています。

“2013年当時の環境共創の定款をインターネットで調べると、作成者名は経産省の『情報システム厚生課』だった。タイトルは『補助金執行一般社団法人(仮称)定款(案)』

作成者、タイトルともサービスデザイン推進協議会の定款と同じだった。” と東京新聞Web版に記されていた。

いま定款を調べたら、作成者名とタイトルがなくなっていたので削除したようです。

“官から民へ”

この流れのなかで、一般社団法人があつかう税金の領域はますますふくらむばかり。

貴重な血税をまかせる存在である以上、外部監督が可能な情報公開のルールをつくらないと不正はなくならないようです。

このままでは、未来の子どもたちの借金が増えつづける。

自分のことだけを考えた、不正だけはやめてもらいたいものです。

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『襖絵part2』

参照・引用:2020年10月14日 毎日新聞 | 2020年6月13日 東京新聞 TOKYO Web
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2020年10月15日

自然の知恵

庭に柿の木があって柿がなっています。

去年は豊作だったけれど今年はそれほどでもない。

なにがちがうのだろう。

毎朝、庭をまわって柿の成熟具合をチェック。色づいていい感じだなと思ってよくみたら半分かじられていた。みごとにかぶりついていてどんな動物だろうと思うけれど高さ的に鳥だな。

美味そうなのをちゃーんと選んでえらいなあ。今朝も食べに来ていて観察したら、けっこう大きな鳥だった。

プルーンの木も3本生えているけれど、2つしか実がなっていなかった。作業しながら頂きます。甘酸っぱくて美味なり。

昨日はなかったのに立派な蜘蛛の巣が完成していてびっくりする。けれども通り道なので「すまんなあ」と棒で蜘蛛ごとまきつけて、もう少し高いところの枝に逃がしてやる。

「そこに巣をつくってくれたまえ。」けれども次の日にまたおなじところに巣をつくっている。なんどもひどい目に遭っているのに、またおなじところに住む人類をほうふつとさせる。

ツル系の植物がはびこっているので手当たり次第に引っこ抜くけれど、根がしっかりしていて途中で千切れるのでまた生えてくるでしょう。どうどう巡りの不毛な闘いだけれど受けて立ちます。

「誰が植えたんや」といきどおるけれど、植えたひとはまさかこんなことになるとは想像していなかったでしょう。

すべてを呑み込もうとする植物の猛威。

ジャックと豆の木で有名な豆系の植物もにょきにょきと伸び散らかして、しかも豆も撒き散らかしてたいへんなことになっている。こちらは誰かが植えたのではなくどこからか豆がやってきたのか。

雑草もどかからかやってきて生い茂っている。

黄色い可愛らしい花を咲かせてるなあ。と思ってたら次の日には、枯れてエイリアンのように無数に牙をむいてトゲトゲしく服に食い込んでくる。なにかにひっついて勢力を拡大する生存戦略。

セイダカアワダチソウやそれに似た雑草は、たんぽぽのわた毛とおなじように種子を無数にとばして勢力を拡大する作戦。引っこ抜こうとすると種子がつぎつぎに飛んでしまい、あらら。

生き残ろうとする雑草の知恵をたくましく感じる。なんとかしていのちをつないでいこうとする本能。

踏まれても引っこ抜かれても、たんたんといのちを残そうとする。

じぶんも雑草のようなもの。かくありたいと思います。

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『なまえは?』
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2020年10月16日

核なき世界へ2

ずいぶんと前になってしまいましたが、9月26日は『核兵器の全面的廃絶のための国際デー』でした。

まとめるのにすっかり時間がかかってしまった・・・

国際デーにあわせて国連総会で会合がおこなわれました。

会合では『核兵器禁止条約』を批准する国が相次いで、批准したところは46で発効に必要な50までのこり4に迫った。

関係者によると今年中に達成する可能性があるとしている。50に達してから90日後に発効するので早ければ、来年1月にも核兵器を全面的に禁止する国際法が誕生するという。

会合ではホンジュラスが「国会での批准手続きの最終段階にある」ジャマイカが「まもなく批准する」カンボジアが「批准の過程にある」と表明。

ほかにもリヒテンシュタインやアルジェリア、グアテマラなども批准の意思をみせている。

条約の推進国は核兵器を“非人道的兵器”とさだめる国際規範ができることで、核保有国に核軍縮をせまる圧力になるとみているそうです。

核兵器禁止条約は『核不拡散条約』“NPT”が、核保有国に課している軍縮交渉がすすまないことに怒った非核保有国のとり組みで生まれた。

核不拡散条約は、アメリカ・ロシア・イギリス・フランス・中国のみに核保有の特権を認めるいっぽうで、『国際原子力機関』“IAEA”などをつかって核軍縮や非核保有国への不拡散を保とうとする全人類でのとり組み。

けれどもNPT加盟国間の分断がすすみ、核軍縮はまったくすすまない。

すすまないどころかアメリカとロシアのあいだの核条約がつぎつぎと失効し、アメリカ国防省は「従来の核兵器は破壊力が大きすぎて使いにくいので、小型化して使える核兵器にすることが必要だ。」と主張しているという。

いっぽう「ロシアに向けて“弾道ミサイル”が発射されたと判断した場合、ただちに『核兵器』で応戦する。」とロシアが牽制。

アメリカとロシアがお互いに核兵器の使用に踏み切るハードルを下げている理由は「ほんとうに使われるかもしれない」と恐れられないかぎり、核抑止力が損なわれるという考えかたからだそうです。

