2018年11月05日

さて

昨日は、朝から明かりづくりでした。同時に音のチェックもするのでたいへんです。目が回ります。

ナレーションに合わせてうごきもチェック。しかしスペイン語なので、いまなんと言っているのかわからないからこれもたいへんです。

踊りのほうは長い時間をかけて創ってきているので安心。あと入りの隆夫さんの演出も同時につけていきます。遊び心に満ち溢れ、存在感抜群の肉体を持っているのですぐに決まります。よし。

初演の時に師匠の麿赤兒から頂いた、幾つかのアイデアを現実化させます。

客入れでカーテンの向こうで本を読む少女”しず”。そこに不気味に近づく黒い影”隆夫”。真っ白な太陽を横切ってカーテンの中にゆっくりと忍び込んでいく黒い影。

初演の時はここで暗転にしたのですが、麿さんに「あれは勿体ない。あそこからの展開が観たいんだよ。」との感想をもらったのでそのあとを創ります。

忍び寄る影に気づく少女。ゆっくりと椅子から立ち上がり後ろへと下がっていく。ゆっくりと近づく影。逃げる少女。でも興味もある。「なんなんだろう?」すこうし近ずいてみる。「逃げないと危ないぞ。」

あとは、エンディングです。

原爆”リトルボーイ”の模型を斎藤英治に作ってもらったのですが、初演ではマッドサイエンティストと木谷真一でラグビーみたくキャッチボールをしたりしていました。

後日、大駱駝艦の事務所に行って色々な感想やダメ出しを聞いたのですが麿さんに「あれ、お前観客に渡したらいいんじゃねえか。」と言われてなるほど!

原爆を渡された観客は、困ってしまいます。人類の未来を手渡されたようなものですから。模型ですが単純にそんなもの渡されても困ります。持ってるしかない。のか。誰かにまた手渡してしまえばいいのかもしれない。

本当か?本当にそうなのか?人類が創りだしてしまった怪物”核兵器”。それが爆発したら皆んな死んでしまうんですよ。

なのに「核の抑止力なんです。」とか言ってる馬鹿な宰相もいますが、矛盾に満ちた人間というものの姿の象徴だと言っても過言ではないと思います。

それはさておき。。ん?おいといていいのか?まあいいか。死ぬ時は死ぬんだし。仕方ない。

今日は、朝から新しく参加してもらうスタッフへの申し送りをして、オープニングとエンディングをあたったあと通し稽古です。

そして、18時から本番一発目。いかが相成りますか。乞うご期待。仕上げを御覧じろ。です。

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ダンサー紹介。エスパル・タカス・マルチネス・カルデナス。通称”タコ”。俳優で舞踏家。横尾咲子さんの旦那さんで3人の子どものパパです。
posted by Mukai Kumotaro at 06:06| 日記