2021年03月01日

日曜日だった

今日から3月。

昨日で文化庁の事業は終わりでした。

終わりだけれどもちからが抜けたままなので、のんびりと過した。

ネット環境が整ったので『ブログ?』をサクサク更新。必要なものを最後のネット注文。まずは基礎のうえに立てる束柱なるものと、大引きと呼ばれる角材を止める金具をいろいろと調べてから購入。

ホームセンターで実際にものを見ながら買えればいいのだが、車がないので仕方がない。サイズと写真でイメージしつつ購入。買いものはこんなもんでいいか。あとはその都度、必要ならば買おう。領収書が使えなくなるが仕方がない。

今日こそ日曜日だし、昼ビールと洒落込もう。

人生なんて夢まぼろし、所詮つくりごと、適当にいい加減に生きていこう。考えてもどうしようもないことばかりで、どうにもならないことばかりだがあきらめてしまおう。

手放したときに、逆に得ていることがあるのです。

秘蔵のGOOSEで乾杯。レインボーのアルバムを聴きながら昼間っからビールを飲んでいると、アメリカ南部のダメな中年になった気分になる。

きゅうりのぬか漬けと誰かが残していった納豆とたまごをまぜて、ご飯にかけて頂きます。

納豆菌は強力らしく食べたあと3日間、口から出つづけるらしい。なのでぬか漬けをかき混ぜるときは注意です。一度、それでぬか漬けが臭くなりダメになりそうになったことがあった。

醸造などをおこなうひとも気をつけないと、納豆菌にやられてしまうそうです。

そのあとはシューマイを食べながら、もっとスケールのおおきな舞踏家になろうと、こころに誓う。

今回のようなことがあると、にほんとかいう枠で考えていたらいつまでたっても埒があかないことを実感する。とにかくスケールおおきく活動していくぞ。

午後も決算作業続行。

あとは、いろんなところのお店を開いたのでとにかく片付けをします。客間の入りきらない合宿用の布団をなんとか押し入れに押し込んだら、すっきりきれいになった。

夜は早めに作業終了、風呂に入って相変わらずの気持ちよさ。出てきたらおでんをつくりレコードを聴きながら乾杯して、ひとりで事業の打ち上げ。

ビールを飲んだあとに酎ハイを飲んだら「なんじゃこれ」

原料を見たらウォッカで、なんだかロシアの場末のバーにいる気分になってきます。

すてきなジャズをいい音で聴いていたら、だんだん眠くなってきておやすみなさい。

今日から気持ちを入れ替えて稽古場作業を再開です。

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『束石、束柱、大引、そのうえに厚さ3cmの杉板を敷く』
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2021年03月02日

やるぞと意気込むけれど

さあ今日から3月。

最近、陽気がめっきりと春っぽい。

自然ゆたかな淡路島にいるから、より季節を体感できるのかもしれない。

淡路舞踏社の稽古場完成を4月11日に目標設定。4月9日がデュ社副代表、湯山大一郎の誕生日で、4月10日がデュ社音楽担当の築山建一郎の誕生日なのです。

あと1ヶ月と10日・・・まずは残りの束石をおいていく作業を再開するぞ。けれども、なんだかんだといろんなことをしているともうお昼。明日は雨らしいのでモルタルの作業はやめておこう。

雨の日は家のなかの仕事をするしかないけれど、それでは間に合わないかもしれない。

今後、雨の日は山中さんの製材所へ通っての作業にしよう。束柱をサイズに押し切りして、防腐剤を塗っていくのです。そろそろ大引の防腐塗装もはじめなくてはならない。

物置のひとつを片付けて掃除して出たごみを粗大ごみに依頼。燃えるごみも35ℓの袋で13個でたので明日の朝、早く起きて捨てるぞ。

途中、お隣の北川君と話して、大工さんや職人さんが人手不足なのはパソナが移住してきた影響が大きいと知る。淡路島はちょっとしたバブル景気になってるとか。なるほど、あたらしいたてものがどんどん建って、建築ラッシュなのです。

巨大資本が投資するインスタ映えを狙ったおしゃれなホテルなんかもどんどんできている。いま流行りのグランピングの施設もいろんなところに建設していて、どうやら家賃が高騰しているようです。

とか噂を聞くけれど、こちら職人さんが見つからなかったぐらいで、それほど影響なしで関係なし。

束石の上の凹みに雨が溜まってよくない感じなので、すべて雨養生をしたらもう17時のサイレンが鳴って作業終了。といきたいところだけれども、陽が沈むのがどんどん遅くなっているので、18時までなんやかんやとやりました。

ひさしぶりの外仕事だったので疲れはてた。

お風呂に入ってサッパリスッキリ、出たらひとりで乾杯。したあとに「明日は雨だから」と、ごみをすべて軒下に移動。

そのあとは、腰を落ち着けてレコードを聴きながら夜は更けていったのでした。

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おとなりのワンちゃん『タキ』男の子。
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2021年03月03日

雨のち曇りのち雨のち晴れ

昨日は午後まで雨だったので、家のなかの片付け続行。

つぎのトライアル公演をやるための準備を進めているのです。

そうして午後からは雨があがるようなので束石の設置を再開するぞ。明日は晴れるので下準備です。

まずはたまっていた13袋のごみ捨て。娘が6時半に家を出るというので起こしてもらって「ありがとう」

最近、朝が遅くなってきていた。おじいさんだから朝早く目が覚めていたのが、どういうわけか寝坊する日々だったのです。

雨のなかびしょ濡れになっているお隣のワンちゃん『タキ』をささっとクロッキー。子どもの頃に飼っていた『チョビ』にそっくりなワンワン吠えるかわいい雑種です。

お昼ごはんを食べたら階段したの物入れの下の段を本気で掃除、片付け。デュ社の道具が増えてきたのでここへ入れるのです。使ってない浮き輪や水中メガネ類を整理して外の物置へ。

午後はとうとう束石作業をするぞ。まずはレーザーを置いて基準線を決めて、そこから束石の高さを決める。その線にあわせて穴を掘り束石を置いて、明日モルタルで固める。

ここを正確に丁寧にやればやるほど、その上に柱を立てたときに誤差が少なくなる。誤差が少ないほど調節も楽になるしガタつきも少なくなるのです。

と意気込んでいたけど雨が降ったり止んだりでやめて、物干し台の物置を片付け、掃除。燃えるごみがふた袋、燃えないごみがふた袋出た。この2年間で要らないものを捨てつづけているけれど、まだまだでてくる。