使える核などない。

核兵器というものはその威力の大小にかかわらず非人道的である。このことは被爆を経験した日本が、いちばんよく知っているはずです。

このままだと核禁止条約がたとえ発効されても、核保有国と非核保有国との溝が深まるだけかもしれないという。

日本は核保有国と非核保有国との橋渡し役を自任している。核の傘の陰のなかに居つづけるという不気味な因縁を断ち切って、非核という陽のあたる場所へと歩み出る。

それができたとき、核廃絶へ向けた日本の発言に説得力が生まれるのでしょう。

広島で被爆死したものの子孫からでした。

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『襖絵part3』

参照・引用:2020年2月11日、3月4日、6月8日、7月8日、8月5日 朝日新聞 | 2020年10月4日 毎日新聞
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2020年10月17日

木で鼻をこする

菅政権が誕生して1ヶ月だそうです。

誕生当時の世論調査で支持率がアップしたと言っていましたが、まだなんにもやってないのにアップって。

世論という不思議なもの。

安倍政権を実質うごかしていたのは菅さんだろうから、そのままなのは当りまえ。けれども安倍さんというフロントマンがいなくなったときにどうか。

副社長のときに優秀でも社長になったらそれほどでもなかった。ということもあるようです。

継承だろうが改革だろうが、日本がよくなるならそれで構いません。あとは戦争ができるようにしようとさえしなければ良いかもしれない。

とか思っていたら、日本学術会議の任命問題でゴタゴタ、どうやら菅さんは握ったばかりの権力を行使して学術会議を意のままに操ろうとしているようです。

学術会議は戦争の反省からつくられたもの。これまでも戦争や軍事目的の研究を拒否してきたそうです。

耳の痛いことを言うものを遠ざけるというのは、独裁のはじまり。

安倍さんはまだ愛嬌がある感じだったけれど、菅さんというのはどこか冷たいというか怖ろしい雰囲気をもっている。自分の言うことを聞かないものは容赦なく飛ばしてしまうそうなので、恐怖政治にならないように気をつけて注視していきたい。

「民主党政権の政策決定過程の多くは非公開で議事録も作成されず、『密室政治』となっています。

議事録作成という基本的な義務も果たさず『誤った政治主導』をふりかざして恣意的に国家を運営する民主党には、政権を担う資格がないのは明らかです。」菅義偉官房長官時代のブログより。

今後は吐いた唾は飲まないようにしてもらいたいものです。

たった三日でもいいから握りたいもの、それが権力。

「たいていの代議士は努力さえすれば大臣になることができる。だが総理・総裁は努力してもなれるものでない。やはり運命だ。」

これは田中角栄さんのことば。

そんな日本の最高権力者、総理大臣についての本が売っていたので購入、安倍さんが新首相になったのが52歳だと知ってびっくり。

じぶんぐらいのときにこの国のリーダーになったのか。と考えたら、最近生きるのにしんどくなってきてるのに「この歳で最年少って日本の政治の世界って高齢なのだなあ。」とあらためて実感。

じぶんならば、もっと若いものに任せたくなる。

しかし戦後最年少ということは戦前戦中にはもっと若い総理がいたのかと調べたら、伊藤博文はなんと44歳で総理大臣になっていた。

あのころのひとは早熟だから若いということはなかったのかな。

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『すがよしひでさん、71歳』

参照・引用:2019年12月27日、2020年10月17日 毎日新聞 |『総理大臣全62人の評価と功績』発行(株)アントレックス
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2020年10月18日

宇宙の散歩者

或る晴れた日の朝に外へ出た。

日課である新聞を買いにいくのである。

いつのまにやら本格的な秋。日差しはすこし優しくなってきた。どころか朝晩は肌寒いぐらいだ。

どこまでも爽やかな海風に吹かれながら軽く肩を揺さぶって、からだをほぐしてみる。屈伸して、あくびをする。

からだという宇宙をかんじる。

鼻先三寸さきは、もうすでに宇宙であると師匠がいっていた。うちなる宇宙とそとなる宇宙がおなじ宇宙であるというのは不思議だと思う。

赤瀬川原平さんの作品に『宇宙の缶詰』というのがあったけど、あれは冴えていた。まさに師匠のいうメソッドの極意をあらわしていた。

うちゅうの“宇”は空間を、うちゅうの“宙”は時間をあらわすらしい。

せかいの“世”は過去、現在、未来という時間を、“界”は東西南北、上下といった空間をあらわしているとか。50歳を超えてもあたらしいことを日々、知るのである。

宇宙のはじまりのときにひとはいなかった。

宇宙はずーっとひとりぼっちであった。ひとりきりで話し相手のいなかった宇宙は、話す相手が欲しくなり、人類を創りだしたという。

西洋においては、宇宙というところが神になる。

東洋においては、森羅万象の様々なものに神が宿る。すなわち宇宙すべてに神が宿るのだ。

木に草に花に神が宿り、石に神が宿る。虫や小動物、犬や猫にも霊性があればもちろんひとにも神は宿る。

ひとは生まれたときにはすべてがひとつであるという。

じぶんとまわりの区別がない。だんだんとことばを獲得してじぶんと世界とを区別する。そのうちにじぶんとママを区別して、ひとつことばを覚えるたびに世界を細分化していく。

生まれてから死ぬまでのあいだに世界を細分化しつづけ、死の間際にふたたび分かれていた世界がひとつになっていく。我も彼もない世界への回帰。

ひとつとすべて。個と全、梵我一如。

宇宙の根本原理であるブラフマンと個人の本体であるアートマンが、おなじであるという不思議への回帰。

風がふき、木がざわめき、雲がながれ、虫がなく。身の廻りのすべてのものが、息づき、生きているのだと感じる。

あらゆるものに感謝をして、敬意をもってをどりたいと思う。

大野嘉人は花束を叩きつけ舞台に挨拶をしていた。室伏鴻は観客から見えないように、おどり終えた空間に口づけをしていた。独特な感謝のしかた。

えーと師匠の麿赤兒は・・・

とかとか、考えながらファミマの門をくぐる。

さて、今日はどの新聞を買うか。

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『宇宙の缶詰』
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2020年10月19日

