2018年08月03日

木谷家

今年も、わたくしの曽祖父・木谷真一の命日が近付いてきた。戸籍上は祖父である。

木谷家は呉服屋を営んでいた。木谷家四代・ 木谷實平が大成功。淡路・津志本店と大阪、北海道、広島に店を出していた。

広島では市内の大手町付近にて、木谷真一が『丸さ呉服店』を任されていた。商売は戦争が始まるまで順調で、結構手広くやっていたと聞く。

当時の広島は静かな城下町で川が豊かに流れる、本当に住み心地の良い町だった。東京や大阪が大空襲を受けるなか、何故か広島だけは大した空襲はなかった。

長女・正子の婿・真裕が軍港のある広島は危ないから早く淡路へ来るように。という手紙を淡路島に住む高校生の甥から受けとり、躊躇を感じながらも移住を決断。

真一の妻文子と正子、長男三郎、次男俊夫、次女の直子は、真裕の生まれ故郷である淡路島洲本へと残務整理のため残る真一を残し、1945年3月下旬に引っ越していた。

家族の出発のとき、長いあいだ親しくつきあった人たちが大勢、お別れを惜しんで広島駅まで見送ってくれたが、その人たちは皆んな8月6日に亡くなった。
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木谷家 1935年頃 市内の写真館にて 後列左より正子、真一、三郎。前列左より直子、文子、俊夫。次女・直子さんだけが、まだご存命である。
posted by Mukai Kumotaro at 07:25| 日記