2018年09月29日

舞踏の未来?

限りなくゼロに近い日本の舞踏の需要。世界でいま一番舞踏の需要があるのはドイツなのかな。食べていけるようです。国の芸術への支援が手厚いというのもあると思います。

メキシコも盛んです。メキシコには日本に連れて帰りたいと思う素敵な舞踏ダンサーが沢山います。それも需要が多いからだろうな。

わたくしのワークショップはメキシコだと定員40人が大袈裟ではなくて1日で一杯になります。日本では定員20人がギリギリ当日まで集まらない。

メキシコの若い人たちは、「舞踏にこそ舞台芸術の未来がある。」と言わんばかりに反応をしてきます。けれど日本の若者は反応がほとんどない。知名度が低いからで、そもそも皆んな知らないのだから仕方がない。少し知っていても「あー、白塗りのー」で終わり。それは海外でも同じか。

石井満隆さん、カルロッタ池田さん、室伏鴻さんという海外へと渡って道を切り拓いた先達がいたからこそのいま。

そして満を持して大野一雄さんがフランスへ渡り大成功。一躍スターになって逆輸入。日本でも持て囃されたのが70歳だもんな。日本人は認めるのが遅すぎる。

誰かが良いと言わないと認められないのだろうな。まあ良いか。

そんな先達の勇気と苦労と努力とがあって、海外でも舞踏が盛んになって。メキシコでは大野慶人さんを招聘して、大駱駝艦を招聘し、笠井叡さんを招聘し、山海塾を招聘してと頑張ってフェスティバルを開催して盛り上げている人がいたりする。

日本でも70年代は舞踏フェスティバルなんてのが開かれていたようだけど、まだ土方さんと大野さんが生きていたりといまの状況とはだいぶん違う。社会状況もだいぶん違う。

1959年に日本で生まれた“舞踏”。当時は前衛的で先鋭的だった“舞踏”。いまは。。

だけど舞踏の未来なんて心配しなくたって彗星のように大スターがあらわれる。そんな気もする。

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いま見てたら北海道で舞踏フェスティバルをやってるんだな。知らなかった。なかなかちゃんとしたチラシ。助成:北海道文化財団だって。
posted by Mukai Kumotaro at 18:41| 日記