2019年05月14日

金沢2

大阪から一路金沢へ。

東京からは、新幹線で3時間で行けるのだとか。大阪からは、まだ新幹線が走っていないので特急『サンダーバード号』で向かいます。

ゴチャゴチャとした灰色のつまらない街並みが、京都を過ぎたあたりから変化してきます。

高い建物がだんだんと、なくなってきて何度もトンネルを抜けるたびに、どんどん景色が緑豊かになってきます。

途中、琵琶湖を通ります。

近畿の水瓶、琵琶湖は一番深いところで水深が100メートルあるのだとか。

琵琶湖の湖畔は、とても美しい田園風景が広がりのどかでした。

 滋賀は、20歳の頃に働いていたデザイン事務所の社長、田井中さんの故郷ですがこんなところで生まれ育ったのだな。

広大な琵琶湖は知らなかったら海だと思いそう。遥か向こうに対岸が霞んで見えていました。

福井に入ると緑溢れる完全なる田園です。山と田んぼと畑が少し。良いところです。後輩、若羽幸平が生まれ育ったところ。

しかし、福井の駅前は開発されててしょうもない灰色のコンクリートジャングルが広がっていました。

自然の広がる素敵なところには人がほとんど住んでいなくて、無機質なゴチャゴチャしたところにギュウギュウ詰めで住もうとする人間の不思議。

インターネットや流通が行き渡っている現代。混雑しているところにわざわざ住まなくても実はいいのです。

福井駅を出るとたちまち広大な風景が広がって、気持ちも大きく豊かになります。

芦原温泉を越えて、加賀温泉を出ますと終点の金沢で流石は加賀百万石、立派な歴史ある街並みです。

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京都と似ているけれどもう少し観光地化されていない感じ。Photo by kenoney.

個展会場の糀屋さんは、180年の歴史があるのだとか。その趣ある空間の中に梶川芳明さんの作品群が上品に並べられていました。

芳明さんの作品は、下地の上に銅版画を刷り重ねてその上に落款という印鑑を押したものです。

落款がえらく目立っているなあ。と思っていたら主役はその落款なのだとか。なるほど。

常識的に考えると落款は制作の最後に締めとして押すもの。脇役です。

それを主役に持ってくる発想が“何ぞ必ずしも”という「必ずという絶対的なことはないのだ。」と常識を疑う精神が宿っている気がしました。

歳が同じぐらいでお互いまだまだこれからな世界の中で蠢いている感じですが「頑張りましょう。」

と、勝手に親近感を持ちました。

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高木糀商店さん、外観。典型的な小町屋の様式をとどめていて、金沢市の指定保存建造物だとか。途中でトイレをお借りしたのですが、ほのかに糀の匂いがしていて現役でつかわれているのだと実感しました。
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 07:23| ブログ?