師匠の麿赤兒が暗黒物質についての作品を発表します。
残念ながら文化庁の仕事で観れないな、残念。
しかし麿さんならば他人の仕事を観に来るぐらいなら、じぶんのことを優先しろ。と怒ると思うので淡路で仕事のほうが喜んでくれるでしょう。そんなふうに思いながら湯山と電話で打ち合わせ。
スケジュールを確認してるうちに事業の工期を1週間延期することになり。ん?師匠の作品を観にいけるんじゃね。と速攻予約、湯山とおなじ日にいきます。しかしやーまん、緊急事態宣言下の首都へと突っ込んでくるとは、その心意気や良し。
リスクを怖れずに生きていくのです。
師匠は東日本大震災のときも、ニホン中が自粛し萎縮しているときにおなじく世田谷パブリックシアターで公演を敢行した。
あれはほんとうにかっこがよかった。打ち上げで「最近、自然のやつがわしの真似をするから、次はちょっと違うことをしようと思ってるんじゃ。」といってたぐらいに、偶然で不思議な符牒がたくさんあって驚いた。
おなじ頃、スタジオジブリでも作品が完成間際で公開を延期しようとするスタッフに宮崎駿さんが激怒していた。「こんなときだからこそやらなければならないんです!!」宮崎監督の真剣な思いがビシビシと伝わってきて感激した。
やめるのは簡単、しかしやめてしまってはもったいないのです。
今年は、神社のうらないで『八方ふさがり』とでた。前後左右、全方位ぐるりとまわりを囲まれている。どうする?万事休すか。なにもやらずに静かにしていたほうがいいのか。
いや、横がダメなら上下がある。
底辺はいままでの人生で嫌というほど経験をしているので、これからはとにかく上を向いて歩こう。
考えかたがマイナー思考にならないように気をつける。意識をメジャー思考へともっていく。規模を大きくするというより、質を上げる。そのためにお金をかける。高いところを飛んでいるひとたちと遊び、上へと連れていってもらう。
ときたま、はるか上を飛んでいる師匠の舞台を拝見し勉強する。
この世界の85%をしめるという暗黒物質、ダークマターについての新作です。
どんな作品になるのか、乞うご期待!!
『雲のへんしん』