2019年07月02日

コチュウからウチュウへ

第二作目、『ダラーの宇宙』

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宣材用イメージ写真。

オープニング:『お急ぎ下さい、時間です』

暗転。と鳴り響くサイレン、明転すると走っている四人の男たちの姿が浮かび上がってくる。男たちは遅刻しそうな宇宙飛行士であります。

オープニングの男たちの走る群舞は、我ながらなかなかいい群舞だと思います。走る姿というのは見応えがあるもの。

そして踊ろうとするのではなくて、全力疾走している姿という嘘のない肉体は説得力を持つのです。

と、そこからフォーメーションを変えながらジェット噴射で飛んだり馬に乗ったり、車に乗ったり様々な手段で先を急ぎます。

ラストはスローで走る鬼の形相の四人。と暗転、ロケットの発射音からの音楽。スライド。スライドを使うほどの転換でもないのに前作を踏襲してまずは反省。

しかしここは、スライドを手持ちにして時間を長くして見せ場にするように改良します。スライドショーの如く色々なところに照射して見せよう。

と明転したらそこは月面、ウサギが寝ている。

これは田村一行の当たり役で再演も一行に頼まねば。大野慶人さんへのオマージュも込めたシーン。

ウサギの耳をつけた可愛い一行の独壇場です。

と、そこにスペースシャトルが飛んできて先ほどの宇宙飛行士たちがやってくる。

スペースシャトルから一人ずつ現れるのは麿さんの演出ですが、全員が汗だくなので「シャトルの中、どんだけ暑いねん。」音響の故・関克郎さんに笑われてました。

確かに全力疾走した後なので如何ともしがたい。それぞれが自作したヘルメットも白く曇って中が見えなかった。まあいいか。

一行ウサギと四人の儀式のような群舞から、餅つきになって盛り上がって四人はウサギを捕まえてシャトルに戻って去っていきます。

はじめて作曲してもらったミシガン大学音楽教授、エリック・サントスの音楽がシーンを盛り上げてくれます。

そこからクロスで向雲太郎のソロに入ります。

ハゲのアリスです。原爆で髪の毛が抜けてしまって気も狂ってしまった。

このソロでは、引越しの時に麿さんに頂いた脳みそのオブジェを使いました。総見では直接持っていたのを麿さんの演出で透明の板の上に乗せて踊った。

このソロもなかなか良かった。脳無しのソロ。

脳がないのにうごけるのか?とか面白い問題もありながらまだまだ突っ込める踊りかもしれない。

と時間機械男、村松卓矢登場。創作時にずーっとここで止まってた。この辺りから脱線して迷宮へと迷い込んでいきます。

村松の椅子と格闘する力技のソロがあって盛り上がって拍手が起こったり。

そこへ一行ウサギを連れて四人がやってきて、この時間機械男とウサギを合体させる。

そして皆んなで時間旅行の旅に出る。ここの群舞は俺が機能不全に陥っているあいだに勝手にできてました。

「すみません。」

村松曰く「こんなに間抜けな曲は初めて聞いた。」というオーディオアクティブの音楽に乗って踊ります。と到着。

そこは女主人、松田篤史と召使い、田村賢二がいる月光のきらめく庭園。四人は幻想の中をさまよいアリアにのって知恵の実“バナナ”を食べる。

それから女主人に連れられて、全員で何処かへと向かって行進するのだった。いったい何処へ?

行進を止めようとするハゲのアリス。気が完全に狂って取り乱している。右往左往して走り回って皆んなを必死で止めるが止まらない行進。

「行くなー!」

行進する人々。

エリックの音楽で暗転。

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エンディングシーン“マゴットブレイン” 
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 08:36| ブログ?