2020年12月01日

長い旅の準備

そろそろ引越しの準備に入っています。

あと5日で川西へと移動。

両親の様子をみたら東京へと移動です。

諸悪の根源、東京へと突っ込んでいきますよ。1度入ったら2度とは出られない可能性のある騒動の渦中へ、ふたたびGO。

都志にいると都会の喧騒がまったくの嘘のようです。テレビも片付けたので大騒動なんて関係なく、どこまでものんびりとしている。

土曜日に移動だから、それまでに1年間帰ってこれないことを想定して庭を整理して片付けて家の中を掃除して片付けて、冷蔵庫の中をだんだんと片付けてと。これがなかなかむずかしくて、食材が残ってしまうのです。いまのところ玉ねぎが残りそう。1年間は置いておけないし、どうするか。

そんで今日は風呂屋が週に1度の半額デーなので1週間ぶりのお風呂です。わくわく。大きなお風呂は気持ちがいい。

夜にアイルランドはダブリンのかなこにラインをしよう。今後のスケジュールを彼女に伝えなくてはいけないと思いつつ連絡をしていない。

明日は家の中の大掃除をしてお墓の掃除へといきます。

明後日は仏壇の掃除、お位牌をすべて外に出してほこりを払い仏壇のなかを綺麗に拭きます。

明々後日は、都志での最後の日。レモンをすべて収穫して近所に配って挨拶して、ぬか床を処理して荷物を送る準備をして、服を1年分梱包して東京へと送ります。

これから、おそらく前回とおなじような流れになるでしょう。

年末から怪しい雰囲気になって新年から外出自粛になって大都市では、どんどんみうごきができなくなる。春から夏頃にかけてじょじょに収まって、つぎに都志に帰ってくるのはやはり秋頃か。

2月に文化庁の事業を都志でやる計画だけど大丈夫なのか・・・大丈夫ではないよな。感染症対策の企画だけど都志まで移動できなかったら話にならない。

企画を変えるか、一か八かつづけるか。文化庁の提出まであと10日、うーむ。

グループの企画ではなくて個人の企画に変更するか。

12月11日に撮影だからそのセリフも覚えねば。

大丈夫か。

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『Untitled 2020.12.1』
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2020年12月02日

選挙の公正、選挙の不正

「じぶんのためではない。不正に破棄された分を除いても、7400万票も投じてくれた人々のために戦っているのだ。」

トランプ氏が敗北を認めず、そろそろ1ヶ月がたちます。

もう打つ手もなくなってきているが、敗北を認めることはいまだに「非常にむずかしい」と繰り返している。

イランの核科学者を暗殺したり最後まで政治的に誤った行動をして、次期大統領が酷い目にあうように執拗な嫌がらせもつづけているそうです。

いままでに41件の訴訟を起こしているが半数以上が敗訴している。不正がおこなわれた証拠はなにひとつ見つかっていない。

そんななかアメリカの選挙の公正さは、西洋民主主義国家のなかでは最低レベルに近いと知りました。

ジョージア州では共和党による大々的な選挙妨害が行われてきた。なるほど、トランプ氏はそれを知ってるから不正がおこなわれてると主張しつづけてるのか。

同州では、2018年までになんと70万人以上の黒人の人々が有権者名簿から削除されたという。

今回の選挙前には身分証の確認を厳格化して、5万人を超える黒人のひとたちの有権者登録を保留とした。

これらの投票妨害はジョージア州だけではない。

過去数年間にさまざまな州で低所得者やマイノリティの投票を難しくする法律が成立した。身分証の厳格化によって運転免許証を持たないひとやホームレスのひとたちが投票することが出来なくしたのです。

立場の弱いひとたちを助けるのではなく虐げる法律をつくる悪意が存在する。

また投票所を閉鎖して車が持てず仕事を休めない低所得者のひとたちが、投票に行けないように嫌がらせをした。

各州で投票妨害が進んだ背景にあるのが2013年の連邦最高裁判所の判決。

黒人の投票権を保障してきた投票権法を違憲とする判決が下された。多数決だから理不尽で不正な判決でも通るのです。

故、ルース・ベイダー・ギンズバーグ判事は「自分が濡れていないからといって暴風雨の中で傘を捨てるようなもの」と批判した。

「道徳的な弧の世界は長大だが、正義に向かっている」

キング牧師のことばを引用しながら未来の知性に正義の実現を委ねるとした。

その未来の知性と正義の実現を期待されているジョー・バイデン、次期アメリカ大統領。愛犬、メジャー君と遊んでいて足にひびがはいって78歳と高齢なのを心配されています。

けれども、いざとなったらカマラ・ハリス副大統領、56歳が控えているので心強い。

広報幹部7人のすべてを女性にすると発表し、主要なポストに有色人種や女性を起用するなど政権内の多様性を重視。

アメリカをなんとかしたいというバイデンさんの本気の思いを強く感じるのです。

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『ハリスさんむずかしい』

2020年11月26日、28日 朝日新聞 | 2020年12月1日、2日 毎日新聞
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2020年12月03日

河のほとり

シンイチは河べりを歩いている。

向こう岸へと渡りたいのだけれど、いっこうに橋が見当たらない。

河はとんでもなく大きくてどす黒くうねっていて向こう岸は、はるか霧にかすんで見えなかった。

ひとつ積んではハハゲンシ、ふたつ積んではチチゲンシ、ゲンシゲンシと積むゲンシ・・・ちいさくうたいながら、河原のいろんなところで子どもが座って石を積んでいる。

子どもたちの顔は真っ黒に焼け焦げていたり、赤く焼けただれたりしている。ほとんどの子は裸だった。

そこへ真っ赤な顔をして黄色い髪の毛で鼻が異様に長い男がやってきて、子どもたちが積んだ石を蹴り飛ばして崩していく。

からだには無数の時計をぶら下げている。まるでミノムシのようだ。

あっちへいっては蹴り崩し、こっちへいっては蹴り崩す。子どもたちは崩れた石を泣きながらまた最初から積みはじめる。

むごいことよのう。シンイチは思わず呟いた。するとその男が彼のほうを振り向くとぶら下げた時計をガチャガチャと鳴らしながらズンズンと歩み寄ってきた。

はろおぐっぱい、いまなにいった?青い眼がべつの生きもののようにギョロギョロとうごいて歌いながらたずねてきた。

いや・・・シンイチはもごもごと苦笑いをした。顔を伏せながらぶら下がっている時計を見るとすべてが8時15分だった。

おまえ知らない。だから教える。このものたち、ゲンバク。亡くなり成仏ない。これからこの世界、永遠イシ積みつづける。ゴウのようなもの背負った。男はそう、へんな片言で歌うと懐から喫煙具を取り出した。

