昨日は申請も終わったので、伸び放題だった庭の手入れをする。
天気もいいので絶好の作業日和です。
まずは門をはいったところにある椿を剪定。にんげんでいえば散髪をするような感じか。切った椿の枝葉だけでごみ袋がひとついっぱいになってしまう。
玄関のボケの木も枝を落とす。この木には鋭利なトゲがあるので紙袋につつんで別で捨てます。「コトバにトゲがある」と言うようにまさにひとを傷つけるのです。
横の水路に切った椿の枝が落ちてしまったので拾いにいく。ついでにごみも拾って雑草も抜く。途中にやはりトゲのあるバラ科の木が生えているので、剪定バサミで切ってすすみます。トゲがあったり臭い匂いを出したり自然の知恵ってのは不思議です。
自己防衛のためだろうけれど、敵意に満ちている感じがするのは攻撃的だからか。
そういえばカメムシってのはじぶんの匂いの臭さで死んだりするそうです。戌井君のエッセイに書いてありました。
そのあとは舞台のまわりの木を剪定していきます。
舞台右側の袖がわりにしようとしている、名前がわからない木の枝を落としていく。この木には小さなちいさな花がたくさん咲いていて、ミツバチをはじめとする虫たちがいつも蜜を吸いにきている。
ちいさなアリも下から行列をつくってのぼっているので、よほど美味い蜜のようです。木や花は蜜を虫に与えるかわりに花粉を運んでもらう。これも自然の知恵です。
楽屋前の木も枝を落としていく。下に生えている野生の玉ねぎがすこし大きくなっていた。
舞台奥のプルーンの木も生い茂ってきているので枝をすこし落とす。ことしはたくさん実がなりそうで、はやくも何個かふくらんできている。
左の袖がわりにしようとしている月桂樹の枝もすこし剪定。ローリエのとってもいい香りがただようので、切った葉をどうするか迷う。乾燥させれば料理につかえるが、まだ青葉なのでどうなんだろう。しかしキリがないので捨ててしまう。
あとは切った枝をごみ袋にどんどん入れて作業終了。
最後にいっぽんヒョロリとした雑草を素手で抜こうとしたら、指がスパッと切れてしまう。
手袋をはめないと雑草いっぽん抜けないかよわいどうぶつ、にんげんなり。
『graffiti_06_01』