新しく聞く、秋

秋の新聞週間がはじまりました。

若い頃は新聞をとるなんて贅沢だと思っていた。

読もうが読むまいが、毎朝届いてどんどん溜まってくるし、家の中が散らかっていくイメージしかなかった。

毎日毎日、情報なんて必要ないとも思っていた。新聞を読むなんておじさんくさいとも感じていた。

この『ブログ?』を記すようになってから、なぜか新聞を読みはじめました。読んでみるとさすがは長い歴史のあるメディア、話題は多岐にわたるしジャンルもさまざまにあって興味がつきない。

かたい話からやわらかいお話まで、いろいろとつまっていて幕の内感も目にたのしい。そして、そのどれもが責任をもってしっかりと書かれていてときに感心したり、ときに感動させられたりする。

たんなる情報もあればエッセーっぽいものや小説っぽいもの、そのものずばりの小説の連載もあったりして、なんだか深く染みわたるお話しだな。と思って筆者をみたら作家さんだったりする。

もちろん興味がない話題やこれはじぶんには関係ないなという記事は読み飛ばす。読み飛ばすけれど、もったいない気もしてあとで読もうなんて言いわけをしてみたり。だいたい読まないのだけれど。

読者の声のページもじつは高名な学者さんが投書していたりするのであなどれない。じぶんの母親もよく投稿をしていて『女の気持ち』という投稿欄にはなんども掲載されている。

『男の気持ち』というのもあるらしいけれど・・・世の中に言いたいことか・・・

有無を言わさずに届きつづける定期購入ではなく、毎朝散歩がてらお店へといき各紙の見出しを見比べて面白そうな新聞を購入する能動的なスタイルが気にいっています。

日曜日は松尾貴史さんのエッセーと高橋源一郎さんの人生相談を楽しみにしているので、掲載されている毎日新聞をかならず購入。

松尾さんは『ちょっと違和感』と題して徹底的に政権批判をつづけて、そのほか世の中の矛盾や可笑しなことも取り上げて痛快です。

高橋源一郎さんの人生相談はさまざまな経験や苦労をしてきたひとならではの厳しさがあって、じぶんの心情にしたがって答えているすがたに毎回感服します。

まずは相談を読んでじぶんならばこんな答えかなと考えて、高橋さんの回答を読むといつもはっとさせられる。

「さすがだなあ。」と感動しつつ「じぶんも、もっと人間を磨かねば。」と思うのでした。

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『過去の絵をちょいと彩色』
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2020年10月20日

ゼロ地点から

むかしは、絵を描いていました。

子どもの頃から絵を描くのが大好きで朝から晩まで描いていた。

小学4年生のときに、先生に酷評されて絵が嫌いになってしまった。

高校3年生のときに幼馴染に誘われて美大予備校に通いはじめて、ふたたび絵への興味が湧いてきた。そこから「絵で喰うのだ」と発展して、上京し10年間試行錯誤をした。

世界の既成概念と社会の常識に対して絵で闘っているつもりだった。だけど社会はいま思えば当たり前だけど、びくともしなかった。

もっとじぶんのすべてをつかって、このからだをつかってアクションできる手段はないだろうか?

暗中模索しているときに土方巽を知った。

そのひとならざるすがた、かたちに魅了され、そして、その圧倒的なアクションの仕方に心酔したのだった。

そこがじぶんの新たなるゼロ地点なのだと思います。

その土方巽の弟子である麿赤兒に師事して約20年、そして独立して8年になるのか。まだまだなんにもやれてないぞ。

生きるのにしんどくなっている場合ではない。

これからじぶんに何が出来るか?いったいぜんたい何をしたいのか?

なんのために踊るのか?なんのためにつくるのか?つねに考えているけれどよくわからない。みんなよくやってるなあ。熊谷拓明も公演をやるとチラシを見かけた。

パルコ劇場のオープニング企画は、宮藤官九郎さんの脚本で古田新太さん主演で全国をツアーしてまわるようでうらやましい。

とかひとのことはどうでもいい。ガタガタ考えるな。とにかくおまえもやれ。挑戦しつづける姿にひとは胸をうたれるのです。

はい。

舞踏出身のダンサーは、コンテンポラリーダンスと呼ばれる世界へと移行していってしまう。

じふん自身もそちらに魅力を感じた時期もあった。何故ならかつて前衛と呼ばれていた舞踏は、いまはもう前衛ではないから・・・

そうかな?ほんとうにそうか?麿さんの舞台は常に新しいし、室伏さんの踊りにはいまを感じる。我妻さんの台湾での写真からは新しさを感じた。

つねに前進しようとする姿勢が大切なのです。需要がなく身うごきもとれない、いまのこの身の上だけど意識と姿勢だけは大事にしよう。

腐るな、向雲太郎よ。

低くしゃがめばしゃがむほど、高く飛び上がれるのだ。

こころを研ぎ澄まし、からだを研ぎ澄ましてそのときを待つのです。

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『むかしの絵』1993年頃、アクリル、ペン、和紙、73cm×52cm
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2020年10月21日

燃えないゴミと家のなか

燃えないゴミを捨てました。

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40リットルのゴミ袋6袋ぶん。

都志に住むようになって2年とちょっと。

そのあいだ燃えないゴミを1度も出せなかった。

第3水曜日が燃えないゴミの日だが、この2年のあいだに第3水曜日に都志にいたことがなかった。

家の中を掃除しつつ整理して片付けて大量にでてきた要らないもの。趣味がじぶんとあわない食器類、どう見てもお下がりの食器類や子ども用品、壊れたトロフィーや壊れた電気製品、壊れてつかえないいろいろなもの・・・もの。