いま何時?ぽこぽこ言わしたあと男が大量に白い煙を吐き出しながら聞いた。シンイチは懐中時計を取り出した。8時15分で止まっていた。

へろうぐっぱい815だね。ふかく納得したように男は煙草と喫煙具をポケットにしまってそう歌った。

おまえ、いま世界、ここ世界。彷徨いつづける。ここ終わりない、始まりない。ある、815、ただいま、おかえり。

男はそういうとふたたび、子どもの積んだ石を蹴り飛ばしにもどった。

ゲンバク?聞いたことのないことばだった。

ゲンバクとはなんだろう。シンイチは、ぼんやりと考えながら河べりをさらに歩いていく。

しばらくいくとボサボサあたまで団子鼻の男が、なにかぶつぶついいながら歩いていた。

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『Untitled 2020.12.3』
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2020年12月04日

大掃除と夢

連日、大掃除をしています。

裏玄関のドアが壊れていて、そこにゴミが集まってきていた。

モノはモノを引きつけるちからがある。

まずは集まってきていた大量のゴミを片付けます。紙ゴミは結束して裏へ、大量に出てきた植木鉢は庭へ、脚立ふたつは物置の前へ。巨大なテレビ台は粗大ゴミで捨てようと、とにかく外へと運び出します。

モノがなくなるとすっきりとして気持ちがいい。掃き掃除をして雑巾で拭いて清めます。20年ぶりに姿をあらわした裏玄関。

子どもたちが海から帰ってきたときに、すぐにお風呂に入れるようにとつくられた勝手口だが、子どもたちが大きくなるのと合わせるように壊れて通れなくなっていた。

玄関のドアが新しくなることによって、裏玄関も直ろうとしている。こちらはそんなに大変ではなさそうなのでじぶんで直せるでしょう。

水道の配管が剥き出しになっていたりするので、それを覆うように外壁に木を張り付けていくと新しいドアと合うだろうなあ。と夢を広げます。

外壁全面を木で覆ったら素敵だぞ。

その前に錆びているところを塗ってと・・・錆び止めとしても木で覆うのはいいのです。外壁を塗装しなおすと100万はかかるけど、木を自分たちで張りつけていくのならば限りなく安く出来るでしょう。

建一郎が「印刷用のパレット要りませんか。」と言うてくれてたけど、それをバラして壁に貼り付ければ人足代だけで済むか。しかし運搬代を考えるとこちらで買うのとどうだろうか。

来年調べよう。

外壁の作業は庭の舞台設営のあとです。

東京からの移動は今回のように2週間、都志で外出自粛をすれば安心だし許される。なので2月の感染症対策の工事とイベントは敢行することにします。

その前に文化庁の申請書類をあと1週間で仕上げるぞい。大野一雄舞踏研究所代表の溝端俊夫さんと話したら書類をきちんと書けば、ほぼもらえるらしい。

予算1500万の企画で出したのかと聞いたら「いえいえ、むずかしそうなので150万です。」と言っていた。いろんな助成金をばんばんもらっている制作のプロの溝端さんでさえ1500万円がむずかしいのならば、出せるひとは日本に何人ぐらいいるのか。

そうして1500万円の企画がたくさん出るようではないと、いつまでたっても文化芸術の予算額が上限に達しないのではないのか。

上限に達しないと文化芸術予算が来年、削られてしまう。

デュ社の企画も1500万円の予算だったらば、舞台つくって壁つくって屋根まで乗せられたか。

しかし壁は感染症対策としては、ない方がいいのです。

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『淡路舞踏社』完成イメージ
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2020年12月05日

にほんのきぼうのひ

昨日は中村哲さんの命日でした。

アフガニスタンで待ち伏せされて銃撃を受け、亡くなられてから一年がたった・・・

中村さんがまだ医療に携わっていた頃、ある家に呼ばれ乳幼児を診たが瀕死の状態だった。息を楽にする甘いシロップを与えると、その赤ん坊は一瞬微笑んだという。

「死にかけた赤子の一瞬の微笑みに感謝する世界がある。シロップひとさじの治療が恵みである世界がある。生きていること自体が与えられた恵みなのです。」

その場しのぎの薬しか渡せないのに感謝をされると、釈然としない後ろめたさがあったという。

干ばつの猛威を目の当たりにして無力感に沈んだ医師だったころ「飢えや渇きは薬では治せない。」と井戸を掘り、独学で土木を学び、かんがい事業に取り組んだ。

「清潔な飲料水と食べものさえあれば8、9割のひとが死なずに済む。」

“100の診療所よりも1本の用水路”が持論だった。

“復興は軍事ではなく農業から”の信念のもと、ノウハウをアフガン全土に広めようと考えていた。

「地元の人が何を求めているか、そのために何ができるか。生活習慣や文化をふくめて理解しないと、善意の押し付けだけでは失敗します。」

なによりも現地のやり方を優先したそうです。

そのために自分の物差しを一時、忘れることが大切だという。常識や思い込みを忘れる。

「武器を取る者は取れ、わたしたちはクワで平和を実現しよう。きざな言い方をすれば、そんな思いでつづけています。」

一貫して非暴力、和平を訴え訴えるだけではなく実際に現地で活動をやってこられた。

「なぜわざわざ危険な地域に行くのか?」と問われたとき「道で倒れた人を見たら“大丈夫か”と駆け寄るでしょう。それが人間共通のこころだと思う。」と答えた。

「皆んながいくところには誰かがいく。誰もいかないところにこそ、我々がいく意味がある。」とも答えている。

人道支援に全力を注ぎ、戦乱と干ばつで荒れ果てたアフガニスタンの地に水を引き、実りの畑に変えつづけて来た。これまでに総面積1万6500ヘクタールの農地と、65万人に水の恵みをもたらした。

哲学者で正義の人、鶴見俊輔は「日本の希望は中村哲だけだ」と評したという。

子どもの頃はファーブル昆虫記をよみふける虫好きで、朝5時から山に入ってコガネムシやハンミョウを追いかけていた。

医師になって5年目、登山仲間とともにパキスタンとアフガニスタンを訪れた。

珍しいアゲハチョウが見られるかもしれないという期待からだった。

「もし私が昆虫好きでなければアフガンとの縁はありませんでした。」

アフガニスタンのガニ大統領から、自由に入国できる名誉市民権を授与されたばかりの出来事でした。

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享年73歳。アフガンであと20年活動するとおっしゃっていたとか・・・合掌。

参照・引用:2019年12月5日 毎日新聞 | 2019年12月5日 朝日新聞
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2020年12月06日

