2018年12月05日

アイデア

1997年6月8日 客出し、スライ&ファミリーストーン『ケ・セラセラ』

2001年に発表して成功した『2001年壺中の旅』のアイデアが書きつけてあった。認めたのは麿さんで、大ヒットさせたのは新船さんなのだが。

自分で幾ら売り込もうとしてもダメなんだ。この、自分とは違う人が認めてヒットさせるという図式が肝要。まずはレパートリーをつくり、そして売り込む。

独立してからもレパートリーは結構あるのだが。

独立してすぐのソロ『アホとロマンの皮袋』白塗りとの決着という気概を込めて舞台で白塗りして舞台上で白塗りを落とした。エスパルに差しあげた”ガイコツダンス”は、ここで生まれた。

森下スタジオで作品の発表をしようと思ったけれどワークインプログレス的なものしかダメです。と言われて、ではとその名も『ワークインプログレス』と題して公演。

何か作品があってそのためにワークインプログレスをやるというのが一般的なのだが、その常識に挑戦。そのコンセプトに従って連日、観客の意見・感想を取り入れて内容を更新し続けた。

ハイウッドの高樹プロデューサーが忙しいのに毎日観に来てびっくり。聞いたら「だって面白いんだもん。」だって。この作品はどこかでまたやりたいなあ。ワークショップでやると面白いと思う。けっして完成しない発表会。

苦しんだだけあってコンセプト的にもしっかりしている。人生とは誕生という始まりがあって、死という終わりがあるもの。ではない。その途中、過程をどれだけ楽しんで生きるかが問われるのであって、それが目的だと言っても過言ではないのだと思います。Life in progress.

『舞踏?』これもよくできたソロ作品だった。伊丹のアイホールでの再演が決まりそうだったけど関西アーツサポートの助成金が下りずに断念。一応延期としているが自主公演は勢いが肝心。どこか他で買ってくれないかな。

『遊機体』壺中天時代の作品の再演。これは完全にやりきったな。ちなみに、この時に背負った借金でいまだに苦しんでいます。

そして『ふたつの太陽』。独立してから再演できたのは『ふたつの太陽』だけか。残念だが仕方がない。力不足です。だがこれから投資した初演の資金を必ず回収していくぞ。

『春の祭典』前編無音の問題作。再演するなら直したいところが沢山ある。そう再演とは作品を見つめ直すチャンスでもあるのです。ふたつの太陽も作品としてとても成長しました。成熟と言ってもいいのかもしれない。

『舞踏?プレゼンテーション・ショウ』これはかたちをかえて来年に城崎でやります。なんとか赤字にならないようにしないと。関西アーツサポートにもう一度申し込んでみるか。けれど電話の対応がもの凄く嫌な感じだったからなあ。

連絡しますと書いてあった期限を過ぎてもいっこうに連絡がない。手付金をアイホールに払い込む期限が迫っているので、電話したら「はい、はい、あー落ちてますね、はいはい」ガチャン!みたいな。腹が立ったなあ。頭にきた。まあいいか。

『改題・ぴちがい裁判』これはもっともっと面白くなる作品です。アイデアも沢山あるのだが。再演したいなあ。メキシコでやりたいな。同時通訳で、メキシコ市劇場の小ホールで。音楽監督を築山建一郎に頼んで、舞台美術を束芋さんに頼みたい。いや頼みます。

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床の間の椿が咲いた。椿は散り際がいさぎいいんだよな。
posted by Mukai Kumotaro at 11:21| 日記