もう要らないから都志へというものたちも家の中のいたるところに存在して、運気を下げまくっていた。そのいろいろなものたちとやっと縁を切ることができた。

もう要らないからあげる。という考え方ではなく、必要だけどあげる。気に入っているけれど似合いそうだからあげる。大切なものだけどどうぞ。という考え方でものを扱わないといけないな。

じぶんも気をつけよう。

玄関が壊れていて風呂が壊れていて網戸は破れていて、シャワーの給湯器も錆び錆で爆発しそう。

コンクリートのいたるところがひび割れて庭の雑草は抜いても抜いてもまた生えてくるし、どうしようもない。

けれども、なんとか快適になるように努力をしています。

まずは玄関を掃除していろんなものを片付けて。

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シンプルにシンプルに。

ビリビリだった1階のフスマは、絵を描いて和紙を貼ったりしてなんとかして。

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革ジャンは奥村勲君からの頂きもの。「ありがとう」

押入れを掃除していたらお面が出てきてびっくり仰天。

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これはアフリカか。色あせていたので色を塗り。

壁に飾ります。なぜ押入れに隠すようにしまわれていたのか・・・気持ち悪がられていたのか。

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こちらはちょっとアジアが入っているか。

押入れから出てきた“南無大師遍照金剛”の掛け軸もしまっておいても、もったいないだけ。と居間に飾ります。

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左はフランスバニョレでの写真。

居間のコーナーに東京から持ってきた本棚を置いて本をいれてと。

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レコードがぴったりのサイズなのでレコードで本を隠して。

2階の客間のドアもボロボロだったので、しまい込んである写真のいいものを貼り付けて。

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写真はしまい込んでも見ないので貼り付けるといい。

2階のじぶんの部屋に外に出さないときは日よけ暖簾をかけておく。

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左は韓国での『2001年壺中の旅』ポスター。

じぶんの部屋のフスマもボロボロだったので、チラシを貼って和紙を貼って絵を描いてなんとかします。このフスマはこんど庭で踊るときに道具としてつかおう。

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まだ未完成。

ほんとうは壁をすべて漆喰に塗り替えたいけれど気力がわかない。

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1階客間のちょっとこしゃくなコンセプトアート風。
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2020年10月22日

身につまされるはなし

『劇団員の稽古や公演は労働ではないのか』

元劇団員が起こした訴訟で、東京高裁が「稽古や出演は労働だ」と認めた。

そんなことあたりまえ。だけど、なかなかむずかしいところもある話しです。

たしかな実力のある文学座出身の奥村勲君は「役者なんかで喰えるわけがない」とまるで呪文のように口にします。たとえ実力があっても運と縁にめぐまれないと喰うことが、かなわない世界。

提訴したかたは、中学生のときに観たテレビドラマがきっかけで俳優を志したそうです。

2008年、22歳で入った東京にある『エアースタジオ』は、ふたつの劇場を持っていて劇団は、毎週のように公演をおこない年間公演数は約90回にのぼる。だって、すげえなエアースタジオ。

最初の5年間は無給だったそうで、のちに月6万円をもらえるようになったが、出演が決まると稽古に加えて小道具や照明などの準備で1日の活動は12時間を超えたとか。

舞台装置を夜通しで作り替える作業もほぼ毎日あり、1ヶ月休みがないこともあった・・・まあ、あるわな。

節約のため3個入り100円のメロンパンで1日をしのぎ「芸術を志す人は稼げなくて普通」と思いつづけたという。

某舞踏団はギャラがパンの耳だったというからなあ。

2016年春、ふた晩徹夜したあとに小道具につかう材料を買いに外へと出た。ビルのガラスにやせ細りヒゲが伸びた自分のすがたが。

「あと戻りはできないし、したくない。でも働いてもこれ以上お金はもらえない。もう、がんばれない」と退団・・・

夢からさめた瞬間。

そのあと会社に勤めながら、未払い賃金や慰謝料など約1100万円をもとめる訴えを東京地裁におこした。うーむ、禍根がのこったか。

エアースタジオを経営するエアー社は「劇団活動は自主的で強制していない。労働ではない」と主張した。これは、ひどい、のか。どうなのか。当事者ではないからなんとも言えない。

去年9月の1審で東京地裁は小道具などの裏方作業を労働と認める判決をくだして約51万円の支払いを命じたが、稽古や出演の対価は「参加しない自由もある」として認めなかった。うーむ。

今年9月の東京高裁判決は稽古も出演も「運営会社が場所や時間をきめて指揮命令しており労働だ」と一転して認めて、185万円の支払いを命じたそうです。

弱小劇団は、赤字にならないように宣伝を駆使して助成金を申請して経費を節約して切り詰めても、出演者やスタッフに十分にギャラを支払うことはかなわない。

タレントやアイドルをつかって公演する、大手の商業演劇だけがひとり勝ちのような状態。

悔しかったら売れるしかないという運頼り。

なんとかしていきたい。

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『untitled』

参照・引用:2020年10月20日 朝日新聞
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2020年10月23日

ウィルスについて

どうやら、年をまたいでつきあっていくことが決定したウィルス騒動。

最近は、感染者は増えているけれど重症化するひとは減っているようです。

世界的に見ても亡くなるひとは、感染者の増加とは反比例して減っている。

ウィルスが弱毒化しているのだな。

ウィルスは母体である人間が死んでしまうとじぶんも死んでしまうので、なるべく毒を弱くして母体と共存ができるようにしたい。

なんでもウイルスの進化の速度はひとの百万倍なのだそうです。どんどん変化していくウィルスというもの。

まわりの環境でもどんどん変化していく。ヨーロッパやアメリカ、中南米のウィルスは日本のとはもう違っているのでしょう。

そもそもコロナウィルスは一般的な風邪の原因として知られていた病原体だという。

風邪のように怖れることなく生きていけたらいいのだけれど、高齢者がリスクが高いというのは相変わらずのようです。ここ都志でも高齢者が多いのでみなさん行事などには参加しないという。