一昨日、昨日、今日

一昨日は都志での最後の日。

まずは歯を磨き顔を洗いこころを落ち着けて丹田を鍛えたあとに、からだをうごかします。

ごんぎょうを終えたら仏壇の掃除です。お位牌をすべて外に出し仏壇の中を掃除します。

気分はお坊さんです。そのあとは最後のゴミ出しをして最後の洗濯をして庭の最後の作業をします。

午後は庭でとれた100%無農薬でオーガニックなレモンをお土産に、十川英二さんに都志を離れる報告へ。あたりまえのように家に上がり込んでお話しをします。

伺うとジュースを出してくれたり、お菓子を出してくれたりするので恐縮です。奥さまのみっちゃんが庭で農業をやっているので、いつも野菜ももらいます。

先日はビールと牛肉を頂いてありがとうございます。都志最後の夜のパーティーのメイン料理をゲットです。風呂のタダ券までもらって英二さんが風呂へ車でいくというので便乗。

夜の勤行をしたあとにパーティー開始、むずかしいことは一切考えずにただただ酔っ払いました。

昨日は午後に移動なので朝からのんびりしてたら湯山からラインあり。

「申請書出しました?」と聞いてきたので電話したら、文化庁のホームページの文言が変わったとのこと。どうやら上限に達しそうな感じだそうです。

湯山に「俺は今日中に出します。むかいさんも早く出してください。」言うて催促されたがごめん、今日はやらないつもり。明日、集中してやります。

そして今日。朝6時から川西にて作業をやってますが、もしも募集が中止されたら残念だけど仕方ない。

メキシコからの帰りに似てるな。

湯山は執念で帰国したが、じぶんは途中で諦めた。

けれどもその結果、美味いビールを飲んであたたかいクラムチャウダーを食べて空港で一夜を過ごすなんていう映画みたいな体験ができた。

大根田にも会えたし、失うものあれば代わりになにか得るものがあるでしょう。

とかいい訳せずにはやくやれ。

はい。

しかし書類をつくっているとなかなかおもしろい。えーとなになに、具体的な活動内容を250文字で記入せよ。

「感染症対策を踏まえた新たな練習のための稽古場の確保と新型コロナウィルス感染症に対応した新たな公演をおこなえるように、野外に稽古場兼劇場をつくる。

淡路島五色町都志の家の庭に基礎をつくり、その上に板を敷いて音響設備をととのえて舞台をつくり野外の劇場として活用し稽古場として活用し近所のかたにも活用をしてもらう。

野外なので空気の換気が必要ない。

その上でひととひととの距離を大切にする稽古場を目指す。観客もそれぞれが距離を取って屋外で観るようにする。

こどもも気軽に遊べるような場所にもする・・・」

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『自撮りおっさん』
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2020年12月07日

しんせいとはんせい

昨日は文化庁の継続支援事業なるものに申請しようと奮闘努力しました。

1時間で入力画面がタイムアウトするという仕組みになっているとか、了解です。

考えないといけないところはつくっておいて、コピーアンドペーストする作戦でいこう。

よくわからないところもありますが、とにかくやってみよう。

応募説明書に準じて期間は令和で打ち込んで、次々にコピーアンドペーストしていきます。けれども250文字と書いてあったのに150文字だったりとなかなか進まない。

全くわからないところがあるので湯山大一郎に電話します。湯山は申請完了したとのこと、やるな。住民票がいると聞いていたけれど免許証でもいいとの情報をゲット。これは東京にもどる前に申請完了できるかもしれない。と明るい気分になります。

1度目はタイムアウト、再度チャレンジ。

今度はスラスラと進んでギリギリ間にあうか。時間に追われて常に焦りながら作業します。あと5分、どうか。よしできた、最後に申請というボタンを押して。何にもならない。カーソルを持っていってもウンともスンとも言わない。

何故だ、あと2分、誰かたすけてくれ・・・タイムアウト。

3度目の挑戦。

やはり最後の申請のボタンが押せない。何故だろう?すべてチェックして何回も見直してあらゆる可能性を考えて、試してみてもボタンが押せない。これは参ったどうしようもない。

湯山が何か知ってるか、電話します。何度もすまん。

「えー、なんででしょうね。」湯山もわからんか・・・「日曜日もコールセンターやってるみたいです。」

了解、電話してみる。

電話したら感じのいい女性だけど「何故でしょうねえ。」

あなたもわからんかったら万事休すですわ。2人で困りながら原因を探ります。

「期間はいつまでですか。」と聞かれたので「令和3年の2月7日から14日までです。」と答えたら「期間が1週間だとそのあいだの日付の領収書しか対象にならないけれど大丈夫ですか。」と言われてなるほど、その前に材料を買ったりするので事業の期間は長めに取るほうがいいのか。

ん、待てよ。もしかしてだけどと期間のところを令和3年ではなく2021年に直したら・・・

やりました。申請というボタンが赤々と光り輝いている。ありがとうございます。と礼を述べてボタンをぽち。

とうとうやりました。15時、申請完了です。

いやー、大変だったけれど達成感がみなぎってくる。

さあ、今日は祝杯だぞ。と近所の酒屋へ。この酒屋は珍しいお酒や食べものを売っているのでたのしいのです。

店内で『獺祭』の一升瓶を発見。これだ。これで乾杯だ・・・

おっと、1000文字超えた。

昨日は調子にのってかんぜんに酔っ払い過ぎました。

今日は控えめでいきます。

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『前後不覚状態』Photo by Maki Morishita.
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2020年12月08日

No umbrella

暗い話題で恐縮ですが、自殺者数が増えつづけているそうです。

2019年の自殺者数は20,169人。

10年連続で減少していたのが、2020年10月時点ですでに17,219人になったとか。

いまのコロナウィルスによる国内の死者数は累計で2,398人。感染症対策よりも自殺防止対策のほうが緊急の課題です。

じぶんのいのちをじぶんで断つ。その原因はひとそれぞれでしょうが、都会での生きづらさということはあると思います。

都会という異常な生活環境をコロナ禍が浮き彫りにしている。対策としては、東京一極集中を解消して人が分散すること、そうして人と人の距離をもっと取ること。

距離は近いのだけどこころの距離は限りなく遠いところ、大都会。核家族ということもあるのでしょう。悩みがあっても誰にも相談ができない。

ところで自殺は悪いことか?

