2021年01月11日

オンラインの限界と肉体性の欠如

先日、舞踏家集団『デュ社』のオンライン新年会をやりました。

いまデュ社のメンバーは、向 雲太郎と湯山大一郎と中島加奈子の3人です。

加奈子とは2019年のドイツ合宿で出会いました。

世界から60人がドイツのお城に集まって、2週間にわたって合宿するというスケールが桁外れに大きなイベントだった。ひとが多くいればへんなひとも多くなるし期間が長くなればなるほど、いろんなことが多く起こるあたりまえ。

ほんとうに楽しかったなあ。

大駱駝艦の合宿を20年ちかく経験していたじぶんでも、へとへとに疲れ果てた。参加人数がらくだかん合宿の倍で日数も倍、たいへんさも倍ならば、楽しさも倍だった。

そんな合宿のさなか参加者の日本人女性がおどるというので観にいったら、めちゃめちゃにおもしろくて感動。日本代表の活躍を目の当たりにしたような感じで嬉しかった。

そのあとその女性、加奈子はなぜか雲太郎振付チームに参加、一緒に作品をつくっていくうちに意気投合、なんとデュ社に入りたいとなってメンバーになりました。メンバーになったけれどデュ社は、ダンサーの組合や互助会のようにしようと結成したので拘束力はありません。

デュ社で公演するときやメンバーの誰かが公演をやるときは集まって全力で協力し助け合うけれど、そのほかのときは自由、なにをやってもいいのです。

雲太郎と湯山が住んでいる日本時間で、夜7時にオンライン開始。

アイルランドは朝10時。かなこが住んでいるのはアイルランドの下のほう、コーブという海沿いの町。首都ダブリンとは東京と京都ぐらい離れているそう。外を映してもらったらいちめんの雪だった。

いまアイルランドはロックダウン状態だとか。けれども緊急事態が宣言された日本とおなじで、買いものに出かけるし普段と生活はおなじだそうです。

久しぶりに顔を見てスケジュールを確認して近況を報告したり、雑談をしたりしながら湯山とじぶんはお酒を飲んでいた。かなこはシラフだったのですぐに退出してしまった。

そうだよなあ。

飲みながらならばだらだら過ごしても楽しいけれど、シラフのオンラインでは雰囲気や臨場感の共有がないのでなにか工夫がないとすぐに飽きてしまう。

世界中で流行っていて、猫も杓子もオンライン、オンライン。

オンラインでワークショップをしているひともたくさんいるようですが、じぶんはまったくやりたいと思わない。なにか決まったことを一方的に発信するのならばいいけれど、それではつまらない。

対話しながら双方向のインタラクティブにすすめていくのがワークショップの醍醐味と考えているし、相手が能動的じゃないとつまらないのです。

そうして、その場の雰囲気や参加者の息遣いを感じながら、即興的にすすめていくのもワークショップのおもしろさ。

残念ながらオンラインでは到底・・・

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2019年8月におこなわれたドイツブルーリン城での野外公演作品制作風景。Photo: schloss bröllin e.V. / Peter van Heesen
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 07:23| ブログ?