今日で『ブログ?』は、やめます。
さて、一昨日は城崎国際アートセンターで打ち合わせでした。レジデンスの下見も兼ねていたので、一泊させてもらいました。
急に行ったのに対応してくれて吉田君、ありがとう。
左、プログラムディレクター:吉田雄一郎さん。真ん中、館長兼広報・マーケティングディレクター:田口幹也さん。はじめて会った気がしなかった。
城崎、最高だったなあ。新長田、パツクアロに続きまた住みたい町ができました。
ここ城崎温泉は、志賀直哉の小説に出てくる観光名所です。1925年(大正14年)の北但馬地震で町は全焼したのだそうです。
そのあと、当時流行りはじめていたコンクリートの建物ではなく、「昔ながらの木造にこだわり三階までの建物にしよう。」と町ぐるみで決めたそうです。
だから町並みに統一感があって、風情があるのか。
一軒一軒の旅館の集まりと分けて考えるのではなくて、城崎温泉というひとつの大きな旅館なのだ。と考えて町をブランド化したとか。素晴らしい。
夜に歩いたのですが、着物を着た若い男女が仲よさそうに歩いていて限りなくロマンチックでした。
下駄の音が「カランコロン」と至るところから聞こえ、とんでもなく雰囲気を盛り上げます。温泉街の雰囲気を否応なく盛り上げます。
そんな温泉街の、いちばん果てに城崎国際アートセンターはあります。もともとは会議場だったとか。
むかし、温泉といえばおじさんが遊びに行くところ。芸者さんを呼んだりして飲んだくれて。
女房への言い訳として遊びではなくて会議をしに行く。という名目をつくるために会議場をつくったのだとか。
しかし、そんな理由でつくった施設がうまくまわるわけがなく、すぐに立ちいかなくなって城崎が押し付けられるかっこうになり。
この巨大な施設をどうつかうか?10年ぐらいは放ったらかしで、でも維持費はどんどんかさんで。
「そうだ、アートセンターにしよう。」
豊岡市の市長さんが飛行機に乗っているときに思いついた。市長のあたまが柔らかいんだな。
そうして平田オリザさんやJCDNの佐東範一さんに相談したそうです。
それにしても豊岡市の観光ポスターとかいちいち洒落ていてセンスがいい。いいデザイナーが入ってる。
ここに11月は、11日間います。合宿は大好きなのでいまから楽しみです。
今日で『ブログ?』をやめるというのは冗談ですが、エイプリルフールに新元号発表って何かの冗談のつもりか?