天気予報を見てると、今週は晴れたり雨だったりと交互になるようなので、塩梅がむずかしい。

これからひと雨ごとに暖かくなっていくので嬉しいけれど、そとで仕事ができなくなるので予定どおりに山中さんに相談しよう。

17時のサイレンとともに晴れはじめてなんやねん。

家の中で束柱の図面を書いて、今日はもういいか。貴久君が書いてくれた図面よりも10センチ高くする。ゆくゆくは舞台下からも出られるようにするためです。

お風呂をわかして入ったら、今晩は飲みながらカレーをつくろう。

最近、夜はジャズばかり聴いている。

いい音でジャズを聴きながら、今後の予定などを考えながら夜は更けていったのでした。

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『タキ』
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2021年03月04日

晴れ、つかいし、ガス欠

昨日は朝から晴れ。

しかし、朝起きたら寒くてびっくり。

朝のルーティン、いそいで『ブログ?』をアップ、朝ごはんを食べて「ごちそうさま」

なんだか朝からこころがいそいでいるので、いかんなあ。いそいだり慌てたりしてはいけない作業なので、こころを落ち着けます。

「さあ、やるぞ」とレーザーを設置するが、あれ?やりかたが曖昧なので湯山に電話。聞いたら「あー、そういえば。」今日は舞台奥の走り込み部分をやります。

“穴を掘ってかためて束石を置いて、レベルを測って、また穴を掘ってレベルを測って”をくり返す。持つところのない石が重くてたいへん、時間がかかってしまう。

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穴を掘って・・・

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束石を置く。

12時のサイレンが鳴るが関係なくつづけて、3つ設置したら昼休み。2時間で3つか・・・なんとかモルタルまでやりたい。

昼は昨日つくり置きしておいたカレーを頂きます。ゴールデンカレーだがスパイスを追加して本格的にして、さらにカルダモンを追加したら爽やかさがアップ。

すこし休憩したら、さあやるぞ。

サイレンがなるまで一気にやって、舞台奥の走り込みが完成。途中、巨大な切り株があらわれシャベルで掘り抜いたら大きな穴ができて、モルタルが大量にいるな。

穴掘りにくらべてモルタルを流し込んで束石を設置する作業はおもしろいので、サクサクすすみます。

すすむけれど、モルタルと水を混ぜるのは腰がいたくて手の握力がなくなってたいへんだった。53歳のおじいさんにはしんどい仕事、なんどもため息をつきながら腰をのばして天を仰ぐ。

風呂に入ってマッサージしないとこれは、全身がつるぞ。

18時までがんばって「お疲れさまでした。」がんばらないのをモットーにしてるけど、いまは特別。

たのしみにしてお風呂に入ったらぬるくて仰天、これはガスがなくなったんだな。とガッテン。体温とおなじぐらいのお湯に入る、副交感浴だと思って入りつづけもう出られないぞ。

そうしたらタイミング悪く誰かが来たようでドアをノックして「キダニさん」と何度も呼ばれる。

「すみません、いま風呂で出られないんです。」と間の抜けたことを言ってたら、なんとガス屋さんで「いま入れ替えます。」と信じられないタイミング。

「寒くて出られないんです。」とまたもや間抜けなことを口にしたら「そうですよねえ。」と答えられて「なんでわかったんや。」とにかく良かった、熱々のシャワーを浴びて生き返ります。

はあ、たいへんだった。

苦笑しながらビールをプシッとあけてお疲れさまでした。

明日もがんばろー。

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昨日はひな祭りだった。
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2021年03月05日

マエストロからシェルターへ

マスター マエストロ エムの部屋から戻ってシェルターのなかを案内された。

シンイチのあたまのなかには、まだエムのことばが鳴り響いていた。

ブダマツとホフムラは大声で喋り、ときおり爆笑しながらまえを歩いていく。

ふたりについていきながらシンイチは驚いた。ここには風呂もキッチンもあって、なんと畑まであるのだ。

水は地下水を引いて確保、地中熱をうまく利用して有機物をつかって発電しているという。いわゆる排泄物で発電しているというアイデアだ。

ここが大部屋ね。粗末なベッドのひとつをあけてもらった。藁のようなものがしいてあった。あとはこれをはくといい。渡されたのは白くて小さなパンツだった。

潜水艦のなかのような天井の低いせまい通路をとおって風呂へと案内するとブダマツとホフムラは、どこかへ行ってしまった。ひとり残されたシンイチは、ぼろ切れのような服を脱いではだかになる。焼け焦げている服はそのままごみ箱に捨てた。

服を脱ぐとたしかに肌は黒かった。

風呂のなかは広くて、むき出しのつち壁は湯気でぴかぴかと光っていた。

かけ湯をすると黒い垢が流れていく。すこしこすると黒い皮膚のようなものがズルリとむけた。全身に用心深く湯をかける。

お湯は緑色に妖しく光っていて、不思議な香りがした。からだ中に染み渡るようにヒリヒリとするが、ひさしぶりにはいる風呂は思わず声が出るほど気持ちがよかった。

風呂に入るなんていつぶりじゃろう。

身もこころもぽかぽかと癒されて、なんだか元気がみなぎってきた。

新しい宇宙への第一歩か・・・ここはいったい何処だろう。天国ではないようだし地獄でもないようだった。お湯で顔をゆっくりと洗いながらシンイチは考えた。光が見えてそれから・・・

それからの記憶は、深いかすみがかかったようにはっきりとしない。あたまをなん度も振るが、なにも思い出せなかった。

忘れるようなことは要らないことか・・・

そこへブダマツとホフムラがガヤガヤと戻ってきて風呂に入ってきた。

かれらのからだも真っ黒にやけどしていて、ブダマツのあたまは後頭部がなかった。

湯船につかったホフムラが、あーと大声を吐き出すと突然なにかを喋りはじめた。

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『風呂につかるシンイチ』
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2021年03月06日