仏教は自殺を認めています。キリスト教では自殺を罪とする。

日本の知の最高峰、作家の埴谷雄高さんは「人間に出来る意識的行為には、自殺すること、子どもを作らないことのふたつがある」と断言。これはすこしニヒリスティック過ぎる気がする。

インドへいくと人間のいのちなんてたいしたものではないのを実感する。ガンジス河のほとりでは、歯を磨いてる横で死体を焼いている。歯を磨くのと死が平気に同列で並んでいる。

これはひとのいのちを軽く考えているのではなく「ひとのいのちも特別扱いしない」という考え方なのだと思います。

日本人がいのちを簡単に投げ出すようにになったのには、身近に死を感じることがなくなったということもあるのでしょう。ひとは滅多にない葬儀でしか死と向きあうことがなくなった。

いままでは仏壇とともに家の中にあった死が消え去り、その場所にはテレビが鎮座することになった。

死ではなく生が家の中心に陣取り「うごけ食べろ働け生きろファイト一発」とあおりつづけた。

その結果、ものは溢れているけれど貧しくて、豊かだけど満たされない、生きる希望を感じられない国になってしまった。

じぶんはいままでに2度ほど、真剣に自殺を考えたことがあります。1度目は中学生のとき。2度目は作品『ダラーの宇宙』の制作時。

どちらもいのちを投げ出さなくて良かったと思います。

生きてさえいればなんとかなるのです。

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『川西の地蔵菩薩像』

参照:2020年12月8日 東京新聞
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2020年12月09日

花の都は大東京

諸悪の根源、渦中の東京に入りました。

いざ東京へと実家の最寄りのバス停からバスに乗ると、とたんに三密です。

川西はなかなかの都会なのです。

昼前なので阪急電車は空いていたけれど梅田駅に到着すると、ひとひとひと。波をかき分けぶつかりそうになりながら、地下鉄へと向かいます。今回はバスではなく豪勢に新幹線。

新大阪駅に着いたらお昼時なので車内で食べようと弁当を物色。ビールを飲みたいところだけど前日に飲み過ぎたのでやめて、軽いものにするかとサンドイッチを購入、ヨーグルトと合わせます。

自由席を選んで新幹線に乗ると指定席は結構混んでいてびっくり、1番後ろの自由席の車両まで歩いていくと空いていた。今日は晴れているので富士山が見れるかなと山側の席をチョイス。

まだ早いので『ブログ?』を記します。1700文字にもなっていて削っていく。作業的には短いものを長くするよりも削るほうが簡単。

だいたい1000文字ぐらいが読みやすいようです。ある時、知っているなかで1番メジャーな糸井重里さんのブログの文字数を数えたら800文字ぐらいだった。

それ以来、見習って文字数を減らすようにしている。むかしの記事は1800文字のものとかあったりするので見つけたら半分に分けます。

そういうことができるのも印刷物とは違うデジタルのおもしろさ。

集中してたらいつのまにか富士山を通り過ぎていてあっという間に新横浜、そうして品川にて降車。

都会は、ひとがとにかく多すぎるのです。密集しすぎている。

すべてのスピードが速くて脱落するものは待ってくれない。どんどん置いてけぼりにしていく。みんな他人には無関心でものすごいスピードで歩いていく。白杖のひとが歩いていても見過ごされてしまう。こんなにひとがいるのに知っているひとはひとりもいない。

異常な気分で山手線へ。

隣にひとが座るってのは、よほど親密ではないとありえないことだけど山手線ではあたりまえ。やはりここは距離感がおかしいのです。

一回、若い女性と頬と頬が触れそうになって、こちらちょっと喜んだけど向こうは気づいてもいなかった。

新宿を通ったら大量の人間がいたけれど若者ばかりだった。

都会は感染のリスクが低い若者だけが住むようにして、年寄りは田舎に住むというふうにできたらいいのにと最近思っています。

けれども歳をとっても、やはり都会のほうが便利なので住みつづけるひとは多いようです。結果、孤独死なんてことも起こっている。

便利さと優しさはイコールではないのです。

家に着いたら母親から頂いた娘へのお年玉を落としてきていてショック。

実家にあるので来年、取りにいきます。

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『みれなかった富士山』
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2020年12月10日

ダークマター、文化庁、しげのぶ君

昨日は留守中に届いていた郵便物を整理。

師匠の麿赤兒から大駱駝艦本公演の案内が届いてました。

タイトルは“ダークマスター”

いましろたかしさんの漫画が原作なのか、珍しい。ダークマスターは庭劇団『ペニノ』が舞台化して、初演は戌井君が謎のマスターの役をやっていた。と思っていたら『ダークマター』だった。すみません。

宇宙の85%をしめるという謎の物質“ダークマター”。あんな未知のわけのわからないものから作品がつくれるのだろうか。

麿さんの日本経済新聞のエッセーを読んでいたら「いまは“引力”に興味がある」とあったのは、この新作の制作と関係があったのだな。重力ではなく引力に注目するところが麿さんらしくておもしろい。

重力は地球からの引っ張りだが、引力はタテだけではなく360度の全方位、宇宙のあらゆるものとの関係。ひととひととの引力なんてのもあって興味深いです。

それにしても新作をつくるペースがはやい。あのぐらいの巨匠になると新作づくりもたいしたことではないのか。

公演のスケジュールが2月なので、どうなるか。文化庁の継続支援事業に採択されたら観にいけない。

今日は、その文化庁の継続支援事業の申請内容を見直して、わからないところがあるので電話。

ずーっと話し中で、明日締め切りだものなあ、と時間切れ。ちょうど100回発信していた。

明日もつながらないだろうから、メールをしました。

そして明日は今回の東京へときた目的、映像撮影です。

監督のしげのぶたかあき君とはセゾン文化財団の英語のプログラムで出会いました。

あの時の英語のプログラムには、数々の賞に輝く『開幕ペナントレース』主宰の村井雄君がいてよく飲みにいったり、そのあとも公演を観にいったりしている。

ほかにも現在は青年団の演出部にいる『世田谷シルク』主宰の堀川炎さんや、いまは商業演劇の演出をしている長谷川寧がいたりと、いろいろとおもしろい若者がいて刺激的だった。

