2018年12月23日

さて。そろそろ年末。忘年会の季節ですね。大駱駝艦では、年末に皆んなで大掃除をして次の日に大忘年会です。

百人以上の人が集まってまずは餅つき。忘年会で餅つきをするところは結構あるようです。

ダンサーは一人ずつ挨拶して裸になってつきます。顔見世興行のような側面もあるので若いダンサーは顔を売るチャンスです。餅つきは長くいるダンサーのほうが上手いです。

一番上手なのは麿さんです。状況劇場の頃から入れると40年以上ついてるのか。杵を「くるっ。」と回したりして格好いいんだよな。ものすごい早くついたりとかバリエーションもある。

大駱駝艦メンバーのあとはスタッフがついて、そのあとお客さんを司会が紹介しながら進行します。そう。らくだの忘年会は司会がおります。俺も昔、やらされそうになって全力で断りました。

その場でついたお餅を丸もちにして、お雑煮やぜんざいやきな粉もちにしたりします。搗き立てだから本当に美味い。あと大根おろしのやつも美味かったなあ。いつもここでもらったお餅を二つ重ねて鏡餅にしてた。

さて、餅つきが終わったらいよいよ、恒例の紅白歌合戦が始まります。賞金がかかっているので皆んな目の色が違います。大賞は何万ももらえたりするので真剣です。

現役の頃は、毎年この歌合戦が嫌だった。「なぜ舞踏家なのに歌を歌わなければいけないのか?歌を歌うプロがいるのだからその人たちに任せて俺らは踊りを踊ってればいいのに。」いつも思ってた。

でも板橋の頃とか吉祥寺の初期は弾き語りとか工夫を凝らして面白かった。けれど、カラオケを誰かが使いはじめてつまらなくなったと思う。

舞踏家は歌が好きな人が結構いて、そもそも歌合戦みたいなのをはじめたのは土方さんだったと大鯨艦艦長、宮内さんが言ってた。麿さんの兄貴分・石井満隆さんも歌が大好きでソロ公演のあとリサイタルになったりしてた。

そもそも麿さんが歌が好きでギターを琵琶みたく縦に使っての「諸行無常の虫の声〜〜。」は、もうお金を取れるレベルです。当たり前か。舞台で歌もよく歌ってるもんな。

そうやって考えると、俺も鉄割でよく歌は歌わされています。お金を頂いて。

裏芸としての歌。それも修業のうちなのだ。わかります。けど嫌だったなあ。しかし死にものぐるいで練習して歌詞を覚えてやっていた。

大賞も取ったりしたな。麿赤兒賞なんてのももらった。年末のボーナスとしてとても嬉しかった思い出です。

メキシコのドーニャルルーのお店で歌を歌うように無茶振りされて、仕方なくボブマーリー&ウェイラーズの"One love"を熱唱する舞踏家、向雲太郎51歳。
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 09:58| 日記