晴れ、整地、縄張り、墨出し、雨

おとといも朝は寒かった。

寝床のなかでぬくぬくと『ブログ?』をしるす。

7時をすぎたので「さあ、起きるか。」

毎朝のルーティンのあとは朝ごはんを頂きます。朝に炭水化物をしっかりと取ると一日中、よくうごけるとか。なので朝カレーで、ご飯をしっかり食べよう。

予報では明日、雨なのでモルタル作業はおやすみにして、客席部分をしっかりと整地して丁寧に縄張りして正確に墨出ししよう。

ここは一段下げて稽古をするときは、靴を脱いだりする場所にするのです。トライアル公演のときは客席にしたり、今後は張り出し舞台としてもつかう予定。

まずは束石を置く場所を雑草や枯れ枝、枯葉をとって地面を整える。切った太い木の枝が残っているのでノコギリで格闘。手探りなので午前中、遅々としてすすまず。下がコンクリートで縄張りのタル木を立てられず途方に暮れる。ここで貴久君も後回しにしたのだった。

いろいろと工夫してなんとか縄張り完成。束石の位置を割り出して墨出ししたら、今日はここまでか。

17時のサイレンとともに外での仕事は終わり。

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客席部分の束石を置いてみた。

家のなかで図面を書きます。材木をどう使うか、そろそろ考えないと。図面を書いていたら、わからないところがあるので、まだ明るいし外で実測。

19時に腹ペコになってもうやめよう。

コンビニに図面をコピーーにいって、買いものから帰ってきたら、お風呂のお湯を入れながら新聞を読む。

ひさしぶりに読んでも相変わらずのどうしようもない話しばかりで暗い気分になる。けれども、これが逆だったらたいへん。いいことがニュースになるような状況は悲惨なのです。

昨日は雨。

メインイベントは山中さんのところへといって、これからの仕事のすすめかたを打ち合わせ。

打ち合わせと言っても立ち話しで、押し切りの機械とヒノキの大引きを明日の朝に持ってきてくれることになった。

「そんなもん、図面上でやるよりも実際に大引きを置いてみて、余ったやつを束柱として使ったほうがええで。」と言われてなるほど。押し切りも「長さがちゃうかった言うてまた切りに来るよりも、持っていったほうがええやろ。」と貸してくれることに。

「場所あるけ?」と聞かれたのでいま余った束石を置いている玄関スロープが浮かぶ。山中さん、笑顔がチャーミングだった。

帰ってきて余った束石20個を何かで使えたらいいなあ。と思いながら移動。

疲れた。

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舞台奥の走り込み部分。
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2021年03月07日

きのうのいろいろ

ここ3日間は雨が降らないみたいなので、頑張るぞ。

朝イチで山中さんが木材と押し切りの機械を届けてくれた。

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押し切りマシーン『やまちゃん』と名付けた。

大引きという角材と角材をつなぐのに細工が必要だと言ってて、たしかサイトで見た。ノミでかいて継ぐやつだな、了解です。

山中さんが帰っていったら「さあ、やるぞ。」

楽屋前の束石を穴を掘ってレベルを測りながら設置していく。昼までに4つ終わっていいペース。つくる手間が惜しいのでコンビニのおにぎりを頂きます。最近のコンビニおにぎりはほんとうに美味しい。食べたら、すぐに作業再開。

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セメントと砂をまぜたモルタルというのを掘った穴に入れて・・・

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束石なるものを置いてレベルを測る。

晴れてるあいだに木材に防腐剤も塗らねばならないので、とにかく駆け足です。

と、途中で天気予報を確認したら来週も雨は降らないみたいで嬉しい。すこし余裕がうまれる。

16時までノンストップではたらいて楽屋前の基礎8個を完成。どう頑張っても1日、8個が限度だな。日没まで2時間ぐらいあるけれど中途半端、片付けて家のなかで報告書の仕事をしよう。

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楽屋から今日の成果をみる。

片付けを終えて、庭を眺めていたら一本置いた大引きがイメージを掻きたててくれて想像してたら、だんだんとわくわくとしてきます。

「はやく材木の作業をしたいなあ。」

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この材木の下に束柱なる角材を立てる。

そのあとは2階にあがってパソコンをにらみながらいろいろとやっていたが、どうにもパソコン画面だとよくわからない。

なので風が吹きすさぶクソ寒いなかコンビニまでコピーに。いったら「財布を忘れて陽気な・・・」歌いながら家に取りに帰って、とかやってるうちにもういいか。という気分になって終わりにしよう。

タイマーが鳴ったのでお風呂で温まって疲れを癒やそうと、素っ裸になって入ったら栓がぬけてて「なにしとんねん。」

はあ、とため息。

風呂からあがって乾杯。実績報告書とかいうのを飲みながら考えました。と言いたいところだけれども、なんだか、よくわからないのでやめにしてひさしぶりにレコードを聴いて気分よく過ごす。

妻に電話したらいまダンスのテレビを観てるというのでじぶんも観てみます。

プロが選ぶすごいダンスベスト40とかいう番組で、古今東西のおどりが紹介されていてたいへんに刺激をうけた。

しかし舞踏系は誰も出てこなくて残念。

土方さんに大野さんに麿さんに笠井さんに室伏さん・・・すごいダンサーがたくさんいるのになあ。

もったいない。

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最近お気に入りのアルバム。
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2021年03月08日

神様、友達を戻して

昨日は朝からおおしごと。

大量にたまっていた段ボールと古新聞を捨てるのです。

山の中腹の集積所まで自転車で往復10分の道のりを「はあはあ」いいながら5往復して、へとへとに疲れはてた。

「おたく見いひん顔やけど、どこのひとなん」いうて聞かれたので「住吉堂さんのとなりの木谷です。」と答えたら「あー、先生してはった木谷さん、塾かよってたわ。」と女性が口にする。

祖父は学校の先生をながくつとめていて、定年退職したあとは都志の家で学習塾をやっていたので五色町では有名人なのです。「空き家になってると連絡があったので最近、住んでるんです。」

「5往復しました。」といったら「3キロも走ってないな。」とおじさんが笑ってた。

たしかに自転車で往復5時間かかる洲本までいくのにくらべたら大した距離ではない。

もどるときにコンビニによってコピーをして高橋源一郎さんの人生相談『誰にも相談できません』と松尾貴史さんの『ちょっと違和感』を読もうと毎日新聞を買って帰って、味噌汁をつくって新聞を読みながら朝ごはんを「いただきます。」