気にしすぎではないかと思うけれど、じぶんが高齢者ではないから怖ろしさが実感できないだけなのか。と思ったりもする。

人類が根絶できた唯一の感染症が『天然痘』だそうです。地球規模でのワクチン接種が効果をあげたとか。

世界的な流行になった新型コロナウィルスもワクチンが重要な役割を果たすと見られているが、いつになったら実用化できて多くのひとに接種できるかはまったくわからない状況です。

今年、ノーベル賞に選ばれた“C型肝炎ウィルスの発見”には50年かかった。

「ウィルスの正体を明らかにし、薬が開発されるまでには、長い時間が費やされることがわかります。新型コロナウィルスに悩まされている私たちも“年末までに”とか“来年までに”という解決は幻想です。」とウィルス研究について福岡伸一さんは語る。

困ったなあ。

大学では来年もオンラインで授業をやることが、早くも決まってきているそうです。せっかく合格して高い学費を払っているのに、一度もキャンパスにいけずに同級生にも会ったことがない状況がつづく。

学校の行事がやれないので、ひととの関係性を子どもたちが築くことができない。と問題にもなっています。

感染症が広がらないのはいいけれど、子どもたちが社会性を築けない人間になってしまったら将来社会はどうなってしまうのか・・・

そのときはまるでSFのように、ひととまったく関わらずに生きていける世界が新しく構築されるのか。

ひととの触れあいなんていうのは、過去のノスタルジーになっていくのかもしれない。

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『あたらしいよのなかのかたち』

参照:2020年6月27日 毎日新聞 | 2020年10月15日 神戸新聞 | 2020年10月22日 朝日新聞
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2020年10月24日

核なき世界へ3

核兵器を全面的に禁じる核兵器禁止条約の批准が、発効に必要な50カ国まであと3カ国となりました。

核兵器を人道的に否定した点で画期的な核禁条約。

条約が発効されれば「核兵器は非人道的であり、絶対的な悪」という規範が世界に誕生する。

その反面、核保有国や日本と韓国、ドイツのいわゆる“核の傘”のなかにいる国は条約に背をむけ、実効性などで課題も指摘されている。核保有国は「核禁条約は意味がない」「核不拡散条約を阻害する」などと主張している。

けれどもそんな核保有国が核軍備競争をやめ、核軍縮について効果的な措置をとるという核不拡散条約に定められた義務をまっとうしていないのも事実なのです。

核禁止条約を批判するのであれば、核軍縮のためにそれぞれの国がなにをするのかをまずは示さなければ説得力がまったくない。

いっぽう核禁止条約を旗印に『核のない世界』を実現しようとする声は世界的に確実に広がっている。

日本国内でも、全国の自治体の4分の1を超える495の地方議会が日本政府にたいして署名や批准をもとめる意見書を採択した。

これまで被爆者のかたがたが各地でうごいてきた努力の成果だという。

そんななかアメリカがすでに批准をした国に対して、批准を取り下げるようにもとめる書簡を送っていたとAP通信が報じた。

条約発効の条件となる50の批准が迫るなかで、条約に反対するアメリカが批准国に圧力をかけたとみれらている。

「核兵器廃絶は政治的な要求ではなく、国民の願い」と原水爆禁止日本協議会の菅野宗二さんは話している。

核禁止条約は、人道的な観点に立って「核の悲劇を繰り返してはならない」というところから出発している。いわば被爆国、日本発の条約。条約の前文には“Hibakusya”ということばが、2度つかわれているという。

核攻撃が迫っているという誤報道は、アメリカとソビエトのあいだで何度もあった。1度もそれが核戦争につながらなかったのは、まったくの幸運な偶然にすぎない。

アメリカ大統領が数分以内に文明のおわりを招く命令を、簡単にくだせる状況もあい変わらず。現状では核攻撃を決意した大統領を止める制度はなにもないそうです。

理想的な核禁止条約の発効後に、これから核兵器を減らすために現実的にどうすればいいのか。

大げさではなく、今後の人類の運命を左右するおおきな、おおきな課題なのです。

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『ふたつの太陽2』

参照・引用:2020年10月23日 朝日新聞 | 2020年10月24日 毎日新聞
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2020年10月25日

はやるきもちをおさえつつ

今日は朝から晴れて気持ちがいい。

まずは朝の勤行。昨日、お隣の旅館のご主人、喜多川君に頂いた北海道土産をお供えします。

お隣は、もともとは明治時代からつづく『梅木旅館』という老舗の料理旅館でした。

往時は結婚式や寄り合いなどにも利用されるほど、地域の方にとって身近な存在だったが、惜しまれつつも看板を下ろしてしまった。

2019年12月、東京都国立出身の喜多川君がむかしの旅館の趣を残したままリノベーションし梅木屋″として新たに宿をはじめた。時代が織りなす雰囲気を感じつつ、いまの旅行スタイルにも適応するそんな空間づくりを心掛けているということです。

とっても素敵でお洒落な旅館ですので、淡路島へお寄りの際は是非お泊りください。>>梅木屋

まだ準備段階になかを案内してもらったけれど、大きな台所と大きな広間があって合宿をやれそうだった。

うちに5人泊まって梅木さんに10人泊まって、お隣の住吉堂さんのところも泊まっていいと言っていたので5人ぐらい泊まって20人は募集して・・・来年やれるか。

天気もいいし都志に帰ってきてから2週間、もう大丈夫かと、久しぶりに旗印をかかげます。

そのあとは、たまっていた大量の缶を捨ててから、脚立をだして布団を干します。

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布団は合宿できるほどにたくさんある。

来週、湯山大一郎と合宿をするのです。合宿をやって庭で築山建一郎に音をつけてもらって踊ろうと考えていたけれど諸事情により延期。

庭が踊れる状態ではないのと金銭的な問題と、まだはやいのではないかという意見とあとは・・・

公演をやるならば、それぞれにギャラを支払わなければならない。交通費も支払ってとなると湯山と建一郎とでけっこうな金額になってしまう。

今回は身内に観せる無料公演にするつもりだったので、その経費は自腹で払わなければならなかった。

いまは仕事もなくて余裕がないので、これ以上の借金はまずいと延期を決断。お隣の岩本さんに「庭でおどると言ってたけれど延期します。」と電話したら「まあ、まだはやいかもなあ。」と言われてなるほど、いい判断だったか。

