2018年09月11日

1996年春

「お前は自分を狭苦しく感じている。お前は脱出を夢見ている。それもいいだろう。だが蜃気楼に気をつけるがいい。脱出するというのなら、走るな、逃げるな。

むしろお前に与えられたこの狭小な土地を掘れ。お前は一切をそこに見出すだろう。虚栄は走る。愛は掘る。たとえお前がお前自身の外に逃げ出したとしても牢獄はついて回るだろう。

だがもしお前が中に留まって自身を掘り下げるならばお前の牢獄は天国へと突き抜けるだろう。」

そういえば1996年の春頃、『パニックエンジェル』というシリーズ物のVシネマに出演した。はじめての映像出演で、なんと狸穴善五郎とW主役。

わたくしたちの前に村松卓矢と大友透もW主役で撮影を終えていて。楽しそうに話してるのが面白かった。こちらは舞台が銀行であっちはバスだった。

初日に狸穴くんが大遅刻して雰囲気は殺伐として。滑り出しとしては良くなかった。撮影は毎日深夜に及んだけど若いのでそんなのへっちゃら。その後撮影は、好調に進んでクランクアップ。素人なりに張り切って精一杯頑張りました。

頭の弱い弟役で、まみちゃんが兄貴役。兄弟で次々と女性をレイプするという極悪非道な役。だけどそんなに酷くなくて結構笑える演出だった。

「俺たちゃ強姦ブラザーズ、ラブリラブリラブリ〜。愛してる〜」主題歌をスタジオで録音したなあ。
日記に書きつけている言葉とのギャップが関係あるようなないような。

この映画をステップに本編に打って出ようと目論んでいたイデ監督元気かな。そしてビデオはもうラクダカンにも残ってないかも。幻の主演作なのでした。

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同じ頃、狸穴善五郎主宰の“ライズーム”の旗揚げ公演が行われた。麿さんに「今回、むかいは男を上げたな。」と褒められ。お芝居はへなちょこな向雲太郎でしたが、本職の方ではメキメキと頭角を現してきていた。
posted by Mukai Kumotaro at 08:37| 日記