2018年11月29日

WSスリル

さて、昨日はまつもと芸術館にてワークショップ・”WS”でした。皆さん、俳優を志している方々で日本全国から集まっているとか。

自分のWSは、だいたい3時間なので4時間も大丈夫なのか?と不安がよぎりましたが大丈夫でした。熱心さと集中力で4時間ノンストップであっという間でした。

若い頃は最初から最後まで綿密にカリキュラムを決めて、リハーサルを繰り返して本番前はリアルタイムのリハをやり、直前までイメージトレーニングをしていました。

それだけ用意周到に準備しても、WS生の面子によって変化してくるし、場の雰囲気や自然な流れでどんどん変化するのがWSというもの。時間が伸びたり縮んだりを繰り返します。

強引に自分の思う方向に誘導したり、やりたいことをねじ込んだりしますが見ててなんだか面白くなかったり。

ではと、決めずに臨んで背筋が寒くなるぐらいに展開が沈滞することもあった。つまらない感じになってしまうことも。

無理やり盛り上げるけれどなんだかなあ。という展開で尻すぼみで終わるなんてことも昔はあったのか。それはないか。

ここ二、三年かな。あまり決めなくなったのは。ガチガチに決めるとつまらないしスリリングさに欠けてしまう。

今回は一番決めずに臨みました。しかしいい感じで終えることができた。20年以上の経験のなせる技なんだな。最初に現場に行った時に雰囲気を観て、そのあと対話で和ごましていく。

特別養護学校や施設でのWSを経過したことも大きいのだと思う。 あとは、森下スタジオで開催した時に車椅子の全身麻痺の方が来たという経験も大きい。

考えてきていたすべてのカリキュラムが通用しなかった。

あたまが真っ白になって思考停止。しかしなんとかしなければと出来る限りのことを無我夢中でやって。

そういえばあの時は、らくだの元合宿生でヨーロッパにて活動中の、わたなべういこちゃんがいてくれて助かった。

結局、WSはもの凄く盛り上がってわたくしの経験の中でもベスト3に入るぐらいの面白い出来でした。終盤に車椅子の女性が「おもしろいー。」と声を絞り出してたのが嬉しかった。

あの時、こんにゃく座の座付ピアニストの服部真理子姉さんも参加してくれて。よほど楽しかったのか真理子姉さんは、打ち上げで見たこともないぐらいに、べろべろに酔っ払ってました。

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メキシコWS、集合写真。メキシコでは募集定員が一瞬で一杯になる。
posted by Mukai Kumotaro at 08:46| 日記