2019年02月07日

アートマン

昨日は、売布神社駅の”シネピピア”へと映画を観にいきました。

シネピピアは、単舘文芸系の映画を上映する素敵なミニシアターです。

仕事柄、映画を観るのも勉強です。こころをうごかされ、色々なことを思います。

観たのは『ガンジスに還る』で、インドのお話です。

ある日、夢をみた父親は死期を悟り、聖なる地バラナシへいくことを宣言する。

「夢は心の目である。」

サラリーマンの息子は、反対するが父の決意は固いので同行する。

二人は、バラナシ・ガンジス川のほとりにある“終焉の家”に滞在する。

13日間だけ滞在することができて、そのあいだに解脱しなければ出ていかなければならないのが決まり。

なのに、20年近くもそこに住んでいる女性と知り合ったり。不思議な時間の流れかたをしていく。

映画館の暗闇で何度も、こっそりともらい泣きして恥ずかしい。

お釈迦さまを生んだインド。生と死が並列にあるインド。人類最古のものと最新のものが混在するインド。

10年ぐらい前に行ったけれど、メチャメチャの混沌でまさにカレーそのものだった。

そのときに思ったのは、人間というのは宗教というものが必要なのだな。ということ。

インドには、3億の神がいると言われているのでそこかしこに神の存在を感じる。日本は800万なのでだいぶん少ない。

知り合った女性が先に亡くなるが、ヒンドゥー教では死ぬと名前がなくなって霊魂“アートマン”になるのだという。

亡くなると高いお金で戒名を買わされる日本とは、えらい違いだと思う。

最近、父と母が半分棺桶に足をかけているような塩梅ですので、死ということをよく考えます。

死んだらどうなるのか?

誰にもわからないし死とは、恐れたり悲しんだりするものではなくてひょっとしたら映画の中のように、皆んなでお祝いするようなことなのかもしれない。

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以外に若い監督。バラナシの風景が懐かしかった。
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 15:47| ブログ?