2019年01月06日

new moon

新月です。新月は新しいことをはじめるのに良い日。とういうことで3月森下スタジオ"Spring Butoh? Camp"のチラシのデザインをはじめました。

助成金もない自主企画で予算が少ないので、わたくしがデザインします。デザインはもうやらないと大阪を出てきたのに「田井中さん、ごめんなさい。」

昔とった杵柄、なんとか格好をつけますが、一線を超えるのがなかなか難しい。プロの仕事を見てると惚れ惚れとする。何が違うのだろう?デザインはセンスがすべての世界、いまはアマチュアなので最前線の研ぎ澄まされた感覚が鈍いのか。

デザインはいわば外側です。内容が大切ですが「伝えたい。」という気持ちが強すぎると文字が多くなって説明的過ぎて手に取る気をなくしてしまいます。内容があってのデザインだけど、内容に沿い過ぎずにコンセプトをひと目でわからせることが肝要。

デザインを依頼するときは、最初にデータを渡さなければいけないので内容はその時までに決まっていないといけない。これが結構難しい。

変更はデザイナーの手を煩わせるのでないほうがベスト。だけど変えたくなることが出てくる。その都度、謝って変更してもらう。

その点、自分の企画でのデザインだとチラシを作りながら内容も考えられるので良いのです。デザインを進めることによって作品や企画の内容も進んでいく。

壺中天公演の時にデザインはしょっちゅうやっていましたが、自分の公演の時は力が入ります。デザインしながら発見や閃きがあったり、出演者の名前を見ながらアイデアを巡らしたり。キャッチコピーを考えながらイメージをふくらませたり。

独立してからは、新しい出会いを求めて外注していました。それでも半分ぐらいは自分でやったのか。

はじめての外注は『舞踏?』の時でデザイナーは坂本モッツ、写真が木伸俊。2バージョン作って贅沢だった。評判はいろいろだった。

『遊機体』のときは色々ともめて大変だったなあ。デザインでもめてお金でも、もめて。何だったんだろうか一体全体?

『ふたつの太陽』は、東學さん。維新派のデザイナーを永く勤め、大駱駝艦の本公演のデザインもやっている大デザイナーに依頼。思ってたのとは違う感じになったけれど評判は良かった。

ちなみに東さんは、禅問答のフィクサーで絵は誰がどう見てもとても上手。

高校生の時の卒制がニューヨークメトロポリタンにパーマネントコレクションされてる。お兄さんは、京都の有名なヒッピーで行方知れず、お父さんは京都の扇絵師というサラブレッド。

容姿は小太りで松田君の大好物ですが、絵を描くその姿は優雅で刷毛を持ってうごく姿はまるで舞っているよう。絵を描くためのうごきで嘘がない、自然な仕草で格好いいのです。東さんは作務衣ではなくて袈裟のほうが似合うと思う。

俺の演出だったらそうするのにな。

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プロフェッショナルさんたちの素敵な仕事を眺めながら刺激を受ける。
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 15:46| 日記