3月11日がちかいので東日本大震災や原発の記事がおおい。特集取材されていた女性は、石巻市立大川小学校4年生のときに同じクラスのほとんどが津波の犠牲になった。

あのとき、みんなで歌をうたっていたのだという。

だれかへ

私これからどうしよう。友達がいない。親友がいない。神様どうしよう。神様助けて・・・友達をください。親友をください・・・

記事を読んでいて、峠三吉さんの詩を思いだした。

ちちをかえせ ははをかえせ こどもをかえせ わたしをかえせ わたしにつながる にんげんをかえせ にんげんの にんげんのよのあるかぎり くずれぬへいわを へいわをかえせ

高橋源一郎さんのことばも思いだした。

亡くなったひとは もうこの世にいない のではない わたしたちは ふり返れば いつでも彼らがいる世界 に生きているのだ

ごみ捨てに時間がかかってしまい、朝ごはんをつくったり新聞を読んでいたらすっかり遅くなって、ずいぶんと出遅れた感じ。

天気予報もころころと変わり、夜から朝にかけて雨がふるとか。

日曜日だしハードな束石作業はお休みにして、グレイトフルデッドを聴きながら昼ビール。

そのあとも、のんびりと『ブログ?』を直したり絵を描いたりして過ごしました。

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『神ってなんじゃろ』

引用:2021年3月7日 毎日新聞 ストーリー『児童の歌声 悲鳴に』取材 百武信幸(毎日新聞石巻通信部)
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2021年03月09日

ガラスの天井をぶち破れ

昨日は国際女性デーでした。

世界経済フォーラムによって2019年12月に発表された“ジェンダーギャップ指数”『男女間の格差を測った指数』において、日本は153カ国中121位・・・

遅れ過ぎてる。

先進国首脳会議(G7)の中では最下位という結果となった。フランス12位 ドイツ14位 イギリス15位 カナダ16位 アメリカ51位 イタリア70位・・・ぶっちぎりで遅れてる。

男女格差のない国の1位はアイスランド。そして2位はノルウェー、3位はフィンランド。

日本が大きく順位を下げている理由は、相も変わらない女性の政治参加の低さと経済分野での女性の地位の低さです。

世界各国の議会で構成する『列国議会同盟』が、2020年3月8日の国際女性デーをまえに女性の議会進出に関するレポートを公表したが、それによると日本の女性国会議員比率は9.9%で、193カ国中165位だった。

政党の自主性に任せても無理なのだから“クオータ制”などの法制度で、更なる改善を促すしかないのです。

1985年に制定された男女雇用機会均等法は、職場における男女の差別を禁止し、昇進・昇給などにおいても平等に扱うことを定めた法律ですが、不平等はまったく是正されていない。

企業で女性がしめる部長職の割合は6.6%(2018年6月 内閣府)・・・一割もいない。そうして働く女性の半数を超える人が非正規雇用だという。男たちにいいように搾取されている。

パートである理由は、子どもを生んで職場復帰できなかった、子育てと両立できない、収入を抑えたい、etc...etc...ほとんどは男性優位の社会システムが原因です。

「日本死ね!!!」と女性につぶやかしてしまう国だから仕方がないのか・・・

女性の政治家がたくさんいれば、女性に「死ね」なんて口にさせてしまうような子育てしにくい社会にはならない。

社会を本気で変えたいなら政治から変えなければならない。なんとしてでも女性自身が政治に参画するしかないのです。

男性が育休をとるのが議論になっていますが、遅れてる。当たり前のことが当たり前ではない国家。

元衆議院議員の男性が5年前に国会議員として、はじめて育休宣言したときは「一生、休んでろ」と自民党のベテラン議員に言われたとか。ひどいことを言うなあ・・・そんなおじいさんたちが、この国の根幹を担っている。

「子どもの面倒は女性が見るべきだ。」

根深い社会の思い込みと決めつけが、女性の社会進出をいまだに拒んでいる。ジェンダーに関する女子高校生調査報告書2019によると「家では誰が家事をしているか」という質問で、80%近くが「ほとんど女性」と答えている。

教育からも変えていくしかない。社会を変えたいならば教育を変えなければならない。

教育は国の根幹を成すのです。

『あしたをひらく女性の会』元代表で市会議員であった母親に育てられ、骨の髄からフェミニストな舞踏家からでした。

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先日のトライアル公演より。2021年2月21日@淡路舞踏社 STphoto by Shiho Newborn & Maternity Fine Art Portrait.

参照:2020年2月14日 朝日新聞  happywoman.online (公)国際協力NGOジョイセフ  gooddo マガジン  2020年3月8日 朝日新聞 毎日新聞 PROJECT DESIGN ONLINE
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2021年03月10日

3.10

今日、3月10日は東京大空襲があった日です。

3.11は、みんな覚えているが、では3.10は・・・

もう忘れてしまっているひとが多くて、メディアでも取り上げられることはほとんどない。

そうやって1.17を忘れ、3.11を忘れていくのかもしれない。しかし忘れるというのは、人間にとって必要で自然なことだと思います。辛いことをいつまでも覚えているのはたいへん。いつまでも悲しみを抱えているのもしんどい。

“日にち薬”というように、時が悲しみを癒してくれるのは本当でしょう。

けれども戦争の記憶だけは、風化させてはいけないのだと思います。天災ではなく人災である戦争というもの・・・

1945年3月10日0時7分。

アメリカ軍は279機のB-29で江東区、墨田区、台東区、中央区への無差別爆撃を開始。目標が煙で見えなくなるのを避けるため、風下の東側の街から順に攻撃する指示が出されていた。

38万1300発の焼夷弾が落とされた。ナパーム弾というほうが馴染みがあるひとも多いでしょう。ベトナム戦争で米軍がつかったガソリンを主体にした爆弾。

ゼリー状のガソリンが一度、木材などに飛び散ってついてしまうと何をしても火が消えなくなるという・・・

0時20分には港区への爆撃も開始。下谷、足立、神田、麹町、日本橋、本郷、荒川、向島、牛込、小石川、京橋、麻布、赤坂・・・次々と爆撃されていく。

木と紙と草でできた日本家屋はナパーム弾によって次々と燃え上がり、東京はたちまち火の海になる。

爆撃と並行して機銃掃射もおこなわれ、非戦闘員、民間人の多くが殺された。

大空襲によって発生した大火災によってB-29の搭乗員は真夜中にもかかわらず、機内で腕時計の針が読めたという。ひとが燃える匂いはB-29の機内にも充満した。

「炎が燃え移って、ひとは火だるまになった。」「燃えている赤ちゃんをおんぶしたまま走っているお母さんもいた。」当時8歳で生き残った二瓶治代(にへいはるよ)さんは証言する。