しげのぶ君は、森下スタジオでやったワークショップにも参加してくれたり、村井君と3人で飲んだりしていた。

とか回想はいいから、とにかくセリフを覚えよう。

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『習作 2020.11.29』
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2020年12月11日

dream

インドの丘の上にいたら、急な階段を荷物を背負った亀がたくさん登ってくる。

それから・・・

おもしろい展開があったのに忘れてしまった。もったいない。

日記をつけはじめた20代の頃から夢日記もつけています。寝ながら速記のようにして書くので、ミミズののたくったような文字であとで見たら読めなかったりする。

すぐに書き記さないと忘れてしまう夢というもの。

なにか夢を記録する素晴らしい方法があればいいのだけど。

脳に直接に機械をつないで映像化できればいいのになあ。とずーっと思っています。

戌井昭人氏は枕元に録音機材を置いて夢を見たら、喋って録音してたことがあったらしい。けれども、次の日に聞くとなにを喋っているかわからなかったと言ってたな。

寝ぼけていたのか。

横尾忠則さんは夢日記を書きつづけていて、本も出版している。

村上春樹さんは夢は醒めて見ながら小説として書くので、実際にはまったく見ないとインタビューで語っていた。そんなことあるのかな。

デビッド・ボーイは若い頃、夢を書き記すためにわざと腕をヒモで吊り下げて眠りを浅くして、夢日記をつづけていたと何かで読んだ。それを創作に結びつけていたらしい・・・

デビッド・ボーイと舞台で踊っている。

ボーイが低い体勢でいるので、首を振りながら近づいていく。

首を大きく回してボーイに顔を寄せたらバッチリとタイミングが合う。そのまま口づけをしたら、くちびるが柔らかかった。

2人いる中国人女性ダンサーがポーズをとっているので、そちらにスッと入る。2人がうごいているのでこちらはうごかないでおこう。と思う。

終わって帰ろうすると机の上に野菜がたくさんあって、すべてじぶんのか。と片付ける。もやしが手に余って抱えて落としそうになりながら舞台袖へと入る。

「みんな次のひとのことが目当てなんですね」と一緒にはけてた女性ダンサーに言われて、そのひとが準備しているのを見ながら「そうなのか。売れっ子だからな」と思う・・・

イベントで売れっ子の川村美紀子と一緒になったときに、楽屋にお客さんがやってきて「あれ川村さん目当てだよ」と楽屋にいたデュオの若いダンサーが相方に説明してて「へえ」と思ったのを思い出した。

新宿ゴールデン街の会田誠さんの店に村松卓矢といったときにChim↑Pomのエリーさんが、取材人とかカメラマンを引き連れてやってきたのも思い出した。

がやがやと急に華やかな雰囲気が漂ってきて、売れてるひとの勢いを感じたのでした。

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『淡路舞踏社のトイレ』
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2020年12月12日

めだけ

昨日は映像撮影。

「おいらクリスマスの魔神です。」

セリフが結構あったので必死で覚えました。

喋りかたがどうしても鉄割アルバトロスケットでやっている感じになるけど、今回はコメディだったのでそれでいいでしょう。

舞踏は大駱駝艦メソッドがからだに入っているけれど、お芝居は鉄割メソッドともいうようなヘンテコな感じがからだに染みついているという塩梅なのです。

いつもそうですが最初はまったく覚えられないので気が遠くなりそうになります。何度も読んでいるうちにだんだんとことばが出てくるようになる。

だいたい覚えたらセリフを録音して練習します。これは鉄割でやりはじめた方法でなかなか良好。

自分のところはあけて、その他の人のセリフだけ喋りながら録音していく。本来なら相手のことばも覚えなければならないけれど、この方法ならばそこまで厳密ではなくていいのです。

クリスマスだから電飾をからだにつけたり、魔神だから白塗りしたりしようかと思っていたけれど普通のほうがいいようなので徒手空拳で参ります。

あんまり気を衒わないほうがいいのだな。

電車は相変わらず混んでいて三密です。けれども乗客は全員マスクをしているので平気。待ち合わせの新宿三丁目でみなさんと落ち合って現場へと向かいます。

ゴールデン街近くのマンションの一室にて撮影開始。やはり文化庁の継続支援事業の一環だそうで、役者さんも常時マスクを着用しての撮影だった。

「これだと口が映らないから声は録音でいいのではないのか」と思ったけれど、ことばにはしなかった。

じぶんは口もとがチャームポイントなのでそれが封じられるのはちょっと残念。笑顔をお見せできなかった。

昼ごはんを食べるときにみなさんマスクを外したら「こんな顔だったんだ。」と新鮮だった。

マスクをしているとだいぶん情報量が少ないのです。そんで目しか見えないので結構なミステリアス。

いいまちがえもなく順調に進んでいたけど、最後のいいところで間違えまくってびっくり。練習を3日しかしなかったから仕方がないか。

舞台だと取り返しがつかないから1ヶ月は練習するけれど、映像だと何回でもやり直しができるのでどうしても安心感があるのです。

予定よりも早めに終わったので新宿をぶらぶらして帰ります。

どこもひとがたくさんいて賑やかでした。

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『重臣君、お疲れさまでした』
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2020年12月13日

ぼさぼさあたま

ぼさぼさあたまで団子鼻のおとこが、ピーナツをポリポリとかじりながら河べりを歩いている。

歩きながらなにかをつぶやきつづけているのでシンイチは、そばにそっと近づいて聞き耳をたててみる・・・

イーはエネルギー。

壁に向かって思いっきり石を投げたら壁がへこむ、窓に当たったら割れる。

これは投げた石にエネルギーが宿っているから。えっ?あっは、まさにそう。

エムは質量。単純な重さとはちがうそのモノのうごかしにくさ。無重力状態でも象よりピンポン球のほうが速くうごく。重さは変わるけど変わらないモノ、それが質量。

うんうん。光は質量がゼロ・・・ えっ・・・へえ、すごくかるいんだね

シーは光速。はい、うんうん。

光の速さは秒速30万キロ。だいたい月までが38万キロだから・・・1秒で月までいく速さ・・・その光の速さのじじょう。とても速い。

うん?そうそう。あっは、うんうん。このみっつのモノを結びつけると驚くべきことが見えてくる。

たとえば1グラムのモノ、この1グラムのピーナッツ、これがもしもエネルギーに変わったらどのぐらいになるか?・・・

E=mcのじじょうをつかって計算すると、なんと1万トンのモノを100万キロ運ぶだけの力になる・・・1万トンのモノを100万キロ運ぶ。

とっても大きいちから、あっは、そうそう。

電気に換算すると、たとえば電気アイロン、これはけっこう電気を喰う。電子レンジと一緒にかけたら一発でブレーカーが落ちるけど、1グラムのモノから生まれるのは、なんと、アイロンを1,000年間かけっぱなしに出来るぐらいの電気。

とんでもない、エネルギー。

満席のジャンボジェットならば、東京とニューヨークのあいだを8往復させられる。えっ、マジで。そのとんでもないエネルギーがこの小さなモノの中に閉じ込められてる。

夢のエネルギー。アトミックエネルギー。

あっは、わたしは太陽の仕組みを解きはなった。おっほ、わたしは神のパズルを解いた。太陽の中では常にE=mcのじじょうが起ってる。

一粒の鼻くそに、街をひとつ吹き飛ばすだけのエネルギーが秘められているのだ!

