2018年05月04日

距離感

延期となった『アホとロマンの皮袋』は、20年間在籍した大駱駝艦から独立して一発目のソロ公演です。

舞踏の紋切り型のイメージの代表“白塗り”との訣別の心を込めて舞台上で白塗りして、舞台上で落として終わった作品。

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オープニング。photo by bozzo

まあでも人の前でいかに面白く居られるか?の追及で、塗るとか塗らないとかは実はどうでもいい。

どうでもいいんだけど大きな問題で、無自覚にやるのが一番ダメなんだと思う。

おなじく延期となった『舞踏?』は、先鋭ということを考え、疑うことから始まる舞踏の真髄を披露しつつ、舞踏をものとして扱って創った作品。

そういうことが好きではない観客に靴を投げ込まれた。

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土方さんのトレースシーン。photo by bozzo

ダミアン・ハーストも言ってるけど、大切なのは対象との距離感。

便器を作品として扱ってしまう。本物のガイコツにダイヤを埋め込んで売ってしまう。

距離をおいて対象化する醒めた視線が必要。

いっぽうで理屈抜きの面白いものもまたありだと思うし、何かを込めて踊るということも大切だと知りながら。

どちらにしても観終わって何も残らないようでは、脳天気。

現実が虚構を遥かに凌駕するいま。少しぐらいの悪意では足りないのかもしれません。
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 07:06| ブログ?