空っ風により燃えに燃え、火は10日の夜まで燃えつづけた。

罹災者100万人、焼死、窒息死、水死など死者約10万5000人といわれるが混乱を極めた戦時中のため、いまも正確な死者の数はわかっていない。

永遠に失われた10万のいのちと、そのいのちにつながるはずだった未来の生命・・・

「通常の爆撃だけでこれほどの被害を与えられたのだから、原子爆弾を落とす必要はないのではないか。」

アメリカではそんな意見が科学者や良識ある軍人から出されたが、莫大な経費をかけて進行する計画を止めることはもう誰にもできなかった。

そうして8月6日、8日の無警告での無差別原爆実戦投下へと時計の針は刻一刻と進んでいくのであった。

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ヒロシマ、ナガサキは公的な追悼式典があるが、東京大空襲は大規模なものはないようです。合掌。

参照:東京大空襲・戦災資料センター Wikipedia   2020年3月10日 東京新聞 毎日新聞  2020年3月10日11日 朝日新聞 Cable News Network.
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2021年03月11日

おどりとはいのり

今日で2011年から10年の歳月がながれました。

「じゅうねんひとむかし」とかいうけれど、昨日のように感じるのは、それだけ起こったことが強烈だったからでしょう。

10年前の3月11日は世田谷パブリックシアターにて大駱駝艦本公演『灰の人』の稽古だった。地下3階のスタジオでの通し稽古中、兄弟子村松卓矢と2人のシーン。

いつもは何気なくやるなんでもないところで、それまではなかったような失敗が起こった。2人でもつ大皿にのったバラの花が落ちてしまったのだった。

落ちるはずのないバラ・・・

「なにやってんだ」師匠の麿赤兒があきれたようにぼやいていた。仕切り直して、もう一度やったらなんとまた落ちて・・・つぎの瞬間、地面が大きく波打って立っていられなくなった。

あれは虫の知らせだったのか。

悲鳴がおこってスタジオ内は大混乱、緊急ベルがなって避難を勧告するアナウンスが入って稽古は中断、地下3階から非常階段をのぼって地上へ。

地上へ出たら三軒茶屋駅前の広場に無数のひとが避難していた。大きな余震がおこって27階建てのキャロットタワーが左右にゆっくりと大きく揺れて、どよめきがおこってみんな後ずさりした。

あれはまるで巨大な怪獣がうごいているようで凄まじい迫力があった。

誘導されて避難先の大きな公園へいって、用を足そうと隣接の施設へ入ったらおおきなモニターがあってそこに信じられないような光景が映っていた。

街が次々と海に呑み込まれていくのだった。それが宮城県の映像だとわかって、宮城出身の我妻恵美子の顔から血の気がなくなって呆然としていたのをいまだに覚えている。

ちなみにその後、我妻の家族とは連絡がとれて無事が確認されてよかった。

稽古は中止になって散会したけれど、電車がすべて止まっていてどうしよう。いまは亡き音響の関克郎さんと村松と3人で下北沢まで歩いて「どうせ電車はうごかねえんだから、じたばたしてもはじまらねえ。」と駅前の居酒屋に入って腰をおちつけた。

その頃、妻は荻窪の会社から歩いて西東京まで帰って娘を保育園に迎えにいってくれていた。

「ありがとう」

なんとかかんとか家まで帰ったら、テレビのCMがすべてACジャパンになっていて驚いた。

それから連日、被害をうけた東北の映像と福島第一原発の映像が垂れ流されていたが、無力なイチ舞踏家にはなにもできず「おどりとはなんなんだろう?」と日々、悶々と自問自答していた。

次々と公演が自粛中止になるなか、麿さんはそんなことをもろともせずに本番を決行。

「いいおどりをするしかない。それが祈りにつながるのだ。」

そうじぶんにいい聞かせながら『灰の人』本番に臨んだのでした。

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「合掌」STphoto by Shiho
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2021年03月12日

ラヂウムの効能

あっは、なぜ、ラヂウムは順繰りに壊れていかなあかんのか?

なぜ、それほどゆっくりと少しずつ、まるで老練なストリッパーのようにもの惜しそうに放出するんか?

なぜウランがラヂウムに、いっひ、エルがもっと低いものにエスせんのか?

うっふ、なぜ、なぜ、少しずつ壊れんのか、なぜ、なぜ、一度にディーせんのか?

アトム、おっほ、あの分割されへん究極の存在がアメーバーのように割れていく・・・

どうなるのですか?どうなるんですか?ホフムラ博士、早く、はやくその先を言って下さい! ブダマツが合いの手を入れる。

ホフムラがうなずいてつづける。

あっは、これは、人類にとってひとつの革命や。はい、これほんとう。

いっひ、われわれは太陽の秘密を解いた。それと比べられんのは、うっふ、にのにゃにゅのぬ。

にゃれにゃれにょにょねんにゃ、にゅねににににゅなっていたように、えっへ、ほうにゃにょうのににゃいににゅなってるんや。

なに?シンイチは目をつぶって耳をこらす。

自然がまだ、金貸しのようにしぶしぶとしか与えてくれへんにぇにぇぬにーは、いっひ、われわれのまわりに想像もつかんぐらい閉じ込められてたんや。はい、これほんとう。

自然の法則に勝った。偉そうではないんです。にょんにゃはぜんぶうえ向いて生まれてくる。にょにょにょはうつむいて生まれてくる。ににょはトウモロコシから生まれた。これはじじつよ。

物理学者たちは罪のなんたるかを知った。知ってもなにもでけへん。じぶんの発見が心配になって来た。けど怖がってたらまえにはすすまれへん。

宇宙は石鹸や、石鹸はにゅにょんや・・・

われわれは神のパズルを解いた。われわれは大昔からあったけど誰も知らんかった、この宇宙の秘密をのにょいた!

ににつのにゃにゃぞのをひらいた!

宇宙がつくられて以来、誰も知らんかったちからがいまかいほうされるんや!

そのにゃいがにょににゃにゃられたとき、ぜんせかいはもういちどねねんにょのそのとなって、にんにぃのみらいはにじいろのかなたへむかうんやーー!