男は、一呼吸おくとまたぶつぶつと呟きはじめた。

シンイチはピーナツをかじりながら歩いていく、ぼさぼさあたまで団子鼻の男の背中を見つめている。

ワタシハタイヨウノシクミヲトキハナッタ。

ワタシワカミノパズルヲトイタ?

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『ぼさぼさあたま』
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2020年12月14日

めいげん

「世間なんてものは幽霊とおなじ」

ひろさちやさんのことばで、いまも日本人を無意識にしばる世間という不思議なものを言いあらわしている。

「座辺師友」

北大路魯山人のことばで自分の周辺の生活空間、身辺にあるものこそが、おのれの師であり友である。という意味だそうです。自分のまわりにある、いる、ものやひとすべてから学ぶことができる。

「書もへったくれもあるものか!一切の断絶だ。メチャクチャ、デタラメにやっつけろ!」

書家、井上有一のことば。保守的な書の世界のなかにおいて、井上は血を吐くような壮絶な革新の努力をつづけ前衛書の世界を切り拓いた。

「なにを歌うかではない。なにをどう歌うかだ。」

だれが言ったか忘れてしまったが、表現ということの核心をついていると思う。

「街に溢れる日本文化のイミテーションを見るたびに感じる、安堵と優越感。これらはすべてアメリカが世界を見るときの視線そのものだ。」

ダムタイプのメンバーだった、高嶺格(たかみねただす)さんのことば。たしか韓国を訪れたときの視線だったか。

「頂上から見下ろす景色もいいけど、谷底から見上げる景色もいいものだぞ。」

大相撲で連敗をつづける力士へと親方がかけたことば。ずーっと下から見上げつづけているじぶんにはなぐさめにはならない。

「強いから勝つ、弱いから負ける。ただそれだけです。」

大相撲11月場所で優勝した貴景勝のコメント。たった一瞬で勝負が決まる世界。ながくて1分。1分以内で勝負が決まる世界はほかには・・・

「新型コロナウイルス感染防止のためマスクをしたままこころの中で歌をおうたいください。」

大相撲の千秋楽に場内アナウンスがあった。マスクしているのにさらにこころの中で歌えって・・・

「成功の可能性が5割を超えたら冒険ではない。」

これは冒険家たちの常識だそうで「そうだよなあ、若い頃は失敗なんてまったく怖れなかった。」と思った。たとえ2%でも可能性があれば果敢に挑戦していた。

「欲の場所がひととちがう」

ミュージシャンの高田渡さんのドキュメンタリーのなかで、高田さんを評して柄本明さんが言っていた。ひととちがうというのは何にしても素晴らしいことなのです。

「こころを寄せるものや場所、立ち返る場所があるという大切さ」

新聞にのっていた文章だけど、こころを寄せるところやもの、立ち返れる場所がないひとがいまは多いのだろうなあ。

「怪物に出会ったらどうする?」「たたかう」「ちがう、歌え」

映画『シャネル&ストラビンスキー』のなかでディアギレフがストラビンスキーへと言うことば。怪物とは第一次世界大戦のこと。

歌えのところを踊れと変換。

「美は世界を救う」ドストエフスキー

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『oshowさんの絵を模写』
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2020年12月15日

移住の是非

人材派遣サービス大手のパソナグループが本社を淡路島に移したそうです。

本社機能のほとんどと社員、1,200人が淡路島に移住する。

受け入れ先の淡路市長は大喜び。

それはそうです、税金の収入が増える。税金が増えればやれることの可能性も増えてくるし、ひとが増えれば活気も出てくる。

いろんな課題や賛否両論やほんとうの目的はべつにあるのかもしれないけれど、ほかの都市にある大企業も是非とも自然豊かな田舎へと移住したらいいと思いますよ。

淡路島である理由は、代表の南部さんが神戸市の舞子出身で、淡路島を地盤とする西村大臣とおともだちだからのようです。

じぶん的にはパソナグループというところに複雑な気持ちを感じます。

人材派遣というのは、ひとを右から左へとうごかしてマージンを奪うヤクザな仕事。

むかしはその通りにヤクザもののなりわいだった。建築現場へと人足を口入してお金をかすめ取るなど、映画『仁義なき戦い』によく出てくるお話です。

バブルの頃にアルバイトということばとともに一大ムーブメントになって、それ以降、いろんなベンチャー企業が生まれた。

竹中平蔵さんが小泉政権の大臣時代に、あらゆる業種で非正規雇用のひとを雇えるように法律が変わった。

それまでは建設業など一部の業種でしか認められていなかったアルバイト、いわゆる非正規雇用がどんどん広がっていく。

みずからが大臣時代に人材派遣の法律が変わって、そして人材派遣会社の会長に就任する・・・

偶然なのか。

パソナグループが活性しようとしている淡路島も、ベネッセグループが再生させた直島のような文化圏になると素敵だが、リーダーの言っていることを比べると根本のこころざしが違うように感じる。

直島には2年前に訪れたけれど、世界的な建築家、安藤忠雄さんに依頼して地底に美術館をつくったり、世界的なアーティストの大竹伸朗さんに依頼して銭湯を一からつくったりと、お金とセンスが直結してとんでもない素晴らしいことが展開されていた。

おなじく2年前ぐらいにパソナが芸術祭を淡路島でやっているというので「おもしろそうだな」と思って、ウェブサイトを見てみたら「うーん」という感じだった。

ただお金があれば、素晴らしいことができるかというとそうではないのです。

大阪では万博も開催されるようですが、岡本太郎さんのような“ほんとうのほんもの”が総合プロデューサーにならないと歴史に残るようなイベントには、ならないかもしれない。

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直島を中心に瀬戸内海の島々でおこなわれている瀬戸内国際芸術祭のポスター。

参照:2020年12月12日 毎日新聞『淡路島で実現する真に豊かな働き方・生き方』南部靖之 | 2020年11月19日 まぐまぐニュース!『竹中平蔵氏に逃げ道なし。元国税が暴くパソナと政府間「黒いカネ」の流れ』大村大次郎 | 2010年8月6日 ベネッセアートサイト直島『瀬戸内海と私―なぜ、私は直島に現代アートを持ち込んだのか』公益財団法人 福武財団 理事長 株式会社ベネッセホールディングス 名誉顧問 福武總一郎
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2020年12月16日