ここ都志は高齢者がおおいので、まだまだイベントなどはおこなわれないようです。

将来的には庭を整備して、できるならば簡単な舞台をつくって公演をやりたいけれど、そのためには先立つものが必要です。基礎をつくってその上に木材を敷いてとなると幾らぐらいかかるのだろう。

ここで暮らしていくためにもなりわいとして庭で踊れるように、はやくしたいとはやる気持ちがある。

けれどもいい機会としっかりと腰をすえて、じっくりと用意をしていくのもいいのかもしれない。

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9ヶ月ぶりに旗揚げ。
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2020年10月26日

日本が変われば世界が変わる

2020年10月24日『核兵器禁止条約』の批准が50に到達しました。

23日にジャマイカとナウルが批准手続きを終え、そうして24日、ホンジュラスが批准。

国連のグテーレス事務総長は「条約の発効は多くの被爆者や核実験の被害者に対して、敬意をあらわすものだ。」と歓迎する談話を発表。

「いかなる核兵器の使用も壊滅的な人道上の被害をもたらすと、注意を喚起する世界的な運動の集大成でもある。」とも強調した。

「全廃こそが核兵器が2度とつかわれないことを保証する唯一の方法だ」核兵器禁止条約は前文でこう記し、核兵器を非人道的で違法であると記す。

『戦時国際法』では「一般住民・非戦闘員に危害を加えてはならない。軍事目標以外を攻撃してはならない。不必要な苦痛を与える残虐な兵器を使ってはならない」と定めています。

核兵器使用は、このすべてに当てはまる可能性がある。

怖ろしい殺戮兵器をつぎつぎと開発してきた人類。しかしそのいっぽうで生物・化学兵器、対人地雷、クラスター爆弾を非人道的だと禁止してきた。

インターネットで情報が一瞬で共有できるいま。

じわじわと世界を破壊する環境問題とおなじで「一瞬で世界を破壊する核戦争も怖ろしい」という意識をたかめて世界的な流れにしていく。

そんな核兵器廃絶へのおおきな意識を、世界的につくりだすことも可能かもしれません。

今後も批准国を増やして『核なき世界』を求める国際世論をどこまで強められるかも焦点になってきます。

そして核廃絶へのカギをにぎる核兵器をふたつも実戦投下された国、日本。

「被爆国である日本が条約に参加すれば、核の傘に依存する他国もつぎつぎと核兵器を拒絶する引き金になる。」そう2017年にノーベル平和賞を受賞した『核兵器廃絶キャンペーン』のフィン事務局長は話す。

そのためにも「核兵器がないと安全が保障されない」という矛盾して狂った安全保障の考え方を変えていく必要があるのです。

日本とおなじく核の傘のなかにいるベルギーでは、国民の6割が条約参加をもとめる世論が政府に変化をうながしたという。

南アフリカのように核兵器保有をやめた国もある。

核兵器の削減、廃絶へと舵を切る核保有国のリーダーの意識を育てるためにも不可欠な核兵器禁止条約。

世界の核兵器の9割を保有するアメリカとロシア、そしてそれを追う中国。

プーチンさんとトランプさん、習近平さんが権力を握るあいだはむずかしいかもしれない。

けれども、近い将来に良識のあるリーダーがあらわれたとき、核廃絶は実現へとむけてうごき出すかもしれません。

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『原爆死没者慰霊碑と原爆ドーム』

参照・引用:2020年10月25日、26日 毎日新聞 | 2020年10月26日 朝日新聞 | 小林よしのり『いわゆるA級戦犯』
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2020年10月27日

It takes a revolution to make a solution

アメリカ大統領選挙があと1週間でおこなわれます。

第2回目の討論会がおこなわれたけれど、むかしとちがって討論会をみて投票の意思を変えるということはないようです。

もうすでに投票する人は決まっていて、その意思を確認するために討論会を見るというのがいまは主流とか。

あのどちらか二人を選べと言われたらどうしましょう。

トランプに入れるのは論外と感じるけれどバイデンというひとも、善人ぶっているけれどいままでの失言を聞くとじつは差別主義者のようです。

偽善者よりも偽悪的なトランプのほうがまだマシだとも思ったりする。あの二人のどちらかからしか選べないアメリカ国民はお気の毒。

けれども選択の余地があるだけましなのか。

どちらが選ばれても格差が拡大して分断が深刻な、アメリカ国家を救うのはとても困難でしょう。

しかし格差が拡大して分断が深刻なのは世界中のどこでもおなじです・・・

いまの人類の誕生が20万年前、アフリカをでて東南アジア方面へむかったのが5万年前、そこからさらに人類は世界中に拡散する。

1万年前にメソポタミアを皮切りに農耕文明がおこって同時に格差という不平等もおこりはじめる。

それまでの狩猟採集民社会は平等で、獲得した大型の獲物を公平に分ける価値観を持っていたという。獲物がとれることもあればとれないこともある、不確実性の高い社会における保険だった。