ホフムラはよだれを垂らしつばを飛ばしながらそう叫ぶと、ざぼんと浴槽から出て、びしょ濡れのまま風呂から出ていった。

ブダマツは満足そうに浴槽につかっている。

シンイチが突然の状況に唖然としていると、ラヂウムの副作用でたまにああなるんだよ。

ブダマツがいい声で愉快そうに笑った。

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『ホフムラ博士』
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2021年03月13日

つか

いま建築の基礎をイチから学んでいます。

おもしろいです。

まずは、神さまに土地をつかう許可を得る。

土地は大自然という神さまのもの。どんな人間も、かならず神から土地を拝借する許可を得るのです。その借りた土地を水平に平らに整地することからはじまる。

なにかをつくるために、まずは基礎からはじめる。これはなんにでも言えることか・・・あらゆる芸事も、まず基礎をやる。ここがしっかりとつくられていればいるほど、頑丈でちょっとやそっとではビクともしない芸が出来上がる。

むかしの土台はもちろん石です。今回も3つだけ石の基礎があります。文字どおり束石です。

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『足型束石』

『束』にはいろんな意味がありますが、だいたいが“たばなる”というような意味。

結束。デュ社の結束はそんなに強くありません。ゆるゆるの自由です。だれよりもじぶんが自由が大好きだからなのです。

拘束。いやだなあ。札束、収束、死装束なんてのもある。ほかにも調べてみたら・・・

『束髪封帛・そくはつふうはく』

妻が固く貞操を守り続けること。

束髪は髪の毛を束ねること。封帛は白い絹で包んで封印すること。中国の唐の時代のひとが、他人の罪の連帯で処罰されて左遷されることになり、若い妻に再婚するようにいうと、白い絹で髪を束ねて封印しておとこに署名させ、これを守りつづけると誓った。

20年後におとこがもどると封印されたままだったという故事から。へえ・・・幸せの黄色いハンカチみたいなお話し。

いま100個ちかい束石をならべています。

「ぎょうさん、ならべたな。」先日、大引を届けてくれたときに山中さんがあきれてたけれど、わがグループ、湯山とふたりで「よくまあ、ならべたなあ。」と感心します。

1日に8個以上ならべることができた日もあれば、客席のいちばん入り組んでいるところなんかは、午前中でひとつしか設置できないこともあった。あの日は結局1日で3つしかできなかった。

そんなハードで土まみれの作業、舞台の基礎づくりがやっと終わりました。最後は足型の石をモルタルで固めて「お疲れさまでした。」

大自然と格闘した土まみれの日々は終了。

だんだんと服が汚れなくなってきて最終的には、はだかと裸足になるのです。

たのしみ!!

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トライアル公演にて。2021年2月21日@淡路舞踏社 STphoto by Shiho

出典:「列女・賈直言妻薫氏伝」
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2021年03月14日

Get up stand up

全国の首長の女性の割合が2%だそうです。

少ないです。

少なすぎます。

この割合は異常とも言える。決めているひとが男尊女卑だからか・・・人口の約半分は女性なのに生活にまつわることを決めているのが、ほぼ男性だけだという異様な現状。

政治とは税金の使いみちを決めることですが、それを男だけに任せて平気なのか。

平気なわけがありませんが、家事の分担の8割を女性がやっていると言われるように、男女共働きが当たり前の現代社会でも女性への偏見と差別が根強い。

残念ですが、選挙で女性候補が誹謗中傷をうけることもとてもおおいそうです。女性が活躍することをゆるせないひとたちがいる。足を引っ張ろうとするひとが、同性のなかにもいるようです。

「食にしても環境にしても、より安全で安心できる暮らしを確保したいと思うなら、政治と関わらざるを得ない。」

そう上智大学教授で政治学者の三浦まりさんが言うように、じぶんの生活を良くしようと思うならば政治にどんどん参加しなければなりません。

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三浦まりさん。『日本の女性議員 どうすれば増えるか』(朝日新聞出版、2016年)など著書多数。

2018年5月、議会選挙における男女の候補者数ができるかぎり均等となることをめざす“政治分野における男女共同参画推進法”が三浦さんらの貢献によって施行された。

これから女性の政治参画へのおおきな追い風になると期待されています。

日常生活のなかで「これはおかしい。」と思ったときに泣き寝入りするのか、行動を起こすのか。「気づいた以上、わたしもやってみよう。」という流れが出てきているようです。

うちの母親が川西市議会の買収、汚職という不正に憤って主婦仲間と立ち上がり市民グループをつくり、手作りの選挙で2人の女性を議会に送り込んだのが1990年。

それから全国で色々な方が奮闘努力をしてこられたと思うのですが、いっぽうで30年経ってもまったく変わっていないこの国家の現状もある。

常識という思い込み「こうだ」という人間の決めつけは、なかなか変えられないのだなあ。と呆れてしまうとともに「にほんのおんなたちよ、怒り狂って立ち上がれ」とも思う。

最近、女性だけの党をつくればいいのにとつよく思う。

男性政治家が都合よく選んだ女性初の総理大臣ではなく、女性たちがじぶんで選んだリーダーをつくり出せたらすばらしいのです。

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STphoto by Shiho

参照:2021年3月3日 毎日新聞
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2021年03月15日

suffrage

女性デーにちなんで、女性の参政権についてです。

戦後、いろんな方の努力によって女性の参政権が認められて投票権が得られた。

とにもかくにも、まずは選挙の投票。

税金の使い道を決めるひとを選ぶ、大切な一票を投じることからはじめましょう。

そうして選挙の手伝いからはじまって「このひとなら不正をせずに汚職や買収もせずに、公正に税金の使い道を決めてくれそうだ。」という女性を口説いて候補者として闘う。

母親たちのつくった『主婦の手づくり選挙入門』によると、選挙には言われるほどお金はかかりません。

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主婦たちが手づくりでさまざまな失敗をしながら困難を乗り越えていく姿が、読みものとしてハラハラしておもしろい。絶版。

いちばんお金がかかるのが街宣車のレンタル代だったりするので、そんな無駄でうるさくて逆効果なものはやめてしまえばいいのです。

常識を捨てて無駄を省いていけば、女性たちが手作りで選挙に参画することも可能です。お金をかけずにアイデアで補っていく。

そのためには時間も必要不可欠。

上智大学教授で政治学者の三浦まりさんは「若手女性のリーダーシップを培い、女性やマイノリティが政治に対等に参加することで、ジェンダー平等な政治の実現をめざす」ために“パリテ・アカデミー”という団体を立ち上げた。

「権力構造がつくり出すさまざまな歪み、不正義、不公正に気づき“それを変えるには政治を変えるしかない”そう気づいた女性が、パリテ・アカデミーに参加し、トレーニングを通じて政治参画の機会を広げていくのは、とてもうれしく感じます。」

若い女性を対象にしたのは、若いひとほど政治に関わりにくく、また若いひと向けの政治スクールがなかったからだとか。

「根っこにあるのは、性別役割分担で社会が構成されているということ。

男性支配的な社会のあり方を変えたいと思う女性が政治の世界に出ていき、あたらしい政治文化をつくっていくしかないのです。」

そうちからづよく三浦さんは、語られている。

応援しています。

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『庭のすずらんがさいた』
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 09:05| ブログ?