DON'T GO TO

Go to トラベルがやっと停止されるようです。

影の総理大臣、二階幹事長がおともだちJTBの会長、田川さんを儲けさせるためにはじまったと巷で噂されるゴリ押しキャンペーン。

そのキャンペーンから東京につづいて札幌と大阪が除外、愛知も名前が浮上。

その他の感染症が広がっていない地域のひとだけが税金をつかって旅行できるという、完全におかしくて不公平なことになってしまっていた。

これは、ほんとうにもう誰がどう見ても本末転倒でした。

そもそも感染症が広がっているので困っている旅行会社や宿泊業のひとたちを急きょ、税金で助けようという事業だったのではないのか。

そこからいちばんたいへんな感染者が多いところを除外したのでは、何のための救済キャンペーンなのかわからない。いちばん困っているひとたちを除外って、あなた。

そもそもこの騒動でほんとうにダメージを受けているひとは、旅行する余裕なんてあるわけがない。一泊10万以上もする高額ホテルが好調だったのが何よりの証拠です。

一刻もはやくGo toの事業そのものをやめて、感染者が多いところにその予算を回さなければならない。と、そんなこと舞踏家風情にもわかるのに菅さんはいったいなにをやっていたのだろう。

ネットの生放送で「こんにちは、ガースーです。」とニヤニヤと笑いながら挨拶している場合ではなかったのです。

停止にともなって発生する多額のキャンセル料を、また税金で肩代わりするそうです。はー、なにをやってるのだろうなあ。

停止は総理の決断ではなく、毎日新聞と社会調査研究センターの全国調査で停止を求める回答が67%、共同通信社の調査で78.2%に上っていて、世論に押されたかたちです。

支持率も急落。

まだなにもやってないのに57%だった支持率が、まだなにもやってないのに39%に急落、コロナ対策について評価すると回答したひとは14%だって、低い。

毎日、朝昼晩と高級ホテルのレストランで会食して、国会では「答弁を控える」「答える立場にない」「答えるべきじゃない」を111回も繰り返し、官僚のつくった原稿をただ読み上げるだけ。

それではなあ・・・

答える立場にあるから聞かれているのだし、答えるべきだから聞かれているのでしょう。

「答えると不利になる、答弁を控えざるをえない真実があるのだな。」そんなふうに思われてもしかたがない状態におちいっているのです。

質問者の向こうには、国民がいるということがわかっていなかったのかいな。

これから冬になると感染者はどんどん増えていき、国民の不満はどんどんたまっていく。

これは菅さん、まだなんにもやっていないのにいきなりの大ピンチなのです。

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『Marionette』

参照:2020年12月13日 毎日新聞 | 2020年12月15日 東京新聞 | 2020年12月21日 朝日新聞
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 17:37| ブログ?

2020年12月17日

無敵の医療スタッフ

だんだんと広がりはじめた新型感染症。

冬にかけて感染するひとが増えるのは、1年前とおなじ。

ふたたび騒がないようにしたいものです。

去年のおなじ時期からずーっと言っていたのに、また医療崩壊とか言いはじめて緊急事態宣言がいまにも出そうな雰囲気。重症患者でベッドが埋まってしまう。とか去年とおなじことで騒ぎはじめている。

「この1年間なにをしてたんや」

偉そうですが、そう思ってしまいます。

もしも感染しても「ほとんどのケースは軽いかぜ症状にとどまります。」そう、すこやかこどもクリニック浮間院長の金井慎一さんがいうように、重要なのは「新型コロナかどうか」ではなく「重症かどうか」

医学的にいう“重症”とは、輸液や酸素投与・人工呼吸など、医学的なサポートがないと生活を送ることが困難な状態を指す。

原因がなんであれ、症状が“かぜ”にとどまっている状況であれば、それは「かぜ」として扱うことが妥当なのだそうです。

なるほど。

病院でクラスターとかいう集団感染が起こったと騒いでいるけれど、いわゆる医療従事者というひとたちは、感染のリスクが高いのはあたりまえだけれど亡くなったひとはいるのかしら。

重症化した医療従事者というのもメディアの報道で聞いたことも見たこともないけれど、知らないだけなのかな。

そうして、もしも感染した医者や看護師さんがいたら、その方たちは無敵の医療従事者になるのではないのか。

万が一、2度感染することがあったとしても軽症ですむようだし、一度感染したひとたちで構成された医療チームがそろそろあらわれているかもしれない。

もう感染の心配がないのだったら防護服とか息苦しい医療用マスクも必要ないし、不安感や恐怖感もないし心理面の負担もなくなる。

ワクチンを打ったのとおなじ効果なのですな。

ワクチンといえば、イギリスで実用が開始され、アメリカでも実用が開始されました。

どんな副作用があるのか、これから実際に人間に接種して試していく。製薬会社が販売前にやる治験を実地にやろうというのです。

壮大なる人体実験のはじまり。

治験のアルバイトをしたことがありますが、副作用はさまざまです。ミュージシャンなのに治験のバイトをして耳が聞こえなくなったなんてのも聞いたことがある。

それが理由ではないけれど、じぶんはワクチンを接種するつもりはありません。

自然な免疫の獲得を待つつもりです。

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『ナイチンゲール像』

参照:すこやかこどもクリニック浮間 Web site
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2020年12月18日

戌井君からのてがみ

舞踏家集団デュ社、東京事務所の掃除をしていたら戌井昭人氏からもらったハガキがでてきました。

彼とは1999年からのおつきあいで、もう20年以上になるのか。

はじめて出会ったときは向こうは20代で、こちらは30歳前半だった。

戌井君は鉄割アルバトロスケットというオフビートパフォーマンス集団の主宰者でありまして、いまは小説家でもあります。

芥川賞候補になること5回、野間文芸新人賞候補には3回名前があがり、2013年に小説『すっぽん心中』で第40回川端康成文学賞を受賞。2016年には小説『のろい男 俳優・亀岡拓次』で、第38回野間文芸新人賞を受賞と同年代の希望の星。

