2018年07月04日

才能

『海印の馬』新宿スペースゼロ公演、あっという間に終わり。

中打ち上げで、舞台監督の増本さんに「お前才能ないんちゃうか」と言われて。売られた喧嘩は買いますよ。と結構深い夜になったような。

増やん、新人には必ずそれを言うみたいで。潰そうとかいう気はなくて挑発してるのだろうな。

まんまとはまって絶対にやめない。とこころに誓った夜。

増やんのひと言ではびくともしないけれど、麿さんに「お前は才能ない。やめろ」といつ言われるか恐れてた。覚悟もしてた。

はじめたのが遅いというのもあったけど、自信がなかったんだな。

才能とはなんだろう。努力では追いつけないもの。目に見えないけれど確かに存在するもの。

100メートルを9秒で走るとか、球を早く投げるとか遠くへ打つとかわかりやすい才能もあるけれど、芸術点とか入ってきたらわかりにくくなる。

むかし飛行機の中で観た映画。

ジュリアード学院に一族郎党から高い学費を出してもらって期待を背負って入り、皆んなの目指すソリストにもなって、その後フィラデルフィア管弦楽団に入り。

順風満帆で音楽家の道を進んでいた男の人が、ある夜「わたしはソリストにはなれないのだ。」と悟った。

誰かに才能がないと言ってもらえたら、いっそ楽なのだろうけれど、自分で気づくと言うのが残酷なのだけど、将来的には成長への大切なプロセスなのかもしれない。

「誰でも才能を持っているのですよ。この世に生まれたというだけで大いなる才能なのですよ。」

というのがわたくしの伝道していることですが、まだまだ世間の人にはその素晴らしさと真髄を理解してもらえていない。

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これでいいのだ。photo by Aiho Kaneko
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 11:26| ブログ?