2021年03月16日

ある雨の日

雨の日は庭の作業はできない。

そんな日は、あきらめて家のなかを集中的に片付け整理。

途中で気分転換、仏像に磨きをかけます。

たぶん祖父がタイあたりで買ってきた民芸品。本棚に仕舞い込んであったのを救いだして、玄関に飾ったりリビングキッチンに置いてみたりしていた。

なんだか表面のピカピカとした艶がいらないなあ。と思い紙やすりで磨いているのです。

人間のミエというか飾ろうとする、いやらしい箔をつけようとするこころ。ほど大袈裟な話しではないですが、艶がとれたと思ったらその下から白い生地があらわれた。

磨けばみがくほど、ほんらいの素朴なほとけの姿が見えてくる。だんだんとほんものの格のようなものを、そなえはじめている。

東京事務所の本尊も、もともとは妻が通っていた幼稚園でいただいた手を合わせた子どもの人形だった。いまはすっかり偉くなり左に弘法大師、空海、右側にお不動さんを従えています。

釘箱をつくろうと思いつき墨出しまで終わるが、丸のこを使いたいのでストップ。もしも家のなかで丸のこなんて使おうものなら、たちまち工事現場になって靴を履かないといけなくなる。

午後はレコードをかけながらおどりの練習。はやくおどりたいなあ。ぬくぬくとした家のなかから、寒そうな舞台を観ながらいろいろと構想を練る。

楽屋から舞台の下をとおって下手奥のプラムの木のところから出てくる。

プラムの木をみながら時計まわりに這いずってきて途中、あたまゴンッとかやりながらセンターへ。

センターで土方さんのものまねから天才、石井満隆さんの歌になって大野一雄に憑依して岡原真弓さんのアコーディオンをバックにラ・アルヘンチーナをおどって「おかあさん」いうてバタンと倒れたら、こんどは湯山が出てくる。

夕方まで作業して18時に終了。家のなかの仕事は服も汚れないし楽でええですわ。

夜はレコードを聴きながらおどりを考えます。最近、また振付に興味が出てきた。いっとき振付ということにまったく興味がない時期があったが、原因はなんだったのだろうか。

夜は西田敏行さんのお芝居に涙する。

そして嵐、見参。

闇に見事な稲妻が一閃した。

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『庭に勝手に生えていたワイルド玉ねぎ』
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 08:53| ブログ?

2021年03月17日

おんなたちの闘い

女性デーにちなんで、もう少し・・・

19世紀後半から20世紀初頭にかけてイギリスで起こった、参政権獲得を求めて闘いつづける女性たち“サフラジェット”の映画についてです。

厳格な男性支配の時代、闘争に巻き込まれていくひとりの女性のものがたり。

朝から晩まで工場で働き、支配人にパワハラをされて性的虐待もされ、理解のない不機嫌でつまらない旦那とうるさい子どもたちの世話に明け暮れている主人公、モード。

知り合った友人、エミリー・ワイルディング・デービソンの影響で、だんだんと女性としてのとうぜんの権利に目覚めていく。

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右:キャリー・マリガン演じる主人公、モードとエミリー。photo by Google.

権力の手先でありときとして暴力装置になる警察の嫌がらせで、工場をクビになり離婚するが、それが活動に拍車をかける。旧態依然の近所の陰口に悩ませられながらも、社会を変えるために女性としての自立に次第に覚醒していくモード。

おんなたちの闘争を率いるのは、ミリセント・フォーセットとエメリン・パンクハーストの両巨頭。

穏健派のフォーセットに対してエメリンは、みずからを“サフラジェット”と呼んで活動をする。ちなみに“suffrage”は投票権の意味だとか。

サフラジェットの行動は、過激でとにかく実力行使。抗議のアクションとして街のショーウィンドーに石を投じることからはじまって、サフラジェットを弾圧した保守的な首相ハーバード・アスキスを暗殺しようとしたりする。

最初は擁護していた議員が彼女たちを裏切ったら、暗殺しようと別荘に火をつけて12人を殺害したりしたが、これはちょっとやりすぎ。

1913年には、モードの親友エミリーが競馬場の大観衆の面前で、ジョージ5世の所有する馬の前に身を投げ出して亡くなる。

エミリーは、ただでさえ過激なサフラジェットの中でも最も過激なメンバーのひとりで、王への抗議の意味を込めて身投げをした。

映画では衝撃的なクライマックスとして描かれていました。

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『ワイルドオニオン』彩色
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 09:58| ブログ?

2021年03月18日

ある新月の日

先日は新月だった。

新月はあたらしいことをはじめるのにいいとき。

いよいよ大引きの仕事を開始。

まるでお祭りのように夜、酔っ払って外へとでて木材の雨養生をはずして大引を一本、神輿のようにかついで、庭へと運んでふらふらしながら置いてみた。

さあ、これから数日間、天気が良いようなので頑張るぞ。

それが終わったら東京へと移動です。どうしてもじぶんで見ないとわからない書類があるので、合宿のまえにいちど戻ってとってくるのです。

来週から合宿。

まずは副代表、湯山大一郎が合流。彼はプロの大工としても働いているのでたのしみです。いろんな職人技を盗むぞ。

そしてデュ社の旗揚げメンバーで、いまは黒田育世率いる“BATIK”で活躍中の兵庫県出身、政岡由衣子がちょうど帰省してるようで、手伝いに来てくれる。

政ちゃんは、じぶんが大駱駝艦から独立してすぐにひらいたワークショップに参加してて、ヘンテコなおどりに魅了されスカウトしたのだった。

それから『ワークインプログレス』を一緒にやり、デュ社旗揚げ公演『ふたつの太陽』では、ダンスマスターをつとめて見事にシーンを率いてくれた。

おとこだけのむさ苦しい現場に女性の息吹はありがたい。

とか性別でわけるのは古い。料理を作ってもらおうと考えるじぶんがいるので、驚き。

レディーファースト、2階の客間に泊めてあげよう。

2階の東南角の部屋がエアコンもあって陽当たりが良く、いちばん居心地が良いので誰もいないときは寝起きしています。ここは子どもの頃から人気があって、だいたい取り合いになります。

