2019年01月25日

無用?

だいぶん前に、役に立たない木の話。無用の木。の話しを毎日新聞で読みました。

無用の用ですね。舞踏の得意技です。「大いなる無駄。」という師・麿赤兒の名言がありますが、無駄こそが人類の未来を光り輝かせるものです。

本当です。無駄こそ遊び。遊びこそ人類にとって最も大切なもののひとつ。

遊びは、意味とか目的がないから面白い。野球もサッカーもテニスも卓球も相撲も遊びです。勝つことを目的にしてしまうからおかしなことになって、不正や暴力なんてことが起こってしまう。

この遊び、余白、間をとるのが都会にいるとむずかしい。どうしても忙しくなってしまう。目的をつくって忙しくなってしまう。

人生の一番の贅沢は何もせずに無駄に過ごすこと。ツアーで一番贅沢なのも、どこにも出かけずにホテルの部屋でダラダラすることです。メキシコでも存分にダラダラしました。

いま、国語の授業で名作を読むような授業が減って、レポートとか何かを説明するようなものが増えているらしいです。

小説なんていう役に立たないものではなくて、世の中に役に立つ文章を書けるような人材を作りたいらしいです。国は。

特別支援学校でワークショップをしていると、この"世の中の役に立つ”ってどういうことだろう?と考えさせられる。社会の役に立たなければ生きている価値がない?

効率ばかりが求められて、無駄のないことがいいとされる社会。目的や意味がないことはダメなことだとされる常識が蔓延する世界。

パラリンピック効果で盛り上がってきているけれど、適当に利用されて感動ポルノのネタとして消費されるのではなく、このチャンスにしっかりと世界の常識や思い込み、決めつけを変えていかなければなりません。

人とは多様な生きもので自分と違う人ばかりなのだ。ということをわかって大きな心で許容する。

そういえば、「パラリンピックを先にやればいいのに。」という意見を聞きましたが、俺もそう思います。オリンピックで盛り上がって燃え尽きて、なんだかオマケみたいになってしまう。

盛り上げる効果もそっちのほうがありそう。しかしこのパラリンピックというものじたいが「変だなあ。」と思います。

いろんな人が一緒にいるのがこの世界であって、何かでわけることじたいが差別だと思います。

野球で「ストライク。」とか「ボール。」とかゼスチャーするのは昔、耳の聞こえない大リーガーがいたからだとか。それでいい。

子どもの頃に片腕の大リーガーをテレビで見た。その人は、ピッチャーで投げたあと器用にグローブをはめて打球をキャッチしてた。子ども心に「すげーなあ。」と感動してた。

耳の聞こえない人も片腕のない人も一緒に遊ぶ。それでいいのではないでしょうか。

そんなことを考えながら、この『ブログ?』も無目的に続けています。たまには目的のないことにうつつをぬかしても撥はあたらないでしょう。

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BRUTAS『危険な読書』で紹介されてた本。他にも面白そうな本がたくさん紹介されてた。
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 07:13| ブログ?