すっぽん心中はへんてこなお話しで、亀岡拓次は爆笑してしまうので、電車の中で読んだら危険です。

唐十郎さんが芥川賞を受賞して周辺の人間を一気に上へと引き上げたように、戌井君にも期待がかかります。

他力本願でどうもすみません。

本日は、そんな戌井君から届いたハガキをちょいとご紹介。


ムカイさんへ

8月了解しました。夏の大阪楽しそう。がんばってきて下さい。そんで大阪前ですがアゴラ是非観に来て下さい。物語になってたりしますんで、ゲボラ戦記。

同封CDは、ギンズバーグ。それと合宿帰ってきたらケイコ場遊びに来てください。

あとキリン、合宿で鯨飲させてタヌキにしてやって下さい。よろしくおねがいします。では。

戌井昭人


このときは『舞踏虎ノ穴』の大阪公演があったのだな。

あのツアーは麿さん不在で責任者として荷が重かったし、いろんな事件が巻きおこってたいへんだった。

大阪ツアーがあったために残念ながらアゴラ劇場の公演へは出演できなくて、観にいったらほんとうにもう、はちゃめちゃで夢のようにお話しがつながっていく舞台だった。

戌井君のとんでもない才能を再確認したのでした。

そのあとの大駱駝艦夏合宿に、当時は鉄割メンバーだった俳優の伊藤麻実子、通称“キリン”ちゃんも参加してた。うまくタヌキに化けさせたかは不明ですが、我妻と高桑ととんでもなく意気投合してました。

こちら夏合宿も師匠が不在で責任者として荷が重かったけれど、事件もおこらずに大役を無事につとめていま思えばたのしくておもしろかった。

最終日の発表会には、戌井君もきてくれて喜んでくれていた。

頂いた、アレン・ギンズバーグのCDは、いまもスマホに入っていて聞いています。

素敵なブルーズがたくさんあって味わい深いのです。

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おなじく出てきた兄弟子、村松卓矢の懐かしい写真。わかい!
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 15:23| ブログ?

2020年12月19日

戌井君からのてがみ2

Air mail ありがとうございます。

あと素晴らしいラベルもありがとう。イギーポップなんだ

この前京都で鉄割やって、中島が「なにあいつイギーポップみたい」って女の子にいわれて、その子を?しまわってました。

そちらは寒いんでしょ、頭シャキッとしてますか。12月は、28日に味トメで鉄割忘年会です。もし帰ってきてましたら。

あと来年11月にスズナリ決まりました。来年いい年にしましょう!浅草またのみに行きましょ!

あとその町 iggypop 

イヌイアキト


?の漢字が判読できなかった。

このときは大学音楽教授、エリック・サントスに招聘されてアメリカはミシガン州に3ヶ月滞在し作品を共同制作中。

10月は気候もよくてとっても過ごしやすかったけれど、11月になると急に冷え込み、12月には雪が降ってきてミシガンのなにもないアパートでひとりさびしく生活していた。

手紙を送るのが好きなので戌井君に手紙を書いて、モンティーパイソンのビールラベルとともに送ったのです。

エリックの友人がイギーポップとジョイントしたことがあると伝えたので、反応が返ってきた。

返信ハガキがとっても嬉しくて壁に貼っていた。

ちょうどオバマ大統領が当選したときでミシガン州は白人が大多数を占めるところだけれど、黒人の男の子がいつもは肩身が狭いのにどうどうとウキウキと歩いていたのが印象的だった。


土方の聴きました!あれなんですか!人間麻薬ですよ。なまったラップ

あんな凶暴な「どーもすいませんでした」聞いたことないですよ。あんな感じの人と飲んだら頭変になりそうですね。一度飲んでみたいけど。本人は意味あったのかもしんないけれど、なんか音が発音もあるけど音がすごいっすよ。

あと、あの人にスーツ着させて立派な会社に就職させて営業とかやらせたら、かく実にどんな会社でも つぶすことできますでしょうね。

なんか演目できますね。たくさん。

向さん 4月のスズナリはいかがでしょうか?

5月の公演ちかいけど大丈夫かな?またメールします。

戌井昭人

あと、この前文楽を観に行ったんですが、あれすごいです。身体不自由な人を ムリやり動かしてるみたいな感じでしてなんか


このときは舞踏のパイオニア、土方巽の講演会のCDを手に入れたので戌井君に送ったのだな。

そのあと鉄割の演目になったかどうかは定かではないけれど、CDの音源はサンプリングされていまもつかわれています。

去年の鉄割スズナリ公演では、その音源で雲太郎が踊ったのでした。

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おなじく掃除をしてたらでてきた鉄割アルバトロスケットの看板俳優、奥村勲氏の若い頃の写真。でかい!
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2020年12月20日

安部 vs 菅

安倍前首相を国会へと招致するかどうかでもめています。

国民の前で、嘘をついたことを謝るのか・・・

最近、精力的にいろんな会に出席したりと存在感を出しはじめていた安倍前首相。

噂では嘘かまことか、第三次安倍内閣へ向けて3度目の正直とばかりに早くも再出発をしていたということだった。

このあいだ政権を途中で投げ出したばかりなのに、もう復帰しようというのは気がはやすぎるのではないのか。

そんなふうに思っていたところの桜問題での公設秘書の立件です。

前政権を継承すると言っていたのに安倍さんがすすめていた、敵基地攻撃や憲法改正に菅さんがあんまりやる気がないのが気に入らなかった。

気に入らないからと安倍さんがうごくのを良しと思わない、誰かがなにか手を回したのかどうかわかりませんが、いよいよ安倍前首相の任意での取り調べがおこなわれるようです。

だいぶん前に読売新聞がスクープを一面に乗せていた。

これを見越して黒川検事総長へと違法行為で布陣を敷こうとしていたけれど未遂に終わった。違法行為への安部さんの関与の立件はむずかしく不起訴になると言うので、社会的な信頼を失墜させることが狙いだったのか。

菅現首相を脅やかすような存在になってきた前首相を第一線から退かせるためには、これぐらいの脅しでダメージは十分なのかもしれません。

あんまり追い込むと自分たちもピンチになるのでしょう。

政治家の足の引っ張りあい、密告のしあいはいつものこと。政治家は悪いことのひとつやふたつはやっている。そしてそれぐらいでなくては、国なんて引っ張っていけないのかもしれない。

だからこそ、お互いに手をまわしおとしいれることなんて容易い。いつの時代も腐敗している政治の世界。

お金を扱う仕事だから目の前の誘惑に、私利私欲が負けてしまうのだな。

人間もどうぶつ、欲望には弱いのです。

いっぽう、失態を連発してぶれつづけて国民を失望させている菅首相。

「菅さんには菅官房長官がいない」と安倍さんにも言われてしまっているが、第三者の目線で危機管理のできるひとがいないし忠告してくれるひとが周りにいないそうです。

官房長官時代に強権政治で忖度を連発させていたのが、じぶんに返ってきている印象。

重度の忖度が蔓延して、とうとう誰も菅さんにほんとうのことを言わなくなってしまった。

どうやら裸の王様になってきているようです。

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『Puppeteer』

参照:2020年11月23日 読売新聞 | 2020年12月5日 朝日新聞 | 2020年12月13日、19日 毎日新聞 | 2020年12月15日、18日 東京新聞
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 11:47| ブログ?