2019年06月05日

深層心理

「SNSの世界とは、人の深層心理の世界なのだと思うんです。」by Haruki Murakami.

村上春樹さんのファンです。若い頃は“僕”という一人称が苦手だったのですが、一度最後まで読んだら面白くてびっくり。

アンチ村上春樹というように毛嫌いする人が多いけれど、最後まで読んだことがないのでは?と思ったり。

30歳でデビューしてそれから40年間、切れ目なくベストセラーを出し続ける。

朝早く起きて朝飯前に執筆を終わらしてその後は、走ったり泳いだり読書したり空想を巡らせたりとからだと心を遊ばせ続ける。

そんな爽やかな作家活動で、あんなに不思議な物語りが紡げるものなのか。人が死ぬのはしょっちゅうだし、怖ろしい殺し屋が出てきたりして相当なハードボイルド。

なのだけど、摩訶不思議な不思議なまるで夢のようなファンタジーでもある。

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海外でのほうが評価されている。Photo by Florent Dabadie.

そんなノーベル賞候補作家の村上さんが言うように、SNSと人間の深層心理というものは得体の知れなさでは似ているのかと思ったり。

人の深層心理で構成されるSNSの世界とは、どういうものなのか?

命なんて1ミリの価値もない、欲望にまみれ嘘と偽りに満ち満ちた世界。

ありとあらゆる物と事が、蜘蛛の巣のように乱れ飛ぶ世界。そこは人を自殺させ、連続殺人犯と知り合う可能性を秘める。

テレビは視覚的に世界と繋がる一方通行の世界だが、SNSはイメージで世界と繋がってリアルに人と出会えたりするインタラクティブ・双方向な世界。

見たいもの、求めているものと繋がれる。それは素晴らしいことだが、落とし穴であったりもする。

インドに行ったら何でもあるので「あなたの見たいものが見えます。」そう言われて行ったら、最初にお金ばかり見えてうんざりした。

開き直って楽しむ方向にシフトチェンジできれば良いのだが。世界と繋がる時に謙虚になるのか傲慢になるのかの差は大きい。

便利だけど安易で、簡単なようで奥がとても深い。本当と嘘の区別が難しくて出会い頭もあったりしてショックを受けたり。

面倒くさいのだけど、やり始めると面白くてどんどん抜けられなくなっていく。

人類を魅了するSNSという新しい世界。

ちなみに現在、SNSは『LINE』しかやっていません。LINEは連絡ツールに特化してるのがいいのです。

他は、なんというか会員限定というのが好きではないです。会員になったらこんな楽しいことがありますよ。

新しい人との出会いがあって、旧友との再会があったり。芸能人のフォロワーになって私生活の写真を見れたりしますよ・・・

一番の魅力は自分の生活の自慢ができること。こんなに美味しいものを食べてます。こんなに素敵なところにいます。楽しいことばっかりです。

「いいね。いいね。」

それって本当か?

人はしんどい時や苦しい時もある。そんな弱い部分も見せたりして、それを励ます投稿や本音のやりとりも一方にはあるのか・・・

そうやって考えるとSNSってのも結局は、その人自身の内容や中身がないと魅力がないのかもしれません。

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村上春樹さん(70)京都出身なのだな。はじめて知った。Photograph: Nobuyoshi Araki.
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 05:41| ブログ?