助けあうことが多いほど生き残る可能性も高まるため、平等性は社会的な知恵でもあったのです。

狩猟採集民がもとめた生きた食物とちがって農耕民がかかわって土地から生みだす穀物は、所有と保存ということができるようになってしまった。

さらにその穀物を生みだす土地というものは売買したり資本として価値をもつようになってしまう。

農耕の周辺に遊牧がはじまり、そのあいだで交易と争いがはじまった。やがて戦争の元凶である国家というものが生まれてしまう。

ここから格差と不平等にさらに拍車がかかる。権力をもって支配するものと労働力として支配されるものの誕生。

古代中国では格差をなくそうと政策がおこなわれたが失敗、腐敗してなにもかわらなかった。

それはいまもおなじ。共産主義の理想をこころざしてあたらしい国家が血の犠牲とともにはじまったが、結果はご覧のとおりの1党独裁の格差社会で完全なる不平等。

人類の歴史上で格差拡大、不平等を解消する働きをしたのは戦争、革命、崩壊、疫病の四つのみだという。

いろいろな国で権力者は手だてを講じようとしているのだろうけれど、権力を持つものはつねに富めるほうにいるので真剣にはなれない。

たしかに格差の是正や不平等の解消には、暴力的破壊以外の手だてはないのかもしれない。

そんなふうに思ってしまうのでした。

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膨大な戦死者が出た第一次世界大戦だが、一方で貧富格差を是正した。コピーライトマークImperial War Museum (Q 5100) / Photographer:John Warwick. This image comes from the Google.

参照:2019年12月22日 毎日新聞 書評、三浦雅士『暴力と不平等の人類史』ウォルター・シャイデル著 | リクルートマネジメントソリューションズ連載コラム『食うために働き、働くために食って寝る』組織行動研究所所長:古野 庸一
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2020年10月28日

飽食のこの国で

日本国内の食品ロスの量は年間およそ643万トン。

これは「おむすび1億個以上に匹敵する」とACジャパンのキャンペーンでやっていた。

各家庭で捨てられている食品も、環境省などの推計で年間284万トン。

これは1世帯あたり50キロちかくになって、うちわけは「食べ残し、賞味期限切れで未開封のまま、野菜の皮をむきすぎるなど食べられる部分を捨てている」がほぼ、3分の1ずつを占めているそうです。

京都市の調査では食品ロスで無駄にしている金額は、1世帯あたり年間6万1000円と試算された。6万円をゴミ箱に捨てると考えたらありえないけれど、食品・食材だとしかたないかとなってしまう。

捨てられがちなのはどんなものなのか。

ハウス食品グループ本社が今年6月から7月に全国の約7000人に「最近捨ててしまった食品・食材」をたずねたところ最多はキュウリだった。冷蔵庫の奥でよくシワシワ、カピカピになっているのを発見するものな。

そのつぎがレタス、よく茶色くなって発見される。つぎにキャベツ、おなじくシナシナで茶色くなって発見される。つぎはパン、カビカビで発見。そのつぎはもやし、汁がでて異臭をはなって発見される。

それに豆腐、納豆がつづいたそうでこのへんは賞味期限切れか。

どうすれば食品ロスゼロにできるか。そのカギは冷蔵庫にある。

「冷蔵庫の整理で、ぐっとゼロに近づけることができます」と“冷蔵庫収納スペシャリスト”として活動する冨野真美子さんは話す。

食材を余らせ捨ててしまう大きな原因は「冷蔵庫の奥に埋もれてしまい、存在を忘れてしまうこと」そして「買いすぎ」だそうです。

冷蔵庫をうまくつかい、なかのものを把握することが買いすぎ防止にもつながる。常温で売られている野菜は冷蔵庫にいれなくてもいいし、豆腐や納豆は定位置をきめておけば重複買いを避けられる。

また詰め込みすぎず2、3割の空きスペースを意識することがポイント・・・わかっているのだけど忙しかったりするからなあ。

とにかく中がよく見えるのがいいのです。これもよくわかっているけれど・・・

食品が無駄になり捨てられているいっぽうで、約7億人が飢餓に苦しんでいる。貧富の格差とおなじで、たべものについての不平等もどんどん広がっているのです。

飽食と無駄のいっぽうで、この国にもたべものに困る人々が大勢いる現状がある。

溢れているけれど貧しくて、豊かだけど満たされない国、にっぽん。

どうすればいいのかな総理大臣さん。

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『模写 2020.10.28』

参照:公益社団法人ACジャパン Web site | 2020年10月20日、28日 朝日新聞
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2020年10月29日

これから

今日から舞踏家集団『デュ社』副代表、湯山大一郎と合宿です。

土曜日には音楽家の築山建一郎も参加するので、音をつけて稽古しようと思っています。

どんな稽古をするか・・・

新作のオープニングでもつくるか。即興でなにかやるか。そのときの閃きにまかせよう。

ここ都志はデュ社の本拠地です。ゆくゆくは、ここで公演をやるようにします。

今年、手はじめに公演をやることを計画していたが、一寸先は闇。あれよあれよというまに世界は変化していき、計画は延期となりました。

そうして、今年のデュ社のスケジュールはすべて中止となってしまいました。

3月の富山での公演が中止、4月の上野公園での公演が中止、8月の都志での合宿と公演が中止、10月のメキシコでの公演計画が消滅、都志での公演も中止。

中止は残念無念ですがしかたがないと気をとり直して、今回の合宿で来年以降の予定を湯山と確認します。

来年は5月に京都でワークショップをやり、8月に合宿をやる。そこでメンバーをあつめて助成金の申請もはじめて、城崎での合宿を経て、2022年5月、神戸、京都での本公演を目指します。6月には東京でも公演をおこなうぞ。

ほかでもツアーを組めればいいのだけれど・・・伝手をたどってなんとかアプローチをしてみるか。仙台、名古屋、鳥取、島根、あとは・・・

とにかく赤字にならないようにしなければ。

独立してから赤字にならなかったのは最初のソロ公演『アホとロマンの皮袋』だけだものな。ほかの公演はすべて助成金に文字どおり助けられていた。

しかし、いつまでも助成金頼りでは未来はないぞ。と思っています。観客収入だけでなんとかやり繰りできるようにならないと将来性はうすいさん、趣向とアイデアをこらしてなんとかしていきたい。

