2018年10月06日

からだ?

「教科書に書いてあることを、決して信じるな。」by 本庶佑(2018年ノーベル医学生理学賞受賞)

まずは“疑う”というところからはじまる舞踏のワークショップで、そこまで全否定したらうごけなくなってしまうのではないですか?と問われて考えるのですが、やはり「からだがあればいいんだよ。」にいき着きます。からだをうごかすという、ひとつの答え。からだをうごかして何かをやる。というひとつの真理。

では、からだとは何か?

骨があって筋肉があって血管があって内臓があって皮膚に包まれたもの。はい。そう習いました。でもそれはカラダの構造の話であって、カラダのことを言いあらわしているのではありません。

からだとは何か?

腕が二本で足が二本あって、肩があって頭がのってるもの。それもカラダのカタチの特徴を言いあらわしているだけで、カラダそのもののことを言いあらわしているのではありません。

本当か?からだとは本当にそんなものなのか?

ここで、問題をひとつ。何故、人のカラダにはふたつある器官が多いのか?

閑話休題、からだとは何か?

魂の乗る自動車みたいなもの?アムロの乗るガンダムみたいなもの?

キムさんがいつもワークショップで「からだは空だ。」と言ってました。駄洒落ではなく本当の話しです。

師・麿赤兒は、カラダは外にあるのだという。意味がわからない。

色即是空 空即是色

だ。と。余計に訳がわからない。でも大真面目に師は言うのです。

想像してみましょう。自分の回りが実体である。カラダの外側に実体がある。カラダの中身は空っぽなのだ。と。

舞踏では、最初に徹底的にカラダの中を空っぽにします。入念にカラダとアタマも空っぽにします。本来のかたちにチューニングしてあげる。からだとあたまをリフレッシュ、揺さぶって空っぽにして綺麗にする。からだとあたまの断捨離。

地球とは巨大なカラダみたいなものですが、いま台風が多いのは地球が人間でいうと風邪を治そうとしてるらしいです。

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色即是空、空即是色。色とはかたちのこと。かたち即ち、空っぽなり。空っぽ即ち、かたちなり。illustration by Kumotaro Mukai.
posted by Mukai Kumotaro at 19:11| 日記