そうやって考えるとその隣はむかしからじぶんの部屋だった。春も夏も淡路島に来たときは、2階の西南角の部屋で生活していた。夏は南北の窓を風がとおりエアコンがいらないぐらいに涼しい。

ここ五色町都志の家はプレハブ、いわゆる仮設住宅です。

プラモデルみたいに安く一瞬で組み立て上がる。その代わりに長く住むような居心地のいい家ではない。被災地の仮設住宅もすべてプレハブ。

そんなプレハブに住みつづけてそろそろ50年。仮設なので冬は強烈に寒くて夏は猛烈に暑い。ほとんど外にいるようなものなので、季節の移り変わりがわかりやすい。

そうしていま庭につくっている舞台も仮設です。

文化庁の仕事で仮設住宅の横に仮舞台をつくっている。

そこを非常事態なので野外稽古場にしようという企画なのです。

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『CLUB CAMEL 今日から少しのあいだクローズ』
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 08:51| ブログ?

2021年03月19日

風呂からでたら

風呂からでて部屋へともどってもラヂウムの副作用なのかシンイチは、なんだかとてもちからがみなぎっていた。

興奮して眠れないなあと思っていたら、おとこが顔をだして練習がはじまるので稽古場にあつまれといって、また走っていった。

通路をとおって最初に案内された空間へともどると、おとこたちががやがやと集まっていた。そこへマスター マエストロ エムがやってきた。その圧倒的な存在感におとこたちが沈黙する。

エムがひな壇のセンターにどっかと座って、じゃあいってみるか。

そう言ったのをきっかけに、おとこたちが奥にならぶ。わけがわからないシンイチもとりあえずおなじようにならんだ。

ブダマツが座って包丁をまな板に突き刺して、ホフムラがバットを片手にたっている。どうも船着場の再現をしているようだ。

“カミソリ”と呼ばれたおとこがすすみでてブダマツから包丁を受けとるとソーセージを股間にあてて、せい。と切り落として、あーと大声で叫んだ。

ブダマツからチケットのようなものをもらうとカミソリは、ひな壇へとあがった。エムは満足そうだ。

つぎに“イナズマ”と呼ばれたおとこが、すすみでて包丁をもつと、いよっと威勢よく包丁を振りかざす。が、いざソーセージを切るだんになると、ビビって切れない。すかさずホフムラがバットで思いっきり殴った。

エムはタバコを吸いながら笑っている。シンイチが大丈夫なのかと心配になるぐらいに、にぶい音がした。

ブダマツにうながされて、えいっとソーセージを切り落として、わー、と騒ぐイナズマにブダマツがチケットをわたす。

ネクスト!

ブダマツが告げるとイルカのような顔をしたおとこがシンイチにソーセージをわたす。「がんばって」イルカがそっとほほえむ。シンイチがへどもどしているとエムが、シンイチ!と怒鳴った。

すすみでて包丁をもつがどうしていいかわからない。なにやってんだよ。とエムは苦々しげだ。ホフムラが、芝居したらええんや。と小声でつぶやく。

はじめておどったあとは、お芝居をしろというのか・・・

緊張でぶるぶるふるえてきたシンイチが包丁を股間にあてると、その振動でソーセージがみじん切りになった。

じぶんのイチモツがみじん切りになっていると思うと、しぜんに、あーあーあーあーとなさけない声がでた。

ひな壇でエムが笑っている。

どうやらうまくいったようだった。

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『叫ぶ、通称“カミソリ”』
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 14:05| 小説のようなもの

2021年03月20日

FIGHT ON & GOD WILL GIVE THE VICTORY

20世紀はじめのイギリスで、女性の参政権を求めて闘いつづける“サフラジェット”

エメリン・パンクバーストの率いた、あまりにも過激なサフラジェットの活動は10年余りで幕を閉じた。

イギリスでは、それから15年後の1928年にやっと男女平等の参政権が認められる。

「パンクハースト家で、代々受け継がれている教えがあります。『ことばより行動を』というモットーです。これはエメリンが常に口にしていた信条で、静かにしていることを暗黙の了解とされていた当時の社会で、問題に対して行動をともなって立ち向かおうというメッセージが込められていました。」

そう語るのは、パンクハーストのひ孫で自身も女性や子どもの貧困解決を支援するグループ『ケア・インターナショナル UK』のアンバサダーを務めているヘレン・パンクハースト。

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バッキンガム宮殿前で逮捕されるエメリン・パンクハースト。 Photo by Google. 

1960年にセイロンで世界初の女性首相が誕生。

それから・・・

イギリス、ドイツ、カナダ、アルゼンチン、フランス、ポーランド、ノルウェー、フィンランド、アイスランド、アイルランド、デンマーク、ラトビア、コソボ、ウクライナ、スロベニア、スロバキア、エストニア、クロアチア、リトアニア、リベリア、ラトビア、インド、パキスタン、バングラデシュ、スリランカ、トルコ、イスラエル、ニュージーランド、オーストラリア、トリニダード・トバゴ、ブラジル、ジャマイカ、ニカラグア、コスタリカ、ペルー、チリ、モザンビーク、タイ、シンガポール、フィリピン、韓国、台湾、to be continued.

世界中で女性の国家元首が生まれている。しかし、こんなにいるとは知らなかった。


じぶんは、母親が“女の気持ち”ペングループの会員だったり、“あしたをひらく女性の会”のリーダーをしていたので、影響を受けて骨の髄までフェミニストです。

もしも女性たちが本気で立ち上がり、世界から遅れまくっている強固な日本の男性支配社会をなんとかしようと活動をはじめたら、全力で支持し応援します。

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STphoto by Shiho

参照:Wikipedia. Google.
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 11:29| ブログ?