同時に都志の庭を整備して舞台をつくって、デュ社レパートリーの再演をおこないます。

大駱駝艦時代の作品も順次、再演をしていくぞ。

再演で稼いで新作へとつぎ込むという流れになるといい。軌道にのったら大駱駝艦からもゲストを呼びたい。

それにはまだまだ、まだまだかかるな。

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向雲太郎ソロ公演『アホとロマンの皮袋』photo by bozzo.
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2020年10月30日

読書いろいろ2

読書週間がはじまったようです。

先日、西東京市の家にあった本をすべてここ都志へと送った。

そうして本棚に並べて、まだ読んでいない本を昼寝の時と夜寝る前に読んでいます。

枕元に置いて、まるでイタロ・カルヴィーノの『冬の夜、ひとりの旅人が』のように、一章読んではちがう本を読んでと楽しんでいる。

いま読んでいるのは、ノーベル賞作家、大江健三郎さんの『死者の奢り・飼育』

まずは芥川賞受賞作の『飼育』を拝読。これがノーベル賞作家の文章かとありがたがって読みました。不思議な文体に最初は戸惑ったが、だんだん慣れてきておもしろく読了。

太宰治の『人間失格』

たしか若い頃に途中まで読んで、そのうじうじした思考に腹が立って駅のゴミ箱に捨てた記憶がある。娘が読んでいらなくなったので、もらってもう一度チャレンジ。

「おチンポ」という言葉が出てきて笑ってしまってそこで止まっている。

吉村昭さんの『闇を裂く道』

こちらはトンネル工事にいのちをかける男たちのお話で、途中まで読んで都志に置きっぱなしになっていて約一年ぶりに読むのを再開。

崩落事故で何人も亡くなったときに、なかなか死体を掘り出せなくて腐りはじめてしまう。いろいろとその強烈な死体の匂いの対策をこうじるが、いちばん効果があったのが線香だったという逸話が印象的だった。

お香というものは、もしかしたらもともとはそういう目的のために生まれたものなのかもしれないと思ったりした。どんどん死体が腐っていくクソ暑いインドで生まれたものだものな。

いまトンネル工事のせいで肥沃だったワサビ田の水がなくなり、井戸の水も枯れてしまい怒り狂った住民と揉めています。

リニアモーターカーのトンネル工事で静岡県知事が反対して計画が止まっているようですが、県知事はたしかそういうことを問題にして反対していたような気もする。

ケネスブラワー著作の『宇宙船とカヌー』

これも結構時間がかかっていて1年以上読んでて、あと3分の2のところまできて停滞しています。

父親は“スペースコロニー計画"に参加した世界的な物理学者。その息子は17歳で家を飛び出してカヌーで旅をするエコロジスト。その2人のエピソードを平行線にしてお話は進んでいる。

あとは先日、元建築家の父親に借りた上田篤さん編集の『五重塔はなぜ倒れないか』

古代から建つこの高層建築は、どんな大地震でも倒れたことがないのだそうで、その秘密に迫る本です。

むかしのひとたちの知恵というのは、ほんとうに刮目すべきことばかり。

現代は技術はどんどん進んでいるけれど、人間の知恵という点ではどんどん退化しているのかもしれません。

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『模写 2020.10.30』
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2020年10月31日

おなじ釜の飯、1日目

さあ、合宿がはじまりました。

14時に着くはずだった湯山大一郎から、電車の遅れで15時になると連絡あり。

さらに最近のひとの移動自粛の影響で神戸三ノ宮から都志へのバスが2時間に一本になっているため、16時になると連絡あり。

急ぐ旅でもなし、のんびりと来てくださいと返信。

近所の魚屋へお造りを頼みにいきます。ここの魚屋はおばさんが無愛想なことで有名で、はじめていったときは「何しに来たん」てな感じでいらっしゃいも言わずに完全無視でした。

どうも漁師相手の大口の取引をおもにやっているようで、小口の小売りなどはやる気がないようです。

お造りを2人前お願いして、隣のお店で日本酒を買おうと品物を物色します。

大吟醸に1500円と値札が貼ってあったので安いな。と手にとります。けれどもラベルがシワシワで色あせてるので、いつのやつやと製造年月日をみたら平成4年と記されてて、むむ。

いまは平成で言うと32年やから、えーと28年前の酒?ちょうどお店の妖怪のような小さなお婆さんがやってきたので「これ古いですね」と言うたら「そうか、ほんなら半額でええわ」と答えられてびっくり。

750円で大吟醸をゲット。家に帰ると、むかいから湯山がちょうどバスから降りてやってきます。

「座りっぱなしだったのでたいへんでしたわ。」と家に着くなり2人で動画を見ながらストレッチをしてからだをうごかします。

この騒動でこういう動画の需要が増えているようです。小1時間からだをうごかしたら、湯山は山の上にランニングへ。こちらは庭の木をバラす作業に取りかかります。

夜はむずかし話しはなしにして、お造りにおでんに大吟醸で乾杯。

大吟醸は平成28年製造のお酒でした。4年のあいだ店先で寝てたのか。

色が金色になって、味は古酒のようになっていてなかなか美味かったです。楯野川の大吟醸と飲み比べたらまったく味がちがっていておもしろかった。

いろんな話しをしたけれど、忘れてしまった。

気づいたら寝ていました。布団に入っていたので良かった。

次の日の朝に湯山にそう言ったら「床で寝かせるわけないじゃないですか」と言っていて心強い。

台所も綺麗に掃除してあって食器も洗ってあったのでさすがです。

と感心。

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純米大吟醸『大瀬戸の花嫁』香川県のお酒だった。
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 09:16| ブログ?